大人気!スノーピーク「リトルランプ ノクターン」のご紹介
「おしゃれキャンプしたいけど、スノーピークは値段が…」そんな風に思っていませんか?「リトルランプ ノクターン」は、スノーピーク製品にしては手ごろなガスランタンです。揺らめく炎が、キャンプの夜を情緒的に演出してくれるノクターン。その魅力を、使い方も含めてご紹介します。
重要なお知らせ:スマホで見ていてインスタ写真が表示されない場合は、こちらをクリックしてください⭐️
スノーピーク ノクターンとは?
View this post on Instagram
キャンパーに大人気のノクターン。スノーピーク製品にしては手ごろな価格だし、なんとなく欲しい…でも実は、どうしてそんなに人気なのか知らないという方も多いのではないでしょうか。そんな方のために、キャンパーの憧れ「スノーピーク」とはどんなブランドか、「ノクターン」とは何か、というところからご説明します。
スノーピークとは
スノーピークの創業は1958年。日本人クライマーである山井幸雄が起業し、当初は、登山用品のブランドとして始まりました。その後、1980年代からキャンプ用品の製造を始めたスノーピークは、現在、世界に名の知れた日本を代表するキャンプ用品ブランドにまで成長しています。スノーピークは、金属加工技術で有名な燕三条に自社工場を持ち、その製品は丈夫で高品質。派手な色柄は用いず、シンプルな機能美を追求したスノーピーク製品には、日本のみならず海外にも多くのファンがいます。
ノクターンとは
正式名称は「リトルランプ ノクターン」。スノーピークのキャンドル風ガスランタンです。2015年の生産開始直後から大変な人気で、正規販売店では売り切れが続出。入手困難なことから、一時ネット上ではプレミア価格で売買されていました。現在は通常モデルなら定価で入手できるまでに在庫が安定しましたが、2016年から毎年発売されている限定モデルなどは、発売開始から瞬く間に完売してしまいます。スノーピークファンだけでなく、キャンパーに大人気のテーブルランプです。
スノーピーク ノクターンの特徴
View this post on Instagram
スノーピークのリトルランプ ノクターンがここまで人気の理由は何でしょうか。デザインや明るさなど、ノクターンの特徴からその理由を考えていきます。
デザイン
リトルランプ ノクターンの魅力の1つは、無駄のない、洗練されたデザインです。見た目は、ガスの器具栓と炎調整用のツマミの付いた銀色の本体の上に、細い円柱形のグローブがのっているだけ。透明なガラス製のグローブ下部には、白文字で小さくスノーピークのロゴが入っていますが、飾りや色味は全くない、至ってシンプルなデザインです。しかし、グローブの下部から着火できるよう本体が斜めにカットされているところなど、いかにも機能美を追求するスノーピークらしいこだわりを感じます。
ろうそくのような炎・明るさ
リトルランプ ノクターンは小型ランタンなので、これ1つだけでキャンプの夜を十分まかなえるという明るさではありません。手元を照らす程度の小さな明かりです。しかし、ノクターン最大の魅力は、その炎にあります。グローブの中でゆらめく小さな炎は、まるでろうそくの灯のよう。テーブルの上を柔らかく照らして、キャンプの夜をおしゃれに演出してくれます。子供たちが寝静まってから、ゆっくり楽しむ大人の時間にぴったりです。
ただし、着火口をグローブ下部に開けている構造上、強風時には風で炎が消えてしまうことがあります。開口部を風下に向けたり、ウィンドスクリーンを使用したりするなどの工夫は必要でしょう。
燃焼時間
リトルランプ ノクターンは、少ない燃料で長時間使用できます。使用するガスの種類によらず、ノクターンのガス消費量は1時間当たりわずか7グラムです。したがって燃焼時間は、110Gカートリッジ使用時で約15時間、250Gカートリッジでは約35時間、500Gカートリッジならなんと約71時間!2泊3日程度のキャンプなら、110G缶1つで十分でょう。ただし、ガスの残量が少なくなってカートリッジ内の圧力が下がると、炎が小さくなる傾向があります。
スノーピークのガスカートリッジにはシルバー缶のギガパワーイソとゴールド缶のギガパワープロイソがありますが、ノクターンの使用にはギガパワープロイソ(ゴールド缶)がメーカー推奨です。ギガパワーイソ(シルバー缶)でも使えますが、炎が小さくなります。
サイズ
View this post on Instagram
リトルランプ ノクターンはとっても軽くて小さいので、キャンプに限らず、登山などでも使用できます。重さは102グラム、大きさは4.2×4×10.5(h)センチメートルと超小型。同種のキャンドル風ガスランタンであるコールマンのルミエールランタンは210グラムでφ7.3×6×18.3(h)センチメートルなので、比較すると約半分程度の小ささです。ノクターンの使用は250G缶でも500G缶でも可能ですが、大きさのバランスを考えると110G缶の使用が最も見栄えが良いでしょう。
収納
リトルランプ ノクターンのグローブはガラス製ですが、プラスチックの収納ケースが付属しているので、持ち運びは安心です。落としたり、激しい衝撃を加えたりしなければ、まず割れることはないでしょう。収納ケースはスクエア型で、本体の器具栓つまみを折りたたんで収納します。
価格
リトルランプ ノクターンの定価は3,500円(税別)。同種のコールマン ルミエールランタンの定価が4,780円(税別)であることを考えれば、比較的手ごろな価格です。また、スノーピークが販売している他の小型ランタンの価格は、「ギガパワーランタン天オート」が7,500円(税別)、「ほおずき」が9,800円(税別)。スノーピークのランタンが欲しいけど、価格がちょっと…という方には、ちょうどよいアイテムではないでしょうか。
その他のランタンとの比較
View this post on Instagram
リトルランプ ノクターンは、キャンドルのように炎が出るガスランタンです。他のランタンとどこが違うのか比較します。
ガスランタン
通常のガスランタンは、炎が出ません。燃料は同じですが、燃料そのものに火をつけるのではなく、グローブ内に設置したマントルを熱して発光するものです。キャンドル式よりずっと明るいですが、着火前にマントルを取り付けて空焼きし、炭化する必要があります。炭化したマントルはもろく、うっかり振動を与えると崩れ落ちて初めからやり直し…。またマントルは消耗品なので、切らさないようにしておかなければなりません。
ガソリンランタン
ガソリンランタンはガスランタンより周囲の温度に影響を受けにくく、安定した明るさを保てます。しかしガソリンランタンの場合、可燃性の燃料を持ち運び、ランタン本体に移さなくてはならないので、安全面に注意が必要です。また、着火前にポンピングと呼ばれるガソリンの加圧作業が必要で、慣れないうちはなかなか点火できないのも難点。マントルの手間があるのは、前述のガスランタンと同じです。
LEDランタン
LEDは電池・電気式なので最も扱いやすく、安全面の心配もありません。明るさはさまざまですが、明るいものは多くの電気を消費するので電池が何個も必要だったり、電源が必要な場合があります。
スノーピーク ノクターンの使い方
引用:スノーピーク
ここからはリトルランプ ノクターンの使い方と、注意事項について解説していきます。正しく使って、キャンプの夜をスムーズに盛り上げましょう。
ガスカートリッジのセット
ガスカートリッジ取り付け前に、ノクターン本体の器具栓つまみを時計回りに回して、完全にしまっていることを確認してください。本体とガスカートリッジは垂直に立て、下から見て時計回りの方向にねじ込めば取付完了。微妙なガス漏れを防ぐため、自然に止まるより、ややきつめに締めましょう。
着火方法
あらかじめライターなど火種を点火して、グローブ下の着火口に近づけます。ノクターン本体の器具栓つまみを反時計回りにゆっくり回して、着火させます。グローブの下にある調整ダイヤルを回すことで、炎の大きさを調整できます。
消火
器具栓つまみを時計回りに回して消化します。消化直後はガラスのグローブが高温になっているので、冷ましてから収納してください。
まとめ
View this post on Instagram
スノーピークの人気ガスランタン「リトルランプ ノクターン」をご紹介しました。明かりとしての実用性よりも、揺らめく炎がキャンプの夜をムーディーにしてくれるアイテムです。あなたもノクターンで、おしゃれキャンプ始めませんか?
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。