【2019年12月版】MSRのスノーシューはどれがいい?全モデルを比較・解説!

広告
2019.12.15

引用:Unsplash

重要なお知らせ:スマホで見ていてインスタ写真が表示されない場合は、こちらをクリックしてください⭐️

登山が趣味の人でも、寒くなり山に雪が積もり始めると

「冬の自然も満喫したい、でも雪山登山はちょっと…」
「安全に雪遊びを楽しみたい」

という考えをお持ちではないですか?そんなあなたには、冬の自然を手軽に楽しめる遊びとして「スノーシューを使ったハイキング」をおすすめします!

「そもそもスノーシューって?」という方でも大丈夫なよう、この記事では、

  • スノーシューとは何か
  • スノーシューの選び方
  • スノーシューの定番ブランド『MSR』の全アイテム

を記載しています。この記事を読めばスノーシューの選び方とおすすめのMSRスノーシューが分かります!

スノーシュー未経験の方はこの記事を読んで、スノーシューデビューしましょう!

スノーシューとは?

スノーシューとはそもそも何でしょう?

似たような道具であるワカンやアイゼンとの違いも解説します。

雪の上を沈まずに歩ける道具

 

この投稿をInstagramで見る

 

MSR Mountain Safety Research(@msr_gear)がシェアした投稿


スノーシュー(snowshoe)は簡単に言えば、雪の上を歩くために靴につける道具のこと。

普通の靴で雪深いところを歩くと、重力で沈みますよね?

しかしスノーシューを靴に取り付けることで、雪の上を沈まずに歩けるようになります。

最近では雪と自然を楽しむアクティビティとして、スノーシューを使ったハイキングツアーを多く見かけるようになりました。

ワカンとの違いは?

 

この投稿をInstagramで見る

 

@111shiwaがシェアした投稿


スノーシューと同様に、雪上を歩く道具として「ワカン」というワードを耳にすることが多いのではないでしょうか。

ワカンという名称は、「輪かんじき」の略。

雪の上を歩行するという目的はスノーシューと同じですが、ワカンは日本で生まれました。

スノーシューと比べると、

  • 小さい
  • 軽い
  • 安い
  • 斜面に強い

といった長所がありますが、スノーシューと比べると浮力は弱いです。

平坦なフィールドが多い場所であればスノーシューを使うのがおすすめですね。

アイゼンとの違いは?

 

この投稿をInstagramで見る

 

MATATABI(@matatabi_sakamoto)がシェアした投稿


アイゼンは、スノーシューとワカンとは目的が異なります。

靴に取り付けるという点では同じですが、用途は “凍っている地面でも滑りにくくする” こと。ですので、アイゼンには滑り止めに大きな爪が複数付いています。

アイゼンは厳冬期登山において必須アイテムです。

場所や時期によってはアイゼンが必要となりますので、雪山経験者に相談しながら必要かを検討しましょう。

ちなみに、スノーシューとアイゼンを併用することもできます。

スノーシューの選び方

 

この投稿をInstagramで見る

 

Rocktown Adventures(@rocktownadventures)がシェアした投稿


スノーシューを購入する場合には、「用途」と「サイズ」の2点を意識する必要があります。

用途

スノーシューと一言で言っても、斜面に強いものとそうでないものがあります。

ハイキング

急斜面を登らないスノーハイキングなら、安価なエントリーモデルで問題ありません。

もちろん予算を高くするほど、歩きやすさや靴への取り付けやすさが変わってきます。

快適さを求めるなら、最初の一台に値段が高いスノーシューを買うのもあり!

MSRではモデル名に「エクスプローラー」とついているスノーシューがハイキング向けです。

登山

斜面を上り下りする場面が出てくるなら、斜面に対応したモデルを選びましょう。刃のつき方や構造が工夫されていて、滑りにくく作られています。

そしてアイゼンと併用すればさらにグリップ力を強化可能(取り付けられるかは購入前に要確認!)。

どの程度の斜面・環境に対応しているかは、ブランドのホームページに記載されています。店頭で購入するならベテランのスタッフに相談するのもありですね。

MSRのスノーシューなら、「アッセント」とモデル名についているものが山岳向けのモデルです。

サイズ

スノーシューは、

  • 22インチ
  • 25インチ

の2サイズが一般的。MSRの一部モデルには30インチもありますが。

雪に接する面積が多いほど、体重を分散できるため沈みにくくなります。ですので、新雪で雪深い場所であれば25インチの方が歩きやすいです。

しかし大きいほど持ち運びが難しくなる上、歩きにくくなるという欠点も。

スノーシュー未経験者なら、まずは22インチのものを購入するのが無難です。それから2台目以降に25インチ以上のものが必要か考えましょう。

オプションパーツで調節可能

22インチを購入したけど、やっぱり25インチにすれば良かった…

と後悔することが心配な方もいるかもしれません。

そんな方のために、MSRのスノーシューにはサイズを大きくするオプションパーツが販売されています。

オプションパーツを取り付ければ、スノーシューを買い足さずに25インチ気分を楽しめますね!

MSRスノーシューのモデル名から機能・スペックが分かる

 

この投稿をInstagramで見る

 

Stephane Beaulieu(@stefbolo)がシェアした投稿


今回の記事では、スノーシューを作るブランドとして最も有名なブランドの一つ、「MSR」のおすすめアイテムを紹介します。

MSRではモデル名から機能や利用シーンが大まかに分かるので、モデル名の見方を先に解説しておきますね。

頭につくシリーズ名で大きく3つに分類できる

MSRのスノーシューは大きく分類すると、

  • EVO(エントリーモデル)
  • REVO(中間モデル)
  • ライトニング(ハイエンドモデル)

という3つのシリーズに分けることができます。

その違いは素材・構造・価格帯など。

詳細は後述のアイテム紹介部分で!

斜面向けの「アッセント」となだらかな地面向けの「 エクスプローラー」

シリーズ名に加えて「アッセント」か「エクスプローラー」というワードがモデル名に入っています。

アッセント(ASCENT)は日本語に訳すと「登り」という意味。なので斜面に強いモデルにつけられています。

一方、エクスプローラー(EXPLORE)は「冒険」という意味があり、平地やゆるやかな傾斜に向いたモデル。

アッセントの方が使える場面が多いため、定価は高く設定されています。

【MSR】スノーシューデビューなら!EVOシリーズ

MSRのスノーシューの中では、「EVO」シリーズが入門用に位置付けられています。

最も安価なシリーズではありますが、その機能性は折り紙つき。MSRの技術が詰め込まれています。

とりあえず一番安いのが欲しい!という人には『EVO』

『EVO』MSRのスノーシューで一番安価なモデル(子供用を除く)で、定価は20,000円。

スノーシューデビューしたいけど、とにかくお金をかけたくない!

という方ならこれですね。

デメリットは、ヒールリフトがついていないこと。

ヒールリフトは、歩くときにかかとを浮かすことのできるシステムです。普通に歩くときでもかかとを地面につけたままだと歩きにくいですよね?

ヒールリフトが欲しいなら、次に紹介する『2ストラップ アッセント』にしましょう。
※『EVO』以外の大人用スノーシューにはヒールリフトが付属しています

ヒールリフトがついた入門モデル『EVO 2ストラップ アッセント』

MSR - EVO 2ストラップ アッセント 22インチ
MSR - EVO 2ストラップ アッセント 22インチ
サイズ: 21 × 56cm
重量: 1.68kg
いらないアウトドア用品を売るならマウンテンシティ!

『EVO』にヒールリフトをつけたのが『EVO 2ストラップ アッセント』

かかとを浮かせられるだけで、歩きやすさは段違い!

初心者向けモデルではありますが、急斜面のある低山にも対応。

靴の甲にストラップを2つつけるだけのシンプルな設計なので、初心者でも直感的に使用できます。

どんなブーツにもフィットする『EVO アッセント』

MSR - EVO アッセント
MSR - EVO アッセント
サイズ: 21 × 56cm
重量: 1.84kg
いらないアウトドア用品を売るならマウンテンシティ!

『EVO アッセント』はEVOシリーズの中では高価なモデル。

靴に取り付けるためのストラップが3つあるため、あらゆる靴に対応可能!…とは言っても、購入前には試しましょう。

手袋つけていてもストレスなくつけ外しができるように、ストラップの先端が大きく作られています。

脱着が簡単なラチェット式を採用『EVO エクスプローラー』

MSR - EVO エクスプローラー 22インチ
MSR - EVO エクスプローラー 22インチ
サイズ: 21 × 56cm
重量: 1.80kg
いらないアウトドア用品を売るならマウンテンシティ!

なだらかな雪原や低山向けに作られたのが『EVO エクスプローラー』です。

ラチェット式という取り付けシステムが使われていて、ベルトを通したら引っ張るだけでセット完了!

手袋をつけながらでも取り付けが簡単です。

ヒールリフト付きで歩きやすいので、スノーハイキングを楽しみたい方におすすめ!

子供向け『タイカー』・『シフト』

子供用のスノーシューとして、EVOには『タイカー』『シフト』がラインナップにあります。

タイカーは靴のサイズが15〜19cmで体重36kg以下、

シフトは靴のサイズが20〜26cmで体重57kg以下

に対応。

子供用モデルのスノーシューは選択肢が少ないので、親子揃ってMSRというのもありではないでしょうか!?

【MSR】EVOの耐久性とグリップ力を強化!REVOシリーズ

入門モデル「EVO」とハイエンドモデル「ライトニング」のいいとこ取りをしたのが「REVOシリーズ」です。

柔軟にしなるプラスチックのデッキが耐久性と歩きやすさを、ノコギリのようなフレームがグリップ力を高めました。

取り付け簡単で汎用性の高い『REVO アッセント』

MSR - REVO アッセント 22インチ
MSR - REVO アッセント 22インチ
サイズ: 20.5 × 56cm
重量: 1.95kg
いらないアウトドア用品を売るならマウンテンシティ!

『REVO アッセント』は「パラゴン・バインディング」という取り付けシステムが採用されたモデルです。

パラゴン・バインディングは、

  • 一度登山靴やブーツに合わせれば、すぐにつけ外しできる
  • 固定部分が広いので、圧迫感が少なく確実にフィットする

といった特徴があります。

MSRスノーシューには他にもいくつかの取り付けシステムがありますが、パラゴン・バインディングが最も手早くおこなえます。

雪山でつけ外しに時間がかかるのは、体が冷えてしまうため避けたいところ。

様々なシーンで使えますが、つけ外しの回数が増える高所登山や、バックカントリースキー(スノボー)で使うなら特におすすめです!

スキー、スノーボードブーツにも対応した『REVO エクスプローラー』

MSR - REVO エクスプローラー 22インチ
MSR - REVO エクスプローラー 22インチ
サイズ: 20.5 × 56cm
重量: 1.80kg
いらないアウトドア用品を売るならマウンテンシティ!

斜面向けではないものの幅広い場面で使えるのが『REVO エクスプローラー』です。

デッキはしなりが効いて歩きやすく、グリップ力も強いので、スノーハイキングには十分過ぎるハイスペックさ。

ベルト調整が簡単にできるラチェット式なので、登山靴からスキーブーツにも簡単に取り替え可能です。

『REVO アッセント』より定価が約2割安いのも嬉しいポイントですね。

【MSR】最軽量の材質 + 最強のグリップ力!ライトニングシリーズ

「ライトニングシリーズ」は、MSRのスノーシューのフラッグシップシリーズです。

厳しい環境に身を置く山岳ガイドやバックカントリーユーザーも使用。

  • 軽量かつ浮力に優れたデッキ
  • 細かく鋭い爪がたくさんついている

といった特徴があります。

また、一部モデルには30インチの大型サイズも。

革新的なフィッティングを採用した最新モデル『ライトニング アッセント』

MSR - ライトニング アッセント 22インチ
MSR - ライトニング アッセント 22インチ
サイズ: 20 × 56cm
重量: 1.84kg
いらないアウトドア用品を売るならマウンテンシティ!

最新モデルでありながら、新定番になりそうなハイスペックモデル『ライトニング アッセント』

快適さと機能性に特化したスノーシュー本体に、取り外しがスピーディーにおこなえるパラゴン・バインディングシステムを採用。

冬山での急斜面に対応しているのはもちろんのこと、スノーハイキングやバックカントリーなどあらゆる場面で活躍します。

シンプル構造でメンテナンス性の高い『ライトニング 3ストラップ アッセント』

MSR - ライトニング 3ストラップ アッセント 22インチ
MSR - ライトニング 3ストラップ アッセント 22インチ
サイズ: 20 × 56cm
重量: 1.81kg
いらないアウトドア用品を売るならマウンテンシティ!

『ライトニング 3ストラップ アッセント』はシンプルなストラップ方式を採用。

つけ外しのスピードはパラゴン・バインディングに劣るものの、構造が分かりやすくメンテナンス性は高いです。

『アッセント』に比べると軽量で安価なので、極限の環境で使わないならこちらがおすすめですね。

バックカントリーシーンで人気の『ライトニング エクスプローラー』

MSR - ライトニング エクスプローラー 22インチ
MSR - ライトニング エクスプローラー 22インチ
サイズ: 20 × 56cm
重量: 1.69kg
いらないアウトドア用品を売るならマウンテンシティ!

スノーハイキング用としてはオーバースペックと言えるかもしれない『ライトニング エクスプローラー』

ある程度の斜面なら登り降りできるだけのグリップ力があります。

スキーブーツと相性の良いラチェット式なので、トラバースも多いバックカントリーユーザーに人気のモデル。

スノーシューと合わせて購入したいMSRのアイテム

最後に、スノーシューのMSR製オプションパーツをいくつか紹介します。

柔らかい雪への対応力アップ!『テイル』

『テイル』はスノーシューに取り付けることでサイズを大きくできるアイテムです。

サイズアップすることで、柔らかく深い雪でも対応可能に!

EVO用、ライトニング用などそれぞれのシリーズごとに作られているので、購入する際は間違えないようにしましょう。

スノーシューを安全に持ち運べる『スノーシューバッグ』

MSR - スノーシューバッグ
MSR - スノーシューバッグ
サイズ: 67 × 25cm
重量: 430g
いらないアウトドア用品を売るならマウンテンシティ!

スノーシューのデメリットの一つは刃がついていてかさばること。

そんなデメリットを解消するため、安全にスノーシューを持ち運べる『スノーシューバッグ』が販売されています。

内部にはスリーブがついているので、テントポールなど細長いものも合わせて収納可能。

幅広いラインナップのMSRスノーシューで、この冬はスノーハイキングを楽しもう!


今回の記事では、MSRのスノーシューについて紹介しました。

本格的に雪が降り始めたら、スノーシューのベストシーズンはすぐそこです。

手軽に参加できるツアーも色々とあるので、この冬はMSRのスノーシューで冬山と雪を楽しみましょう!

おまけ:買い換えるときのこと

ほしい商品は見つかりましたか?

新しいものに買い換えたとき、今まで使っていたギアはどうしていますか?

「まだ使える…いつか使うかも…」と保管していたけれど、結局使わないままに経年劣化でボロボロになって、捨てるしかなくなる…なんてことは、残念なあるあるパターン。
かといって、まだ使えるものを捨てるのももったいないですよね。

そんなとき、いまどきの登山家・キャンパーは、アウトドア用品の買取専門店に売っています。
こういうお店も上手に利用して、エコ&おトクにアウトドアを楽しんでくださいね!

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。