パティシエキャンパーSakiさんに教わる!『モッツァレラチーズ』の作り方

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2021.07.12

こんにちは!パティシエキャンパーの Saki です。

大自然の中で、美味しい手作りチーズを食べてみたくないですか?実はモッツァレラチーズって、牛乳とお酢があれば作れちゃうんです。

しかも市販の低温殺菌牛乳を使えば、おうちでもかんたんに作れます。

おつまみとしても、料理としても相性抜群です。手作りだと市販のチーズよりも味わいやモチモチ感がまるで違いますよ。

そこで今回は搾りたての牛乳を使って、「手作りモッツァレラチーズ」を作ってみました!手順に沿ってレシピを解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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モッツァレラチーズ【材料】

1L分の牛乳を使ってモッツァレラチーズを作る際の材料は、下記のとおりです。

  • ノンホモジナイズ牛乳(なければ低温殺菌牛乳でも可)1L
  • お酢(穀物酢)60g

1Lの分量が上記なので、2L分から作る際はお酢も120g使えばOKです。

また調理時の注意点として、ノンホモジナイズ牛乳もしくは低温殺菌牛乳じゃなければチーズが作れません。※脂肪の均一化がされていない牛乳なら可。

注意点さえ踏まえれば、お酢と牛乳だけで美味しいモッツァレラチーズが作れちゃいます。

また低温殺菌牛乳を使用した場合は少し仕上がりが固めになります。

モッツァレラチーズ【下準備】

モッツアレラチーズを作る際の下準備は、下記のとおりです。

  • 安定して火力を出せるコンロ・バーナーを準備する
  • 温度計を用意しておく
  • かき混ぜるための木べらを準備する
  • 鍋に牛乳を入れる

モッツァレラチーズを作る際は、温度管理が非常に重要となってきます。

あまり温度が低かったり、適切じゃなかったりするとうまく固まりません。

できれば温度計を使い、しっかり温度を管理しながら作りましょう。なお温度計が無い方は、「指を入れてギリギリ3秒耐えられる熱さ」が55~57℃の目安です。

人によって体感温度も違うと思いますが、おおよその目安として参考にしてくださいね。

モッツァレラチーズ【作り方】

下準備ができたら、以下の7ステップでモッツァレラチーズづくりが完成します。

①まず温度を計測しながら、60℃になるまでノンホモジナイズ牛乳or低温殺菌牛乳を温めましょう。60℃に到達したら必ず火を止めてから、お酢を混ぜてください。

②お酢を入れたらゆっくりとかき混ぜていきます。少しずつ分離していくのがわかるので、もう少しかき混ぜていきましょう。

※このあと熱いお湯で練り上げるため、お湯を準備して沸くまでかき混ぜると丁度いいです。

画像は搾りたての新鮮牛乳なので粘り気はありますが、低温殺菌牛乳だともう少しボロボロしています。

③十分かき混ぜたら、ザルにあけてホエイとカード(チーズの原料)に分けます。ホエイは乳清と呼ばれるもので、このままドリンクや料理にも使えるので捨てないでくださいね。

④次にお湯を使って練り上げていきます。沸騰直前の、ボコボコしていないお湯が練り上げに最適です。

⑤チーズをお湯に投入し、木べらで練り上げます。このときチーズを中心に集めるようなイメージで、外側から折りたたむように練り上げていきましょう。

練り上げれば練り上げるほど弾力のあるチーズになります。

⑥木べらで練り上げるのが大変だと思う方は、私のように軍手の上からゴム手袋を使って練り上げるのも良いです。効率が一気に上がりますよ^^

(飴細工のときに同じ方法を取ることがあるので、パティシエあるあるです)

お湯から出して手で練り上げて、冷めたらまたお湯に戻します。3回くらい繰り返せばOK。

⑦出来上がったら冷たい氷水で締めましょう。

冷え切ったら完成です!

温度管理と牛乳選びさえ正しく行っていれば作り方もかんたんですし、美味しい手作りモッツァレラチーズがすぐに作れます。

低温殺菌牛乳は市販でも手に入りやすいので、おうちでも思い立ったらすぐできますよ。

さっぱりしたモッツァレラチーズというよりも、牛乳の旨みとコクがすごいのでびっくりするかもしれません。

ぜひ気になる方は作ってみてくださいね。

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。

ABOUT ME
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中嶋咲絵
パティシエ

「オンラインスイーツスクールSaki.+」を運営。
日本各地、海外の方へオンラインでお菓子作りを教えている。

趣味のキャンプを通してアウトドアでもおいしく簡単にできる本格スイーツレシピやキャンプ料理の提案も行なっている。 http://saki-plus.com/