クセが強すぎる山たちを見学してきた【自分のキャンプ場を作る夫婦の話#3】

2019.09.09

山を案内してもらう

こんにちは!
兵庫県でキャンプ場を作っている夫婦・妻の「ちさこ」です。

前回の記事で書いた通り、
岡山県の良さげな不動産屋さんを発見した私たち。
理想の山を探すため、さっそく見学へ向かいました!

イノシシが出る山

2件目に紹介されたのがこちら。

まあ、どこの山にもイノシシは出ると思うんですが、
ここの土地には既に罠が設置されていて驚きました。

(なかなかの大きさの檻です)

担当のHさん「なんか誰か罠仕掛けていますね(笑)」

紹介された土地に罠が置いてあるとか、正直意味わかりません。
でも、このふわっとした感じで済ませられるところ、悪い気はしませんね。

担当Hさん「頂上らへんが平坦になっているので登ってみましょう。」
と言われ、15分ほど歩いていたのですが、なかなか辿り着かない!(笑)

(傾斜キツすぎ多すぎ。初心者に開拓は難しそう…)

ということで平坦地を見るのは諦めて、引き返しました。

ちなみに3万平米(9000坪)で、280万円でした。
1件目と同じ広さで、さらに40万安いとは。

さあ、どんどん行きましょう。

田園風景を楽しめる山

目の前に田んぼがあり、美しい眺めです。
敷地内に沢もあって、水は確保できそう。
こちら1万7000平米(5200坪)で、180万円です。
さっきより狭くなりましたが、その分値段も安い。

 

◎OK◎最寄りのICから20分くらいで近い。
道路と接しているので、どこからでも車で入っていける。
民家が遠い。傾斜は緩めなので、作業も安心してできる。

 

×NG×やはり狭い
田んぼが目の前なので、作業中は騒音がするかもしれない。
土地が飛び地になっていて、活用するのが難しそう。

(飛び地ってなに?→ここでいわれる飛び地は、その名の通り!飛び飛びになっていて、まとまっていない土地のこと。敷地と敷地の間に他人様が所有する土地があり、使い勝手が悪い。)

 

私・夫「飛び地はちょっとなあ…」

担当Hさんも(ですよね~)という表情でした。

 

案内してくれたスタッフHさん

Hさんは、元々、ここの不動産屋のお客さんだったそうです。

担当Hさん「僕も岡山で山を買ってね、小屋を建てて暮らしてるんですよ。」

夫「え!あれ?聞いたことあるような…
(ピーン!)もしかしてブログ書いてます?

なんと、主人が愛読してるブロガーさんでした!

ご自身で建てた小屋が雑誌に載ったりもしている方で、
なんとなく有名人に出会った気分です。

「地球生活NEO」(誉さんのブログはこちら)

(心地よく案内していただき、本当に有り難いです)

他2件見ましたが、これだ!!という土地には出会えず…
また、条件に合う土地が他に出てきたら、すぐ連絡してもらうようお願いしました。

 

他にも探してみた

身内に声掛け

「山持ってる知り合いとかいませんか~?」→会社の同僚「従妹が持ってるよ!」

田舎だからなのか、意外と探せばいてるもんです。

持ち主さん「相続で受け継いだんやけど、使い道なくてね~。
毎年固定資産税を払ってるだけの負の遺産やから、
タダでも良いから、引き取ってくれたら嬉しいわ。」とのこと。

 

ですが、実際に見に行くと

こんなとこでキャンプ場なんかできるかあー!」
って感じの崖だらけの山でした。残念。

(最寄りの電柱も見当たらないので、電気が引けるのかさえ不明)

古い施設(できればキャンプ場)のおさがり

ネットで「元キャンプ場の物件」を1つ見つけましたが、めちゃくちゃ高かったです。
電気や水道が通ってるから、高くて当たり前ですよね。

美味い話は転がっていません。

他にも、競売のサイト(定期的に山が競りにかけられています)を
チラッと覗きましたが、目利きがないので、ハードルが高すぎました。
一瞬で諦めました。

 

実際の維持費はこれくらい

私たちが実際買った土地は、43万平米(13万坪)
固定資産税は年間2万円くらいでした。

今回案内された岡山の土地は、広くても3万平米(9,000坪)なので、
もっと安いと思います。

土地の種類によくある保安林は、
価値がゼロ円で計算されるので、固定資産税はかかりません。
土地の名義だけ自分のものになります。

(保安林ってなに?→行政に守られている山林のこと。木を伐採するだけでも許可や届出が必要なので、開拓してキャンプ場作りなんてできません!所有してても、基本的になにも手を加えられません。土砂崩れ防止であったり、景観を損ねないためだったり。日本の山が、はげ山だらけになると嫌ですもんね。)

 

もし失敗したら…?!

たとえば今後、山を手放したくなった時、ちゃんと手放せると思いますか?
普通の土地と違って、山は基本的に需要がありません。
欲しがる人自体少ないので、自分が手放したくてもそう簡単に売れません。

「まあいざとなったら、タダでもいいから、行政とかに寄付すればいっか!!」
と思う方もいるでしょう。

ところがどっこい。需要が無さすぎる土地は、行政すら引き取ってくれないそうです。

永遠に固定資産税を払い続けるしかありません。子孫に文句言われそうです(笑)
気軽に山を買えない理由がここにありますよね~

山を買うときは、後のことをしっかり考えたほうが良いかもしれませんね。

 

幸いなことに、私たちの買った山は、
「元値よりウン百万円上乗せしてもいいので、売ってくれませんか?」と、
言っていただいたりします。

「値上げしても欲しがられる山なのか…!」と少し安心してます。

(我ながらいい山を買ったのかもしれません)

 

ズバリ!山の相場は?

ピ~ン~キ~リ~!
安いか高いかは、買う側の気持ちによります。

同じ値段の同じ山を見ても
「高いね!こんな山タダでも要らんわ!」と言う人もいれば
「こんな素敵な山がこんな安くていいの?!」と言う人もいたり。

また、売主さんによって、価格設定にかなり差があります。

 

売主さんが今までお金をかけて、
水やら電気やら通して、整備してきた山は「高い」です。

でも、これも私たち夫婦が高いと感じるだけで、
「整備されてて、今すぐにでも住めそうね!それなら安い!
と感じる人もいるということ。
そういうもんです。

(元牧場地など、管理されていた山はその分高い)

 

なぜか勝手に洗脳され始める夫婦

さあ、1日で5件案内してもらったわけですが、
山の中を歩くのが慣れていないので、非常に疲れました。

(夏だったら虫苦手な私は死んでいましたね。命拾いしました。)

実を言うと、このとき私たちの頭の中は「岡山県最高~!!」で満たされていました。

・大阪から意外と近い(片道2時間くらい)
・晴れの国と言われるほど、年間の晴れの日が多い(キャンプ場に最適!)
・山の標高が全体的に低いので、視界が広~く見える
・冬は雪が楽しめる程度降ってくれる(雪かきは、たしなむ程度)

そう、私たちは完全に「岡山県の山じゃなきゃ嫌だ病」に罹りました。

今思えば、先入観とか思い込みって怖いです。
だって他県の山とか、まったく見てない状態でこれですよ(笑)

 

いつもは私の暴走を止める役の夫ですが
テンション上がってGO!!!サインしか出さなくなっていました。

そして、大阪から帰って、数日後。
再び、担当のHさんから連絡がありました。

 

担当Hさん「上山さん。良さそうな山が見つかりましたよ。

 

次の日、目をギラつかせて岡山県に向かう夫婦の姿が…!

 

(次回へつづきます)

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。

ABOUT ME
ライターの写真
ちさこ(上山さん)
兵庫県美方郡香美町小代区(かみちょうおじろく)で、東京ドーム約9個分の山を買い、キャンプ場を作っている。大阪府在住のキャンプ大好き27歳会社員。土地探し、拠点作り、サイトの整地、小屋作りなど、家族4人で挑戦していく。

↓主人のブログ「キャンプ場を作ろう!」 https://teddyboy8.com/

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