虫が苦手でもキャンプは楽しめる!!虫嫌いが実際にキャンプをしてみた感想と虫対策
こんにちは、もめです。
僕は虫が苦手です。虫さんには申し訳ないですがめちゃめちゃ嫌いです。同じく嫌いでみたくもないという人も結構いるのではないでしょうか。
でも、虫は嫌だけれど、最近流行っているキャンプをやってみたい、気になっていると思っている方も同じく多くいるのではないでしょうか。
僕が人柱になりましょう。笑
今回の記事では、虫嫌いの僕が実際にキャンプを始めてみた感想とこの夏に実践した虫対策について書いていきます。結論から言うと、“虫は嫌だ!!でもキャンプは最高!”です。虫のせいでキャンプするのを躊躇ってしまうなーって人はぜひ読み進めてみてください。
筆者の虫嫌い度
まずは虫が嫌い、と一言に言っても人によって様々だと思うので僕がどれくらい虫を嫌いなのかということをいくつか例を出しながら提示していこうと思います。
わかるわかると頷いてもらえる項目はありますか?
- アリさんが自分の上をトコトコと歩いていたらビビってすぐに吹っ飛ばしてしまう。
- セミ絶対触れない。セミファイナル怖すぎる。
- 芋虫系毛虫系(?)は視界に入るだけで無理。尺取り虫もだめ。
- 森の中で自分の肌をちょっとなぞるような感覚があったら何もなくても虫だと思ってびっくりして払ってしまう。
- 歩いていたらたまに引っかかる蜘蛛の巣怖い。
こんな感じでしょうか。だいぶ具体的で自分で書いていて寒気がしてきたのですが、このくらい無理です。
セミファイナルって結構よく聞きますよね。簡単な意味としては「ぱっと見死んだように見えるセミが近づくとまだ生きていて急に暴れまわること」のような感じだと思います。
このツイートが元ネタらしいです。
心あるフォロワーさんのおかげで、今夏から僕の中で「道路に落ちていて一見死んでるように見えるセミが近づくと突然暴れだす現象」は「セミファイナル」と呼ぶことになりました。 たくさんのご応募ありがとうございました。賞品はありません。よい夏を!
— 凸ノ高秀 (@totsuno) July 19, 2012
みなさん一度は経験あるんじゃないでしょうか。怖いですよね。先日のキャンプでは自分のテントの中でセミファイナルに襲われました。あ、元気に飛んで行ったのでファイナルですらなかったのか。ほんとトラウマものです笑
こいつ死んでると思うやん?
火バサミで掴むやん?びびーー言うのよ。まあ言うだけで飛ぶ力は無いのかなーって思いつつテントの外に吹っ飛ばしたら見事に飛んでいきおった。
お主なぜに俺のテントで寝てたん☺️☺️ https://t.co/OvZ5TnyoFu— もめ (@momecamp0121) August 25, 2019
まあセミの話はこの辺にしておきまして、大体の筆者の虫嫌い度が伝わりましたでしょうか。虫嫌いに加えて相当なビビりだということも伺えますね笑
次はそんな僕が実際にキャンプを初めてみて感じたことです。
実際にキャンプに行ってみて感じたこと
夏は虫やばい(当たり前)
私がキャンプを始めたのは2019年の2月です。2月から4月まではそこまで虫に対して意識していませんでした。
しかし5月あたりから様子が変わってきます。僕のテントはテンマクデザインのパンダクラシック、つまり真っ白なモデルなのですが、もう寄ってくるのなんの。
白いテントだから余計に寄ってくるみたいです。
一番最近で虫がやばかったのは8月に阿蘇でキャンプした時。阿蘇の景色がとっても気持ちいいキャンプ場でしたが、ちょっとの外出から帰ってくると、僕の白いテントに白いライトに群がるが如く大量の羽アリがくっついていました。
思わずぎゃーーーって叫んでしまいましたね。
やはり暖かくなると虫さんの行動も活発になるのでしょう。夏に近づくほど虫の多さを感じました。
一番身近で嫌なのはやっぱり蚊など刺してくる奴ら
キャンプをしていて一番気になるのはやっぱりこちらを刺して痛い、痒いなどの危害を加えてくる奴らですね。
一番代表的なのは蚊。あいつらは人間が呼吸しているだけで寄ってくるので恐ろしいですよね。
蚊の「炭酸ガス」(二酸化炭素)の感知能力です。口の辺りにある2本組の「小顎髭」にあるセンサーは、人の吐く息に含まれる炭酸ガスをかぎ分けます。
大気中の炭酸ガス濃度は、0.035%、人の吐く息ではおよそ4.5%。蚊は、なんと、わずか0.01%の濃度の変化がわかり、無風状態で呼気が拡散していった5メートル先でも、感知できるほどだと言います。
NHK生活情報ブログ(https://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/news/281292.html)より引用
ブヨも体質によってはその部位全体を腫れさせてしまうというのも聞いたことがあります。
ブヨに咬まれると、小さな出血点が残り、出血します。ブヨの被害は吸血のほか、アレルギー性の症状を見せるため、体質によってはほとんど気になりませんが、ひどい場合は大きく広がり、手を刺されたのに腕まで腫れる場合もあります。
YAMA HACK,「蚊よりもかゆい、ブヨ(ブユ・ブト)に刺されたら!対策と対処法は?」(https://yamahack.com/299)より引用
ハチなども恐ろしいですが、こちらが危害を加えていないのに刺してくる奴らは本当に怖いし気にしてしまいます。
アリめっちゃ登ってくる
多分気にしない人は全く気にしないと思うのですが、アリさんはめちゃめちゃいろんなところに登ってきます。
匂いにつられてテーブルに登ってきたり、足から登ってきていつの間にか手まできていたり。僕はびっくりしてしまうので結構嫌です。
たまにめっちゃでかいのとかいるし…
夏の終わりはセミファイナルのラッシュ
先日8月後半にあるゆるキャン△の聖地のキャンプ場に行った時はテントサイト各地で「ビビビィーーー」という音とともに人間の「きゃー」という声がたくさん聞こえてきました笑
すごい。サイト各地で上から力尽きたセミがおっこって来るっぽい。
今も低空飛行しまくるセミに襲われてるなう。まじせみむりこわい— もめ (@momecamp0121) August 24, 2019
30分に一回はどこがでセミが降ってきます。
今年で初めての夏キャンプでしたが、夏の終わりの林間キャンプ場は控えよう…と決心しました。
案外虫対策はいろいろある
あとキャンプを実際に初めてみて思ったのは、想像していたよりも色々な虫対策が存在することです。
このあとで詳しくまとめますが、虫除けスプレー以外にも結構対策があるんだなぁと実際にやってみて気づきました。
ビクビクはするけれどそれ以上にキャンプが最高
もうほぼ結論になってしまうのですが、僕が一番言いたいことは「虫にはビクビクするかもしれないけど僕にとってはそれをキャンプの素晴らしさが上回ったよ」ということです。
正直虫は怖いです。触りたくありません。でも僕は多分キャンプを続けると思います。なぜなら、自分の愛用テントを設営したり、焚き火をしたり、星や景色をみたり、本を読んだり、風を感じながら食事をしたり、このようなキャンプの楽しさが虫によるストレスを上回るからです。
つまり僕がこの記事で言いたいのは虫のせいでキャンプをやってみないのはとてももったいないよ!ということなのです。
僕と同じ虫嫌いのみなさんがキャンプをやってみて実際に虫を気にせずにキャンプを楽しめるかは全くわかりません笑 感じ方は人それぞれですもんね。
でももしキャンプに興味があるのなら一度やってみる価値はあると思います。やりようはいくらでもあります。
次の見出しで提示している対策法や色々な方が実践している対策法を取り入れてみてぜひ一度キャンプしてみて欲しいです。
それでは実際に僕が行なっている対策法をみていきましょう。
実際に行っている対策法
出来るだけ長袖長ズボン
まずは刺してくる虫対策。出来るだけ長袖長ズボンです。夏でもです。というより夏だからです。
そもそも肌を出していなければあいつらも刺してきません。
たまに半袖半ズボンのにーちゃんとか、ショートパンツのお姉さんとかをみますが、よくその格好でキャンプできるな…と思ってしまいます。
だって夏暑いじゃん、というそこのあなた。虫刺されは暑さには代えられません。気合いです。
…といいつつも暑いのは不快だし、熱中症の危険もあるので長袖長ズボンを選びながら出来るだけ涼しくなる努力をします。
僕はこの夏はユニクロのポケッタブルパーカーとユニクロのドライストレッチスウェットパンツを履いて過ごしていました。ユニクロばかりですね笑
下のは僕のパーカーのレビューです。暇なときに読んでみてください。夏にほんといいですよ、このパーカー。
“ソロ”を楽しむ|【ユニクロ ポケッタブルパーカー】ULな夏の上着!夏の旅やキャンプなどにぴったり?!【レビュー】
僕が意識しているのは、出来るだけ緩めの服や通気性が良いもの選ぶことです。特に夜になるとこれくらいで快適ですよ。
ブヨとか蜂とかは本当に危ないのでこれくらいした方が良いと思います。
虫除けスプレー
僕が一番最初に思い浮かんだのはやっぱりスプレーでした。
この夏はハッカ油のスプレーを使っていました。
自然由来のハッカの香りが良い香りなボディスプレーです。薬っぽい匂いも全くなくて、ベタつきもありません。敏感肌の方やお子様にも使えるそうですよ。
僕の使い方は基本的に肌に吹きかけて、匂いが消えてきたな、って思ったらまた吹きかけ直します。ハッカの匂いを多くの虫が嫌うそうで、おそらくテントなどに吹きかけても効果があるんじゃないかと思います。
このスプレーの少し感じたデメリットは持続時間が短いこと。
おそらく30分に一回はスプレーしていたと思います。この夏だけで一本125ml使い切りました。
でも効果はかなり感じています。スプレーを吹きかけたあと、蚊が近寄ってきたのを観察したことがありました。すると吹きかけた肌の部分には近づかずに、スプレーをかけていないパーカーの方に着陸して頑張って血を吸おうとしていました。
ただ一回そんな場面を見ただけですが、個人的にはこの匂いは効果あるんだなーっと感じました。
パワー森林香
こちらはキャンプを初めてTwitterでよく見かけていた蚊取り線香的なもの。
正確には蚊を殺すのではなく、林業などの業務用の強力な防虫線香みたいです。虫を殺すというよりかは寄り付かせない、というイメージですね。
煙の量が桁違い!防虫に最適!
家庭用より分厚く、煙の量が一層多くなり、
広い野外での使用に最適です!
普通の蚊取り線香も普段はあまりみることはありませんが、これはさすが業務用だけあってめちゃめちゃ分厚いです。そして匂いも多分強い。
いかにも効果がありそうな感じです。虫が寄らないかどうかの実験は出来ませんが、頼りになるなーって感じですかね笑
でも林業の方が使っている、というだけで説得力ありません?少しかさばりますが、5月あたりから欠かさず持って行ってます。
電撃殺虫機
これまたTwitterでちょこちょこ見かけていたアイテム。いわゆるランタンです。
UV光源誘引式が電撃で一瞬蚊や蛾などの虫を殺す!蚊取り線香より、物理的な方法で薬剤不要、毒素、煙や匂いなど全然なくて騒音もなし!安全且つ効果的!赤ちゃんやペットにも安心して使えます。
普通のランタンとしても使えます。
“ソロ”を楽しむ|【夏キャンプ】虫対策に!enkeeo 電撃殺虫機(モスキートランタン)がめちゃめちゃ使えた。使い方なども【レビュー】
これはかなり目に見えて効果がわかります。夜ずっとつけていると朝には気持ち悪いことになっています。
あとモスキートランタンがめちゃめちゃ仕事した件について【閲覧注意??】
夜は弱ランタンと殺虫モード、夜中は殺虫モードのみ pic.twitter.com/Hkrs2nvMen
— もめ (@momecamp0121) May 22, 2019
このツイートは5月時点で、8月の先ほども挙げた阿蘇の時は羽アリがもっとえぐいことになっていたのですが気持ち悪すぎるので載せるのやめておきます。
正直虫嫌いにはこの大量に集まった虫たちも嫌すぎるのですが、掃除は水洗いできるので目を逸らしながらジャーーーって流せばまだ許せ…る…
……これは人によるかもしれません笑
でもかなり使える子なのは確かなので許容できる人はぜひ。
絶対に虫が入らないセーフティーゾーンを作る
虫嫌いとしては一番重要な項目かもしれません。セーフティゾーンを作る、です。
例えばテントのメッシュインナーテントなど。ここだけは絶対に虫がいない空間だ!というのが自分のサイトに一箇所でもあると精神的に安定します。逃げ場にもなりますし。
僕の場合のセーフティゾーンは寝るところとイコールになります。寝ている時は無防備です。そこに蚊などがやってきたらいつの間にか全身刺されて大変なことになってしまいますからね。
特に夏はインナーテントのチャックの開放時間は出来るだけ最小限に、絶対に自分以外は入ってはならん!!!という気概で出入りしましょう。
セーフティーゾーンという精神安定剤があるだけでキャンプを楽しめる度合いがかなり変わってくると思います。
夏にキャンプをしない選択肢
と、こんな感じに対策法を挙げてみましたがいかがでしょうか。結構色々ありますよね。多分ここに挙げた以外もたくさんあるのではないでしょうか。
最後にそもそもの話、キャンプをする時期について触れてまとめに入りたいと思います。
突然ですがゆるキャン△という漫画を読んだことはありますか?女子高生がキャンプをする漫画なのですが、その中の1人にしまりんというソロキャンガールがいます。
彼女は漫画の中で”毎年秋の終わりから春が始まるまでの間しかキャンプをしない”と言っていました。
その理由は人が少ないとか、空気が澄んでいるとか色々あると思いますが、その中の一つに「虫がいない」というものを挙げていました。
そう。暖かい時期にキャンプをやらなければ虫と遭遇する確率も低くなるのです。僕も2月にキャンプを始めたのではじめの方は虫が嫌だと意識はしていませんでした。
虫が嫌な人は真冬にやれとは言いません。っていうかいきなり真冬は気をつけたほうがいいでしょう。でも、秋の終わりの方とか、春の始めとかなら暖房器具はそこまでいらなくて、夜も色々なアイテムを併用して乗り切れるはずです。
これだけつらつらと虫対策を書きましたが、この夏を経験して正直僕自身もあんまり8月はキャンプしたくないなぁと思ってしましました笑 暑いし。
僕は少し前までキャンプは夏にやるものばかりだと思っていましたが、全然そんなことありませんでした。むしろ夏以外がベストシーズン説まであります。
そう、つまりこれからがキャンプのベストシーズン(今は2019/9/4)。これからが楽しみすぎますね。
一般の見解と経験した後の見解で真逆になるのもまた興味深いですが、とにかく言いたいことは見出しの通り、「虫が嫌なら夏以外でキャンプをやってみようぜ!」ということです。
最後の提案は夏以外の選択肢もあるよ、でした!!
まとめ:やってみるに尽きる
今回の記事は以上になります。この人どんだけキャンプして欲しいんだよ…って思われたかもしれませんが、それだけ素敵な趣味だと思うのでぜひいろんな人にやって欲しいんですよね。
僕も虫がすっごく嫌なので自然の中で長時間過ごすのは大変そうだなぁとずっと思っていました。実際夏は結構それでストレスが溜まりますし、ちょっと嫌になります。セミファイナルとかセミファイナルとかセミファイナルとか。
でも!!それ以上にキャンプが最高なんです。自分の好きな空間を作って、焚き火して料理して星眺めてぼーっとして。虫がどうとか言ってられません。
もし虫が嫌でキャンプを諦めている人がいたら、ここに書いていることをやって夏にキャンプに挑戦するなり、夏以外の虫が少ない時期にキャンプをしてみるなりして一度はキャンプに触れてみて欲しいのです。
「虫が嫌だからと本当は興味あるキャンプをやってみないのはもったいない!!!!」
その一心でこの記事を書きました。なんだかだいぶうざいノリの文章になってしまったかもしれませんが、少しでも「やってみようかな…!」って人が増えるといいな、と思っております。
ありがとうございました。
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。