本当に歩いて行ける?ゆるキャン△で話題のパインウッドキャンプ場へ電車で行ってみた!

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2020.03.16

こんにちは!ゆるキャン△に影響を受けてキャンプデビューをし、すっかりキャンプの深みにはまってしまっているもめです。

今回は、ゆるキャン△に登場した「パインウッドキャンプ場」について、

  1. 作品にはどんな風に登場した?
  2. 本当に徒歩で行くことができるの?
  3. パインウッドキャンプ場の基本情報

の3つの視点に基づいて解説していきます。

僕は2019年の夏に、実際にパインウッドキャンプ場へ電車とバスを使って行ってきました。夜景を眺めながらキャンプができて、有名な温泉まで徒歩で行けてしまうという最高なキャンプにすることができました。そのときの経験を踏まえて、パインウッドキャンプ場について詳しく紹介していきますね!

ゆるキャン△で実際に登場した「パインウッドキャンプ場」

ゆるキャン△とは

ゆるキャン△ 1巻
ゆるキャン△ 1巻
富士山が見える湖畔でキャンプをする女の子、リン。自転車に乗り富士山を見にきた女の子、なでしこ。二人でカップラーメンを食べて見た景色は…。読めばキャンプに行きたくなる。行かなくても行った気分になる。そんな新感覚キャンプマンガの登場です!
いらないアウトドア用品を売るならマウンテンシティ!

本記事で紹介する「パインウッドキャンプ場」は、アニメ『ゆるキャン△』の中で「イーストウッドキャンプ場」という名前で実際に登場しています。アニメ『ゆるキャン△』は、2018年にアニメが放映されてから一躍大ヒット、そして現在のキャンプブームを呼んだ一つの要因ともよく言われます。

アニメ『ゆるキャン△』の原作は、現在芳文社の漫画配信サイト「COMIC FUZ」にて連載中で、コミックスの最新刊は2020年3月12日に10巻が発売しています。

2020年の冬からは、テレビ東京「木ドラ25」での実写ドラマや、ショートアニメ『へやキャン△』の放映、さらにはアニメの2期や劇場版まで控えているという人気っぷりです。

僕もこの『ゆるキャン△』に影響され、キャンプを始めたうちの一人ですが、ここまで大人気になるとは思ってもいませんでした(笑)こんな短期間で4つも映像化が決まっているなんて、ほかのアニメではなかなか考えられません。

『ゆるキャン△』は、ソロキャンパーのしまリン(志摩リン)や、「野外活動サークル」(野クル)のなでしこ(各務原なでしこ)・千明(大垣千明)・あおい(犬山あおい)や、リンの友人の斎藤さんら5人の女子高生たちが中心に描かれている、キャンプをメインとした日常ストーリーです。様々な経験により少しずつキャンプスキルがレベルアップしていく様子や、キャンプを通じてお互いの心の距離が近づいていく5人の物語にとっても癒されます。見ていると、なんだか自分もキャンプに行きたくなってしまう!そんな作品です。

さらにこの作品の魅力は、作品内に登場する観光地やキャンプ場などのスポットが、それぞれ現実世界にとても忠実なところです。作品内でキャラクターたちが訪れたところを、ファンも実際に巡ることができるというのは、とっても魅力的ですよね!パインウッドキャンプ場も、作品内に出てきた現実に存在するキャンプ場の一つです。

パインウッドキャンプ場が出てきたのはいつ?

原作コミックスの中で、パインウッドキャンプ場が出てきたお話は、一巻の第6話~二巻の第8話までです。アニメ一期では4話~5話に当たります。

なでしこ・あおい・千明の「野外活動サークル」が、野クルでの初キャンプの地に選んだのがパインウッドキャンプ場(作中ではイーストウッドキャンプ場)です。3人はもちろん車を運転できないので、キャンプ場までは歩いていきます。

ちなみに実際にGoogleマップで駅からキャンプ場までのルートを調べてみると…

4.6km…重い荷物を背負いながら、駅から約5kmの坂道を上っていく女子高生のポテンシャルに驚かされます。ちょっとした遠足らしいです…↓↓↓(笑)

作品内では、山梨市駅→フルーツ公園→ほったらかし温泉→キャンプ場というルートでパインウッドキャンプ場まで向かっていました。

パインウッドキャンプ場へ実際に行ってみよう!

さて、漫画やアニメを見ていると一度は誰もが思うはずです。漫画のキャラクターは行けたのかもしれないけど、我々現実の人間が本当に歩いて行けるようになっているのか?と。

結論から申し上げますと、僕は駅からキャンプ場まで、すべてのルートを徒歩でたどっていくことはできませんでした。というか体力が持ちそうにありませんでした(笑)(キャンプ場のオーナーさんによると、本当に駅から歩いてきた若者もいたらしい…すごい…!)

ということで、今回紹介するのは僕が実際に辿った、途中にバスを使ったルートです。

ちなみに、作品内で野クルの3人はあとからバスがあることを知ったそうです。(作中では100円となっていますが、現在は200円です。)

こんなところまで作品は現実世界に忠実に作られているんですよね。ゆるキャン△の魅力の一つです。

それでは、僕が実際にパインウッドキャンプ場まで行ったルートを参考にしながら、

【新宿駅~山梨市駅~フルーツ公園入口~フルーツセンター~パインウッドキャンプ場~ほったらかし温泉】

という、ゆるキャン△聖地巡礼黄金ルートを解説します。読者の皆さんが想像しやすいように、新宿出発のタイムスケジュールも考えてみました!ぜひキャンプ場へ実際に行っているつもりで読んでみてくださいね。

  • 06:57 新宿駅出発
  • 09:35 山梨市駅到着
  • 10:30 山梨市駅出発
  • 10:40 「笛吹川フルーツ公園」到着
  • 12:00 フルーツセンター出発
  • 12:30 パインウッドキャンプ場到着→設営して日の入り前に温泉へ
  • 17:00 パインウッドキャンプ場出発
  • 17:20 ほったらかし温泉到着

※実際の時刻表に沿って作りましたが、ダイヤなどが変更される可能性があるので、行くときに事前にチェックしておきましょう。

最寄り駅は「山梨市駅」

パインウッドキャンプ場の最寄り駅は、JR中央本線の「山梨市駅」です。作品内でなでしこ達もこの駅で集合しています。

新宿駅からは、JR中央線快速か京王線を使って高尾駅まで向かい、高尾から中央本線に乗り換えるのが一番楽です。タイムスケジュールだと新宿06:57発なので、最寄り駅によっては始発で向かう勢いですね…でもその方が電車も空いているはずですし、大きいキャンプ道具を運ぶにはぴったりですよ!

山梨市駅に09:35に到着しました。当時は工事中で、作品内と同じ景色を見ることはできませんでした…

なでしこ達はここから歩きましたが、僕らはバスに乗ります。次のバスの時間は10:30、まだ少し時間があります。時間を空けた理由は、買い出しをするため第一のゆるキャン△ポイントに立ち寄るためです。

まず、駅前のスーパーでキャンプに向けて買い出しを済ませておきましょう。キャンプ場までの道中で一番キャンプ場に近いスーパーは、駅前にある「りゅうきょう」というスーパーマーケットです。

じつはこのスーパーの向かい側に、一番最初のゆるキャン△ポイントがあります。

向かいに「街の駅やまなし」がありますが、街の駅の中に入っているカフェ「オーチャードカフェ」がゆるキャン△で登場しました。正確には、この後向かう予定のフルーツ公園の中でオーチャードカフェが営業していたのですが、最近街の駅に移転したそうです。

山梨のフルーツを使ったカレーなど、山梨を感じることができるメニューがたくさんあるのでぜひ立ち寄ってみてください。ゆるキャン△グッズも少し置いていますよ!今回は、フルーツたっぷりのフルーツカレーをいただきました。美味しかったです!

さて、買い出しを済ませ、ゆるキャン△を少しだけ感じたところでだんだんとバスの時間が近づいてきましたね。

バス停は駅のすぐ目の前にあります。バスはピンク色のかわいいバスなので、一目でわかります。このバスでフルーツ公園までワープをしましょう!今回は10:30発、運賃は200円です。

山梨市民バス(山梨循環線)…山梨市駅発~フルーツセンター行発車時刻:10:30/13:40/16:45

なでしこ達がパフェを食べたフルーツ公園

バス区間はあっという間で、10分足らず、10:40頃には「笛吹川 フルーツ公園」に到着します。今回はなでしこ達の足取りを追うために、終点の「フルーツセンター」の一駅手前でおりましたが、キャンプ場の最寄りは「フルーツセンター」になるので、終点まで乗っても大丈夫です。

さて、作中では、フルーツ公園でなでしこ達はいったん休憩し、パフェアイスを食べていました。

パフェを食べたお店が、バスに乗る前に訪れた「オーチャードカフェ」なのですが、もうすでに移転してしまっています。現在は「葡萄屋」というカフェに変わっています。お店は変わってしまっていても、なでしこ達がここでパフェを食べたことには違いない!ここでも豪華な葡萄パフェがいただけるそうなので、食べてみてはいかがですか?

フルーツ公園からもう少し坂を上っていくと、フルーツセンターがあります。ココからの景色は“新・日本三大夜景”と言われているほどの景色なんです。甲府盆地を全身で感じることができる素晴らしい眺めなので、ぜひ立ち寄ってみてください。肌寒い時期なら、足湯につかりながら景色を楽しめます。

ちょうどお昼時なので、フルーツセンターにある食事処の「風香亭」でお昼ご飯を食べてもいいかもしれません。

フルーツセンターからキャンプ場までは大体20分から30分ほどかかります。12:30ごろにキャンプ場到着を目指すとなると、12:00頃にはフルーツセンターを出発したいですね!

フルーツセンターからは徒歩30分

さてフルーツセンターからキャンプ場までは徒歩区間です。ひたすらに坂を上っていきましょう。ルートとしては以下のような感じです。

バスでショートカットしたとはいえ、それなりに距離があるので、景色でも眺めながらこまめな休憩を取ることをおすすめします。無理は禁物です。

どんどん上がっていくと、右折ポイントがあります。

ここを右折して少しのぼるとキャンプ場の看板①があります。

 

この看板の先はキャンプ場までずっと下り坂。狭い林道です。少し不安になるかもしれませんが、気にせずに突き進みます。

こんなに下ってもいいの…?と思うかもしれませんが、大丈夫です。どんどん下っていきましょう。

あおいたちも心配するほど下っていると(5分強)、次の看板②が見えてきます。看板②が見えてきたらもう少し。看板の指示に従って右折してさらに下っていきます。

前の看板から徒歩2分ほどで到着!おしゃれなPINE WOODの文字が見えます。お疲れさまでした!

オーナーの方に声をかけてチェックインします。キャンプ場やごみの処理について説明を受けることができます。

チェックインが済んだら、夕方のほったらかし温泉での夜景に備えて、設営を済ませておきましょう。

キャンプ場基本情報

パインウッドキャンプ場について、料金や予約方法、車でのアクセスについても簡単にご紹介します。

  • 料金:3,000/人(車・バイク含め)
  • 予約方法:電話(0553-22-6096)
  • チェックイン/アウト:12:00
  • ホームページ:なし
  • 設備・サービス:トイレ(ぼっとん)・水有り(汲み上げ)・ゴミ捨て場(指定のごみ袋有)・アイスや瓶コーラの販売あり・薪販売あり(スーパーの籠いっぱいで1,000円)
  • 車でのアクセス:中央自動車道一宮・御坂I.C.勝沼I.C.から車で約30分(キャンプ場付近、すれ違い困難な林道があるので注意)

同じくゆるキャン△に登場した「ほったらかし温泉」

キャンプ場についた後におすすめなゆるキャン△スポットが、もう一つあります。それが「ほったらかし温泉」です。

作中で、なでしこ達はキャンプ場よりも先に温泉に行っていましたが、今回は先にキャンプ場で設営をしてから向かいます。温泉に浸かりながら夜景を眺めるためです。

キャンプ場からは徒歩で20分程なので、ぜひ行ってみてください!

ほったらかし温泉の基本情報は以下の通りです!

  • 料金:800円(あっちの湯/こっちの湯それぞれ)
  • 営業時間:日の出1時間前~22時(最終受付21時半)
  • 施設:売店・食事処・休憩スペース
  • アクセス:中央自動車道 :勝沼I.C又は一宮・御坂I.Cから約25分
    甲府市から国道20号線利用 :約30分
    秩父市内から国道140号線利用(雁坂トンネル経由):約90分
  • ホームページ:http://www.hottarakashi-onsen.com/

 

パインウッドキャンプ場からほったらかし温泉までの行き方

キャンプ場からのルートも簡単に紹介しますね。ほぼ坂を上るだけですっ!

①キャンプ場に向かうときに一番最初に見えた看板のところまで戻ります。(下の写真のところ)

②看板のところの分かれ道を右へ

③別の道路へ合流して、右折して少し歩くとほったらかし温泉が見えてきます。(徒歩の場合は下の画像の茶色い看板を左です。)

ほったらかし温泉では温玉揚げや、お尻に根が張ってしまうほど快適な休憩所など、ゆるキャン△でなでしこ達がのんびりしていた気分をそのまま味わえますよ!

そしてなんといっても壮大な甲府盆地を眺めながらの湯舟が最高です。ちょっとぬるめのお湯なので、長く浸かっていられますよ、、、

徒歩キャンプで訪れることができるキャンプ場で、こんなに素晴らしい温泉が近場にあるところはなかなかありません。パインウッドキャンプ場に行くのなら必須の立ち寄りポイントですよ!

最後に

今回は、ゆるキャン△に登場したパインウッドキャンプ場へ、実際に電車を使って行ってきたときの様子をご紹介しました。

作中に出てきたのを見ただけだと、本当に行けるのか不安に思うかもしれませんが、こうやって写真で見てみると実際に行けるかも!と思えてきませんか?

確かに、坂はそれなりの急こう配ですが、半分以上はバスでワープすることができますし、途中で景色を見ながら休憩していれば、いつの間にか着いています。

とにかく、甲府盆地の眺めは昼間に見ても、夜に見ても最高です。夏はしっかり水分補給・休憩をとって、冬は防寒対策を十分に行ったうえで、少しでも気になる方はぜひとも行ってみてほしいキャンプ場です。

本記事を参考に、次のキャンプの候補地に加えてみてください!

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。

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もめ
ゆるキャン△に影響を受けキャンプを始めた大学生。ソロキャンプを中心に初心者なりに試行錯誤中。ソロキャンプやひとり旅など1人で過ごすのが好き。個人ブログ「"ソロ"を楽しむ」でソロキャンプやひとり旅、サイクリングなどについて語る。 https://momesolo.com/