登山中のテント泊。夜を快適に過ごすためのアイテム、エアマット。
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一言で登山家と言っても様々な人がいると思います。まだ一度も登ったことがない人、最近始めたばかりの登山家、も何十年も登り続けるベテラン。一度でも登山に興味を持った人なら、きっと大自然の中でテント泊をしたいと思った事があるはずです。自然に溶け込み、星空を見ながらコーヒーを飲む。そんな贅沢な夜をワンランク上げてくれるアイテム、それが『エアマット』なんです。今回はそんなエアマットのお話です。
なぜエアマットが必要なのか?その重要性とは。
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まずはエアマットとは何のために必要なのかをお話したいと思います。経験のある方であれば標高の高い登山でテント泊をするのが、どのくらい寒くなるのかわかるりますよね?季節問わず、標高2,000メートルを超えると気温は著しく下がります。時期が冬なら尚更です。次の日のスケジュールがある中で、しっかり疲れを癒したいなら、持ち運びが少し面倒でもエアマットが必要になるのです。もしエアマット無しで寝袋を利用しても、その保温力はたかが知れているでしょうし、寝る際に岩や小石が気になり睡眠どころでは無くなってしまうはずです。確かに厳しい登山であればあるほど、無駄な荷物を増やしたくは無いですし、寝袋やテントと比べると、安価な物を選びがちですが大事な登山ギアの一つですので、自分に合った物を選ばないと、登山最中に後悔することになりかねません。憧れだったテント泊を存分に楽しむためにも、エアマットは必需品と呼べる存在です。
エアマットを購入する前に知っておきたい基礎知識。
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次はエアマットの種類についてです。大きく分けてエアマットは2種類に分かれます。まずは口から空気を送り、風船のようにマット全体を膨らませるタイプの商品があります。この形式の物は昔から利用されていた従来タイプです。もう一つは、インフレーターマットと呼ばれます。中にスポンジが入っていて、栓をひねると自動で空気が入っていくタイプで、最近人気を博しています。口で空気を入れる従来型は何と言っても、使用する前に多大な体力を消費するデメリットはありますが、その分軽量で収納しやすい製品が多いです。一方のインフレーターマットは地面の凸凹を感じ取り、勝手にその場所に合った形に膨らんでくれるので非常に優秀です。また、空気だけの従来型と違い、空気の他にスポンジも入っているので、断熱性が高く暖かく眠れるという利点もあります。ただ一つ注意点を挙げるとすると、地面に敷く際に尖った小石などがないか十分に気を付けましょう。油断していると購入したてで、穴が開いてしまうかも知れません。今回はそれぞれのタイプで、オススメのエアマットを探してみました。2つだけですが是非、参考にしてみて下さい。
安心の優良ブランド、mont-bell(モンベル)
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まずはアウトドアをしない人でも、知ってる人が多いモンベルのエアマットを紹介します。製品名は『U.L.コンフォートシステムパッド』です。モンベル商品の良さは何と言ってもリーズナブルかつ、高性能。しかしこの製品はエアマットにしては、そこまで安くなく、どこで購入しても10,000円前後すると思います。ではこのエアマットのどこがお勧めかと言うと、まずは最新の技術により成功した超軽量型と言うところ。一番サイズが大きいもので、長さ180㎝もあるにも関わらず重量約530g。しかも空気を入れるマットの構造が独自の技術で開発されていて、たたむときには超コンパクトになります。登山をする上でギアの重さや収納しやすさは優先順位が高いので、少しでも荷物を減らしたい方には本当にお勧めです。
有名キャンプメーカーLOGOS(ロゴス)
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二つ目は登山用品と言うより、キャンプブランドとして知名度の高いロゴスのエアマット。製品名は『 (超厚)セルフインフレートマット』です。こちらは上に書いたインフレーターマットになるので、バルブをひねるだけで空気が入って行きます。一定の量の空気が入ると自動で止まるようになっていますが、もし空気が足りないと感じたら、口からまた入れ足すことが出来るので、自分が考えるベストな状態まで持って行けます。そして何よりお勧めなのは空気を入れた後の厚さが5㎝にもなるので、寝返りなどがしやすく、アウトドアに来ているのに非常に快適に眠ることが出来ると思います。しかし収納しても長さが60㎝以上あるので、持って行くには少し根性が必要かも知れません。またエアマットを利用する人は、登山者だけではないと思います。車などを利用してキャンプをする方には快適さ重視のインフレーターマットがぴったりでしょうね。
登山にキャンプ、様々なシーンで活躍するマットレス
従来型のエアマットのメリットは軽量かつコンパクトな物が多いので持ち運びに便利です。その一方で快適さではインフレーターマットには及ばないので、用途に分けて購入するのがベストだと思います。今回紹介出来たのが2つだけと言うのが、悔しく思えるくらいエアマットは選択肢が増えてきています。色んなメーカーで多種多様な製品があるので、是非一度アウトドアショップを訪れて下さい。
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。