アウトドアブランド『SOTO』の魅力とおすすめ製品を徹底解説!
目次
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登山用品店やキャンプ用品店に行くと、「SOTO」というブランドの製品がいくつか目に付くことが多いのではないでしょうか?
今回はSOTOの製品はどのような会社が製造・販売しているか、そしておすすめのSOTO製品を紹介します。
この記事を読んで、アウトドアブランド「SOTO」についてマスターしましょう!
SOTOってどんなブランド?
まずは、SOTOというブランドの概要を説明します。
SOTOは新富士バーナー(株)のアウトドアブランド
実は「SOTO」は会社の名前ではありません。
SOTOというのは、「新富士バーナー株式会社」という法人が生産している製品のブランド名です。
燃焼器具を中心に様々な種類の製品を生み出している新富士バーナー株式会社ですが、SOTOブランドが与えられるのはアウトドア用の製品だけ。
アウトドア用というだけあり、耐久性、軽量性があるギアが多くキャンプや登山などで活躍します。
40年の歴史が裏付ける製品づくり
SOTOブランドの生みの親である新富士バーナー株式会社の誕生から、現在に至るまでを簡単に解説します。
1978年愛知県蒲郡市にて、新富士バーナー株式会社が設立されました(のちに愛知県豊川市に移転)。設立当初は工業用のガスバーナーをメインに製造・販売していて、アウトドア用のものは取り扱っていません。
アウトドア市場に参入するきっかけになったのが、1990年に開発したトーチバーナーです。元々は工作用に製作されたトーチバーナーでしたが、その優れた機能性からアウトドア用の製品作りにも会社は目を向けるようになりました。
そして1992年にSOTOブランドが誕生。
トーチバーナーにとどまらず、ガスバーナーなどの燃焼器具を中心として様々なアウトドア用品を生み出します。
今もなお工業用製品も製造している新富士バーナー株式会社ですが、アウトドア用のSOTO製品が会社全体の製造量・販売量のおよそ半分を占めているとのことです。
着火と調理に関する製品が主力
SOTOの主力製品はガスバーナーを始めとした燃焼器具です。
単にガスバーナーとは言っても、登山に使えるような軽量のものや、キャンプで活躍する2コンロのもの、SOTOが誕生するきっかけになったトーチバーナーなど、多種多様なものを販売しています。
他に主力ラインナップとしては、ガスを燃料にしたランタン、調理器具が挙げられます。
セットの購入はお得な上に互換性あり
SOTO製品を購入するのにおすすめなのが、オフィシャルで販売しているセットでの購入です。
ストーブとクッカーのセットや、複数サイズのクッカーセットなどがあります。
個別で買うよりお得なのはもちろん、互換性があるというのが一番のメリットではないでしょうか?
複数のブランドの製品を組み合わせてパッキングしても、サイズが合わないことが多々あります。公式でSOTOが販売しているものを選べばそんなことは起きません。
各ジャンルの主力製品を紹介
ここからはSOTOの製品について解説します。
個別ジャンルについて掘り下げる前に、まずは各ジャンルでの代表的なモデルを紹介し、SOTOがどういった製品づくりをしているのかを見ていきましょう。
ガスバーナーと言えば定番の「アミカス SOD-320」
収納時サイズ:幅4×奥行4.3×高さ7.5cm
発熱量:3.0kW(2,600kcal/h)
※ガス缶は付属しません
この製品は2015年にエントリーモデルとして販売を開始されたガスバーナーですが、今も高い人気をほこっています。
エントリーモデルということで比較的安価に手に入りますが、機能性においての欠点は見つかりません。
本体重量が81グラムと軽量ながら発熱量は3.0kw(2,600kcal/h)と、普通に料理をする分には全く問題ないパワーがあります。
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オプションパーツも豊富で、SOTOの公式ホームページや大手通販サイトのAmazonではクッカーとのセットで販売しています。
SOTO独自のランタン「虫の寄りにくいランタン ST-233」
サイズ:直径136×高さ375m/m(使用時)・225m/m(収納時)
照度:600ルクス
外でランタンを使用するとどうしても避けられない問題が虫。
虫が寄りにくいことを売りにしているのがこのガスランタンです。
それを可能にしているポイントは、
- 虫が気がつきにくい波長の光で辺りを照らすこと
- 市販の蚊取りマットを装着できること
- 明かりが照らす方向を決めることができること
の3点。
発光量も600ルクスと、他のガスランタンと比べてもかなり強い光量です。
ケースやホヤ(ランタンの外側のガラス)など、オプションパーツも豊富です。
SOTO誕生のきっかけになった「スライドガストーチ ST-480」
キャンプで持っていると何かと役立つトーチバーナー。
ライターに似ていて簡単な作りに一見見えますが、SOTOのホームページのカテゴリーの一つになるぐらいに様々な種類の製品が製造されています。
そんなトーチバーナーの中で、大手通販サイトAmazonのアウトドア用トーチ売れ筋1位なのがこの製品。
手の平サイズのコンパクト設計ながら、炎の温度は何と1,300℃!
そして特筆すべき点は、ライターやガス缶から燃料を補充できるところです。燃料不足を気にせずに長く使用することができます。
おすすめのガスバーナー3選
SOTOといえばガスバーナー。
多様なラインナップがあるSOTOのガスバーナーの中から、おすすめの製品を3種類紹介します。
小型ながら風や寒さに強い「ウインドマスター SOD-310」
サイズ:収納時=幅4.7×奥行9.0×高さ8.8cm、3本ゴトク使用時=幅9×奥行11.7×高さ10cm
発熱量:3.3kW(2,800kcal/h)
SOTOのOD缶を燃料にしたガスバーナーとしては、フラッグシップモデルと言える製品です。
その名のとおり風に強い構造をしているだけに止まらず、寒さにも強いです。
マイナス5℃の環境でも2,800kcal/hというハイパワーを出すことができるので、冬始めの登山や真冬のキャンプには持ってこい!
標準のゴトクは小さめですが別売りの4本ゴトクを取り付ければ、大きいサイズのクッカーを乗せても安定しているので料理にも大活躍できます。
さらに、先に紹介した「アミカス」の重量は81グラムと十分軽いですが、この「ウインドマスター」は60グラムとさらに軽量。
独自構造で寒さに強く、料理にも活躍できる「レギュレーターストーブ ST-310」
サイズ:幅170X奥行150X高さ110(本体のみ)・110(収納時)mm
発熱量:2.9kW(2,500kcal/h)
※ガス缶は付属しません
CB缶(カセットボンベ)を燃料とするSOTOのバーナーの中では最もメジャーなモデルです。
SOTOが独自に開発したマイクロレギュレーターを搭載しており、低温に強く安定して火力を供給することができます。
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また、標準のゴトクが大きい上に土台が安定しているため料理に向いていることが特徴の一つ。
OD缶を燃料にしているモデルと比べると重量がありかさばるので、キャンプでの使用に向いています。
ガス缶やシェラカップのセット販売もされています。
ガス容量:350g
サイズ:直径7×高さ20cm
ステンレスシェラカップ
カップ容量:230ml
サイズ:直径12cm×高さ4cm
最高火力のガソリンストーブ「MUKAストーブ SOD-371」
本体サイズ:幅13.5×奥行13.5×高さ80cm
収納時サイズ:幅8×奥行6.5×高さ8cm
発熱量:4.7kW(4000kcal/h)
※ガス缶は付属しません
ここで紹介するのは、ガソリンを燃料にしたこちらのストーブです。
ガソリンストーブは強力な火力があることが強みで、このストーブも4,000kcal/hとSOTOの製品の中で最もパワーがあります。
また、ガソリンストーブのデメリットとしては予熱(液体のガソリンを気体にする)をする手間があることが挙げられますが、このストーブではそれが要らずにすぐに点火できます。
ちなみに燃料にするガソリンはホワイトガソリンだけでなく、自動車用のレギュラーガソリンを用いることも可能なので、安価に燃料を調達することが可能。
高火力を生かした料理にも役立ちますが、ガソリンストーブは気温や気候に左右されにくいため、冬山での使用にもおすすめです。
メンテナンスキットも販売されています。
①スマートポンプ及びボトルキャップ用 Oリング P-34
②逆止弁ユニット
③逆止弁用Oリング S-3
④逆止弁スプリング
⑤逆止弁ホルダー用 Oリング 13.8 x 2mm
⑥ポンプフィルター
⑦マルチツール
⑧シリコングリス
⑨ピストンパッキン
収納ケース付き
おすすめのランタン3選
ランタンといえば電気を使ったLEDランタンを選びがちではないでしょうか?
これから紹介するガスを燃料にするガスランタンは、LEDランタンに比べて明るく柔らかい光を放ちます。
今まで電気式しか使っていないという方はぜひ続きをご覧ください。
耐久性があり登山にも向いている「プラチナランタン SOD-250」
OD缶を燃料にするランタンです。
このランタンはマントル(ランタン内部で燃やす繊維)の代わりにプラチナ発光体、ホヤ(ランタン外側のガラス)の代わりにステンレス製のリフレクターがついています。
なので、ランタンとしての機能性を損なうことなく、耐久性と収納性を兼ね揃えています。
ポケットサイズで持ち運びができることを生かして登山に使ってみると、いつもと違う雰囲気でテント泊を楽しめるかもしれません。
おまけ:買い換えるときのこと
ほしい商品は見つかりましたか?
新しいものに買い換えたとき、今まで使っていたギアはどうしていますか?
「まだ使える…いつか使うかも…」と保管していたけれど、結局使わないままに経年劣化でボロボロになって、捨てるしかなくなる…なんてことは、残念なあるあるパターン。
かといって、まだ使えるものを捨てるのももったいないですよね。
そんなとき、いまどきの登山家・キャンパーは、アウトドア用品の買取専門店に売っています。
こういうお店も上手に利用して、エコ&おトクにアウトドアを楽しんでくださいね!
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。