キャンプ女子Kajoが行く!夏・伊豆キャンプ〜南伊豆・夕日丘キャンプ場vol.4〜

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2018.08.03

こんにちは、Kajoです。
梅雨明け宣言から一変、猛烈な暑さを纏う夏の訪れはあっという間。
ネムノキが茂る季節、蓮の花もそろそろ満開ですね。


7月某日、平成最後の私の夏は、南伊豆「夕日ヶ丘キャンプ場」から始まりました。

海に山に、自然に恵まれた南伊豆の魅力。
今回はセルフビルドのサラさん家を紹介してくれた画家の北見美佳ちゃん(今回がキャンプデビュー)と一緒に女子二人、ゆったりまったりキャンプの模様をお送りします。

 

雲見海岸の浜から見える夫婦岩、もやが晴れると富士山も見える

 

東京駅から車で3時間半、東名高速道路から伊豆縦貫道を通って修善寺道路にアクセス。西伊豆の海岸線を走り抜け、到着するのが第一目的である雲見海岸。

ダイビングのメッカでもある雲見エリアには、ウミウシや美しいソフトコーラルが群生しています。もちろんシュノーケルでも透明度の高い伊豆の海を楽しめますよ。

 

ポイントを目指して歩く

 

駐車場に車を停め、徒歩で少し移動して今回潜るポイントまで移動します。
ちなみに私はシュノーケル派。伊豆の海で育った完全なる海っ子です。

梅雨は明けども未だ茂る、山紫陽花の圧倒的緑の小道を抜け降りると・・・

 


目的の赤井浜海岸に到着

赤井浜海岸に降り立ちます。
岩場のビーチポイントなので、シュノーケル派の方におすすめです。
少し潮が早い箇所もあり、船が立てる白波を受ける、ある種の“伊豆らしさ”に溢れるスポット。

写真の手前側に写るのは、なんと無料の温泉掛け流し!

この日はルリスズメやコバルトスズメの魚群に遭遇。
3回ほど海と浜を往復して、水分補給と糖分補給(私はよく、カットしたフルーツを保冷バッグに入れて行きます)して、自分たちのペースでシュノーケルを楽しみます。

一人でも潜りに行く、という美佳ちゃんと私。

海で出会ったら気軽に潮の状況など聞いてくださいね。
地元の人ほど海をよく知る人はいないから。

 

脱衣所を抜けると、温泉。水着のまま入れます。

 

火照った体に、海上がりの心地よい気だるさ。
これからテントを張ることを考え、2時間ほどで退却です。もちろん備え付けの天然温泉に浸かって、身体をリラックスさせます。

 

キャンプ場に向かう前に、途中の松崎町で温泉に入り一服・・・。
日帰り温泉の宝庫である伊豆エリア、いつでも気軽に温泉に入ることができますよ。
道の駅で食材となるものを買い足しつつ、おにぎりで腹ごなしをしつつ、本日のキャンプ本拠地である「夕日ヶ丘キャンプ場」へ向かいます。

 

 

キャンプ場入口

 

西伊豆からまた海岸線を南下、山道を登る途中に「南伊豆夕日丘キャンプ場」入り口に到着しました。少し急な坂を車で登ると、拓けたスペースの両側に、キャンプサイトが。

 


管理棟では、黒猫がお出迎え

 

まずは管理棟で受付を済ませます。
ゴミなどの処理、利用方法など丁寧な説明を受けることができます。
管理人さんに、気になることは気軽に質問してみてください。

キャンプ場のサイトは、海の方角を臨むスペースかシイノキが豊かに茂る山側のスペースか選ぶことができます。

 

目線の先に太平洋を臨む海側のスペースか

 

シイノキが茂る森に沿った斜面側か

 

私たちは太平洋を臨むBの2エリアに決定!

 

まずはセッティングに着手

 

休憩をとりながら、ゆっくりと準備を進めて行きます。
浮き輪を干したり、夏キャンプのならではの醍醐味です。海の方向に焚き火台と椅子をセッティングです。この景色を独り占めとは、贅沢。

 

緑の中に緑が映える、お気に入りのテント

 

縦に長いスペースだったので、海を眺む前方に食事エリア、手前側にテントを張りました。
インナーマットは先日スペインで購入した緑色のもの・・・こうやって少しずつキャンプ用品は増えていくわけです。


使用テントは、二人で就寝するのにちょ
うど良いサイズ感の、いつもの相棒「Nemo」のギャラクシー!

テントを張り終え休憩したところで、時計はもう17時を回っていましたので、早速夕食の準備に取り掛かります。

 

こちらが本日持参の食材たち。

メインは「スパイス4種で作るチキンカレー」、「手作りナン」、「夏野菜と豚肉のグリル」です!

 

とにかくスパイス攻め


美佳ちゃんにはナンを捏ねてもらい、私はカレーを担当しました。

カレーに入れるチキンは、ヨーグルトに昨夜から漬け込み、冷凍してきます。ジップロックに入れて冷凍させておいたものは、保冷剤代わりになるのでおすすめ!

 

【4種のスパイスのカレー】

材料、事前の下処理:

・一口大に切った鶏の胸肉1枚+無糖ヨーグルト150g→ジップロックに漬け込み、冷凍
・生姜、ニンニクのすりおろし各大さじ3→ジップロックで冷凍
・玉ねぎのすりおろしペースト1.5個→ジップロックで冷凍
・カットトマト缶
・塩小さじ2・オリーブオイル大さじ3
・お湯300ml
・スパイス→ターメリック、チリパウダー、クミン、ガラムマサラ各一本ずつ用意


安定した火力が欲しかったので、卓上コンロを持参しました。


油を温め、程よく溶けている生姜、ニンニクのすりおろしと玉ねぎのペーストを弱火で飴色になるまで炒め、トマト缶を投入、さらに弱火で炒め、スパイスを入れます。

すごい適当な配合で入れました。クミン小さじ1強、ターメリック2振り。
ヨーグルトを上手に避けて、鶏肉を投入して混ぜ炒めます。

 

リラックススタイルで調理

 

沸かしておいたお湯300mlを入れ、ガラムマサラは豪快に一本全てかけ入れます!
チリパウダーも3振りくらい入れて、弱火でさらに煮込んだら、仕上げに塩を入れて完成!

 

ついに完成!!

カレーっぽい!!!凄まじいスパイスの香りが立ち込めます。カレーの完成に合わせて、

 

ナンもいい色になってきました

ナンも焼き始めていたので、すぐ食べれる!!!
二人以上いると、役割分担ができるので効率が良い、同時に2品完成するなんて・・・。ソロキャンプ では味わえない感覚です。

 

カラフルな焚き火台

 

ナンが焼けるまでの間、私はすかさず竹串に野菜たちをセッティング、カラフルな焚き火台となりました。こんがりグリルした野菜には、仕上げにオリーブをかけて岩塩とブラックペッパーでシンプルに食べます。
これだけなのにめちゃくちゃ美味しい。

 

焼きたてのグリルポーク

すっかり暗くなってきた頃、グリル野菜と一緒にポークソテーも。最近手に入れた万能なガーリックスパイスミックスでこちらもシンプルにいただきます。
膝にカレーとナン、グリルしたミニトマトをカレーの中に落として食べるのもまた美味しい。
単純な食材を、いかにシンプルに美味しく食べるか、原点回帰の夕食タイムでした。

 

SNS映え無視のワイルドなチョコバナナ

今回食後のデザートとして待機していたのは、焼きチョコバナナ!!!
バナナに切り込みを入れてチョコレートを挟んで食べるという、SNSで一時期話題になっていた食べ方です。あまりよく調べずに、やってみたいという気持ちだけで挑んだ結果、めちゃくちゃに美味しくいただきました。

正しいやり方、調べてみよう・・・。ビジュアルにこだわらない方は、写真のようなワイルドスタイルでも、とろっとろのバナナとチョコの融合に出会えますよ。スプーンで崩しながら食べる、とろっとしたバナナの食感と、甘さが最大限に生かされたところに参入してくるチョコレート。
罪深い!

 

気づけば虫の声も落ち着き、頭上には満天の星空が。遠くに聞こえる海の音、すぐそばに潜む森の気配、突然大自然の中にぽっかりと放り込まれたかのような状況です。

歯を磨いて、星をしばし眺めて、就寝です。テントの中は網戸で空気を通し、熱中症を予防します。

 

きゅうりと卵のホットサンド

翌朝は早起き。ぼんやりとした頭で、真っ先に視界に入る太平洋を眺めているだけで、とっておきの1日のスタートを切ったことに気づきます。エスプレッソをお湯で薄めてコーヒーを作り、卵ときゅうりでホットサンドを作ります。

海をぼんやりと眺めながら朝食を取り、二言三言、会話をしながら穏やかな朝を楽しみます。

 

緑と海と、芝生の香りが新鮮

 

朝7時前には起床、30分ほどで朝食をすませてしまったので、朝の時間を生かしてお絵描きタイムです!

芝生スペースにヨガマットを敷いて、絵の具とスケッチブックを広げ、今回の旅を振り返ります。同行者の画家の美佳ちゃんはプロ。私は学校の授業以外で筆をとったことはありません。写真が撮れたり、絵が描けたり。旅先で思い出を切り取る行為が、作品となって残ることは本当に素晴らしいし羨ましいなと思っていましたが、センスのある人にのみ許された特権だと思っていました。

でも、それは違うよということで、私も恐る恐る筆を握ります。

キャンプの空いた時間、どのように過ごしますか?今回“絵を描く”という時間の過ごし方を初めて体験しましたが、ズバリとても楽しかったです。

 

右側が、キャンプ場の芝生に寝転んで描いた私の画(抽象画になりますね)です。
昨日潜った伊豆の海の中を、色と模様で描きました!私にしかわからないでしょ、ふふん。

 

北見美佳さんによるスケッチ

そしてこちらが美佳ちゃんが描いた、今回のキャンプ場の絵です、全てが詰まっています、胸がいっぱい。
宝物になりました。

初めてキャンプをしたそうですが、「思ったよりも気軽」「とても楽しかった」様子。
いろんなキャンプのスタイルがありますが、海に潜って山に登って、何が目的になるかそれぞれまた違うので、時期と土地に合った過ごし方を目一杯楽しみましょうね。

 

帰りも海岸線を北上、伊豆の山々を越えて帰路へ。
トドメとばかりに温泉へ入り、日焼けには生のアロエをカットして張り付けます。

今年の夏も楽しいことがたくさんの予感。伊豆キャンプ、幕開けです。

 

施設概要

【名称】南伊豆夕日丘キャンプ場

【HP】http://byaku.at-ninja.jp

【予約フォーム】http://ws.formzu.net/fgen/S57409216/

【営業期間】年中無休

【設備】炊事流し台有、トイレ棟(女性用5・男性用4、すべてウォシュレット)
ミラー付き洗面台有、シャワー有(24時間)

 

文: Kajo

 

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。

ABOUT ME
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Kajo
静岡県・伊豆出身。重度の放浪癖有り、海外経験は延べ25カ国に及ぶ。食中毒に4回当たるもめげぬ真性マゾの精神力と、「アルゼンチンは近い」と言い切るフットワークの軽さが売り。直感と好奇心をもとに、純粋に観察し大胆に発信をする。最近は岩場に住んでいる。