キャンプの食器をおしゃれにグレードアップしてみませんか?
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キャンプの楽しみのひとつと言えば外での食事ですね。同じ食材でも、さわやかな空の下、みんなで協力して作って食べるとなんでもおいしく感じて、単なるカレーもごちそうになります。そんな時、欠かせないのが食器です。今回は、キャンプの食事を今までよりおいしく、楽しくするこだわりの食器や食事関連用品をご紹介します。
キャンプで使う食器はどんなものがいいのか
キャンプを始めて最初の頃は、紙皿や紙コップから開始した人も、その後は、特にこだわらずにホームセンターで購入したようなプラスチック製のもので済ましている方がほとんどのようです。実はアウトドアメーカーから色々な食器が発売されていて、それなりにおしゃれなものも増えてきましたので、食器にこだわってみるいいチャンスなのですが、選ぶ前に知っておきたいのがキャンプ向きの食器の条件です。
キャンプで使う食器の条件を挙げてみましょう。
・簡単に割れたり欠けたりしない事
キャンプでは不意に落としたり、当てたりする事が多くなります。そのたびに割れたり欠けたりしていたのでは使えません。
・スタッキング(積み重ね)しやすい事
積み重ねて、できるだけ小さくして持ち運べるものが望ましいです。
・少々の風には飛ばされない事。
屋外では風は制御できません。例えば紙皿はそよ風でも飛んで行ってしまいます。
以上は最低限の条件です。
あとは、デザインや色、素材はそれぞれのキャンプスタイルに応じ、こだわってみましょう。
レトロ感覚でおしゃれに演出 ホーロー食器
昔から食卓を演出しているホーロー食器。温かみがある食器ですが、意外とアウトドアにも向いている事をご存知でしょうか?
ホーロー食器とは、鉄やアルミなどを下地に、サビを防ぎ見た目がきれいに仕上がるガラス質の上薬を焼き付けたものです。割れることなく、色や臭いが移る事も無く、食器洗いが簡単です。ただし、ホーローには注意点が二つ有ります。まず、表面のガラス質は強くぶつけると欠けることがあるので注意してください。次に、熱伝導率が高く熱いものを持つときは気を付けて持ちましょう。
ホーロー食器としておすすめのGSIの製品をご紹介します。
GSIとは1985年にアメリカ西海岸サンティアゴで創業したアウトドアでの調理器具に特化したメーカーです。この食器セットはちょっと高いですが、それぞれ単品でも販売しているので必要に応じて揃えることもできます。次のキャンプは、GSI食器でおしゃれにリッチにお食事を楽しんでみてはいかが?
●本体材質:ホウロウ加工スチール
●本体縁材質:ステンレススチール
●総重量:4000g
白が美しく割れにくい磁器 強化磁器
強化磁器をご存知でしょうか?昔から食器に使われている磁器を強化したもので、割れにくく欠けにくく加工した磁器です。磁器にアルミナを混ぜて強化しており、メラニンなどの樹脂より安全性が高いという理由で、小学生の給食用の食器として導入しているところも有ります。磁器なので、少々重いですが、そのおかげで風が強くても飛んでいく心配が有りません。表面が非常になめらかで洗いやすく、油汚れも少ない水で洗い落とせます。熱伝導率が低く、料理が冷めにくいことが特徴です。
その強化磁器を使ったスノーピークのキャンプ用食器をご紹介します。スノーピークと言えば、美しいヘアライン仕上げのステンレスの食器が有名です。しかし、磁器の食器も有る事はあまり知られていないようです。それがノキシリーズです。「ノキ」とは「野の器」の意味で、強化磁器が素材の食器のシリーズです。白は料理が映えるので、ますます食事がおいしく感じられるのではないでしょうか。
こだわりの食器にこだわりの食事を
キャンプと言えば、毎度毎度カレーかバーベキューという方も多いと思いますが、今回ご紹介したこだわりの食器で、いつもと違う料理を作ってみるのはいかがでしょうか?最後に、おすすめのアウトドアクッキングの本をご紹介しておきます。ぜひ、この本の料理を、こだわりの食器で、おしゃれに食事してください。
●出版社: 講談社 (2015/7/14)
●言語: 日本語
●ISBN-10: 4062996421
●ISBN-13: 978-4062996426
●発売日: 2015/7/14
●梱包サイズ: 24.4 x 18.2 x 1 cm
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。