青空のもとでクッキング!簡単「山めし」デビューの5ステップ

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2017.06.10

引用:pixabay.com
山頂で食べる食事は格別なもの。全身の疲れと絶景がどんなものでもごちそうにしてくれます。いつものコンビニで買ったおにぎりやパンも、山で食べると普段とは全く別物の美味しさに感じて驚いたことのある方も多いのではないでしょうか。
今日はそこから一歩進んで、山で調理して食べる「山めし」デビューにおすすめの5ステップをご紹介します。

まずはガスストーブでお湯を沸かしてみる

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買ってきたおにぎりやパンと「山めし」の最大の違いは、温かさ。山でできたての温かい食事を楽しむために必要になるのがガスバーナー(ガスストーブ)です。キャンプ用・アウトドア用など各社からさまざまなタイプが出ていますが、山で使う場合はなんといっても軽量さ・コンパクトさは外せないポイントです。

調理に使う鍋も、クッカーと呼ばれるアウトドア向けの軽量でスタッキングできるものがおすすめ。

ガスバーナーとクッカーを用意したら、お湯を沸かし、レトルトカレーを温めて食べてみましょう。ごはんは災害備蓄用などに売られている「アルファ米」が、持ち運びにも軽く、お湯を注ぐだけで食べられて便利です。

レトルトを温めたあとのお湯で食後のコーヒーを楽しむのもいいですね。

一人用の「鍋のもと」で簡単雑炊

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バーナーでお湯を沸かすのに慣れたら、鍋つゆの素を使って雑炊にチャレンジしてみましょう。濃縮液体タイプやフリーズドライ・固形などの形で、一食分ずつ使える鍋つゆの素がいろいろと市販されています。寄せ鍋やキムチ鍋・白湯鍋など、味もさまざまなものから選べます。

お湯を沸かしたら鍋つゆの素を溶かし、ごはんを入れて軽く煮るだけで完成!

米は、レトルトカレーのときと同様にアルファ米を使っても良いですし、コンビニのおにぎりでもOKです。例えば鮭おにぎりを選べば、鮭も雑炊の具材として楽しめます。梅もさっぱりして美味しそう。おにぎりの海苔は外しておいて、最後にちぎってふりかけるとGood。

お湯を沸かしてレトルトを温めるだけ、から一歩進んで「山で料理している」感が手軽に味わえる方法です。

具材をプラスしてちょっとリッチに

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「山めし」をもっとリッチに楽しむために、今度は具材を入れてみます。

先ほどの雑炊に、野菜や卵をプラス。丸ごとの野菜とナイフなどを持っていくとなると荷物もかさばり重くなるので、野菜は予めカットしてジップロックなどに入れていくのが簡単です。卵は、登山用具店などで専用の卵ケースも売られていますし、小さめの密閉容器にキッチンペーパーなどを詰めて使うという手もあります。

野菜や卵が入るとより一層手料理感が楽しめるうえ、味もグレードアップしますよ!

雑炊以外にも、インスタントラーメンに具材をプラスするのもおすすめです。

ただ、夏場は野菜や卵が傷みやすいので、行き先の山の気温や所要時間などを考慮し、無理のない季節にチャレンジしてくださいね。

簡単なおかずをもう一品プラス!

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だんだん「山めし」に慣れてきたら、おかずをもう一品プラスしてみましょう。

雑炊やインスタントラーメンなどに加え、あとなにか肉系のおかずがあると嬉しいですよね。そんなときに手軽なのが、ベーコンやソーセージなどの加工肉です。山に生肉を持っていくとなれば温度管理などにも注意が必要ですが、加工肉であればそれほどシビアではありません。

クッカーをもうひとつプラスし、ソーセージなどを軽く炒めてから、雑炊などメインのメニューを調理します。一人めしならこれでも充分。

ガスバーナーが2つあればおかずもメインも熱々で食べられますが、荷物の量も増えるのでどっちを取るかですね。同行者がいれば分担して持っていく手もあります。

最後はデザート。甘いものは別腹!?

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食後には甘いデザートが欲しいなぁという人もいることでしょう。
フレンチトーストやアップルパイなどかなり本格的なスイーツを山で楽しむ女子もいるようですが、初心者でも比較的失敗なく楽しめるのが「ぜんざい」です。

必要なのは、あんこと餅、水。塩もほんの少し入れると甘みがさらに引き立ちます。

あんこは、パウチタイプのものが持ち運びを考えると一番手軽です。缶詰のゆであずきでもOK。

餅は、しゃぶしゃぶ用の薄切りのものなら火の通りも早く手軽です。

あんこを温め、好みによって水を適量入れます。焦げないようゆっくりと温めましょう。温まったら、しゃぶしゃぶ用の餅を投入。餅は数秒で柔らかくなります!

山ではかなりカロリーを消費しますので、普段は甘いものを控えている人も「山めし」では気にせず楽しんでしまいましょう!

山めしのレパートリーが増えればもっと楽しい!

最初はお湯を沸かしてレトルトを温める程度だった人も、少しずつステップアップしていくことで「次はこんなものが食べたい」「もっとこんなメニューを作ってみたい」とどんどんハマってしまうのが「山めし」。美味しいものを食べるためなら、食材や調理器具などの荷物が増えるのもだんだん苦にならなくなってくる、というのも「山めし」あるあるかもしれません。

「料理は苦手で…」という人も、少しでも「山めし」に興味があったら、今回紹介したステップのうち無理なくできそうと思うところから始めてみてください!

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。