山って買えるの?はじめて山の購入を考えている人が読むまとめ

引用:PEXELS

 

登山趣味が高じて、「自分だけの山がほしい」と夢見たことはありませんか?プライベートビーチならぬ「プライベートマウンテン」で、心置きなく登山を楽しみたい、自分だけの山小屋でスペシャルな時間を過ごしてみたい…。そんな夢も、山を購入すれば現実になるかもしれません。

今回は、あまり語られることのない山林売買についてのお話をまとめました。初めて山を買う人向けに、超基本的な疑問にお答えしていきます。

そもそも、山って普通に購入できるの?

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引用:ぱくたそ

土地や家、マンションを買ったという話はよく聞きますが、「山を買った」という人にはなかなか出会いませんよね。そもそも山って普通に購入できるのでしょうか?

はい、実は出来ます。山林の売買も、基本的にはその他の不動産売買と変わりません。特別な許可は必要なく、山林を専門に扱う不動産会社も存在します。

ただし、日本の山林は約58%が私有林であり、個人が購入する割合は約6割程度です。山を売りたいと考えている人の8割は個人のため、山の売買は個人売買で行われることほとんどというのが現状です。何のつてもなく山の購入を考えている人は、まずは山林売買のマッチングサイトや森林組合、不動産会社に相談しましょう。

山林バンク(http://sanrinbank.jp/)

山林売買ネット(http://www.sanrin.net/buy.php)

東京都森林組合(http://tokyo-sinrin.com/)

 

山っていくらで購入できるの?相場はある?

11_2引用:PEXELS

山を買うのは、しょうゆを買うのとわけが違いますよね。やっぱり気になるのはその価格です。初めて購入を検討する人にとっては、山の相場も検討がつかないはず。果たしてどのくらいで購入できるのでしょうか?

結論から言うと、山の相場はまちまちです。とても一口には言えません。山の広さや利用価値、どういった地域にあるのかなどで、坪単価も大きく変化します。

傾向として、都市近郊の山は価格が高めです。山の奥深くにありアクセスが悪い山は、比較的安めです。

坪単価で言えば、坪100円〜坪10,000円以上まで幅広く、宅地を含むか否か評価額も変わります。もっとも、そのうちの半分以上は坪1,000円以下で取引されており、都心でマンションを購入するよりはずっと安く買えることは確かと言えそうです。

 

山の購入にあたる税金関係はどうなっているの?

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引用:ぱくたそ

山の購入者は、購入にあたり2つの税金を支払わなくてはなりません。それは、不動産取得税と固定資産税です。

不動産取得税の計算式は「不動産価格×税率」です。不動産の価値は、固定資産評価基準によって決定した評価額を指すため、実際の購入価格や工事費とは違います。

固定資産税は固定資産評価基準により地目別に決められた評価方式で算出しますが、登記簿上の地目とは関係なく、住居を建てていれば地目が山林となっていても宅地として課税されます。

 

購入した山に山小屋を建ててもいいの?

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引用:ぱくたそ

まず、購入した山が市街化調整区域である場合、建築物は建てられません。また、基本的に都市計画区域内である場合も、山小屋などを建てることはできません。さらに、その山が保安林に指定されている場合も、住居は建てられないと心得ておきましょう。

特に規制なく山小屋を建てられるのは、その山が都市計画区域外で普通林の場合です。また、購入にあたって家を建てることが初めから確定している場合は、宅建業者が仲介する必要があります。

 

購入した山に住めるの?住むために何を考えればいい?

11_5引用:ぱくたそ

定年後に田舎暮らしをしたいという思いで、山の購入を検討している人もいるでしょう。ログハウスやロハスなどの流行で、山での田舎暮らしも珍しくなくなりました。

ただし、理想と現実はときに大きく異なる場合があるということを肝に銘じましょう。登山で山に泊まるのと、実際に山で生活するのとはまったく別次元の話になります。住居を山に移すとなると、ライフラインの確保や市街地までのアクセスなどが非常に重要になります。

山に住むこと自体は可能ですが、どのような生活をすることになるか具体的に想像し、山を選択するときの条件や優先順位を明確にしておく必要があります。また、前項でもお伝えしましたが、住居自体建てられない山も存在します。何のために山を買うのかを売り主に伝え、それに適した山かどうかを確認しましょう。

 

山の購入は、条件と優先順位をシビアに検討して

いかがでしたか?山を購入するのは、当然ですがスーパーでしょうゆを買うのとはわけが違います。金額的にも大きな買い物です。税金や購入後の維持費もかかるでしょう。それでも、売りたいと思っている人は意外にたくさんいて、買おうと思えば買う手段があるということを分かってもらえたと思います。一見夢物語のように思える「山の購入」ですが、何のためにほしいのか、買ってからどうするのか、そのために何をすべきか一つずつ明確にすれば、現実的な行動にうつすことも不可能ではありません。ただし、山は人工物とは違い、自然の産物です。よって、あなたの100%理想の山が見つかることはまずないと心得てください。どんな条件にどう優先順位をつけ、何を諦めるべきなのかシビアに考え、山の購入に望みましょう。

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。

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