徒歩キャンプにおすすめ!伊豆大島の5つの魅力【ロケーション抜群】

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2020.09.05

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こんにちは、もめです。

今回のテーマは島キャンプ!!日常生活と少し離れて、自然あふれる離島でのキャンプ。憧れるキャンパーさんは多いのではないでしょうか。

今回は、東京から気軽にキャンプができる伊豆大島の魅力を、徒歩キャンプの目線から紹介します。伊豆大島のキャンプ場や行き方、注意点も解説しているので、気になっている方は必見です!

伊豆大島とは?キャンプや釣り、サイクリングなどアウトドアが盛ん!

伊豆大島は、神奈川県の南約60kmのところに位置しており、東京都に属する伊豆諸島では一番大きな島です。

伊豆大島は、火山活動によって生まれた特徴的な地形が一つの魅力でもあります。大きな地層の断面図が見られる「地層大切断面」や、一帯が黒い火山岩で覆われた日本で唯一の砂漠「裏砂漠」など、本州ではなかなか見られない貴重な景観を眺めることができます。

さらに、観光産業と同時にアウトドアも盛んです。キャンプはもちろん、釣りや、島を一周巡るサイクリングと、アウトドアな趣味を思いっきり楽しめる環境があります。

私が人生に一度は行ってほしい!と推している場所の一つ伊豆大島ですが、じつは徒歩キャンプにもおすすめなのです。なぜ徒歩キャンプにおすすめなのか、5つのポイントに分けて紹介しますね。

徒歩キャンプ目線で紹介!伊豆大島の5つの魅力

徒歩キャンプの目線だからこそ伝えたい伊豆大島の魅力がたくさんあります。

島までの大型船が、徒歩キャンプの荷物に向いている!

島までのアクセスは基本的に船です。私が一番おすすめするアクセス方法は、東京からの夜行大型船なのですが、この大型船が徒歩キャンプにぴったりです。

なぜなら、大型船なら重く大きくなりがちな徒歩キャンプの荷物を持ち運んでも、ストレスなく乗船することができるからです。長時間の移動でも、ストレスなく楽しめます。

キャンプ場までバスでアクセス可能

伊豆大島にはキャンプ場が2か所ありますが、そのどちらもバスでアクセス可能です。徒歩キャンパーにとって、キャンプ場までのアクセスはかなり重要な項目ですから、バスで行けるのはうれしいポイントですね。

伊豆大島内の観光地はバスでアクセス可能!

伊豆大島は、電車が通っておらずバス網が中心です。キャンプ場以外の観光地も、多くはバスと徒歩で廻ることができます。

例えば、私イチオシの観光スポット「裏砂漠」は島のメインの港、元町港からバスで約50分、バス停から徒歩30分ほどでアクセス可能です。同じく有名な「地層大切断面」も元町港からバスで約20分でアクセスできます。

もしくは、バスだけでなくレンタカーを現地で借りることもできるので、観光をメインにしようと思ったらレンタカーで巡ることも!

徒歩キャンパーでもたっぷりと観光を楽しめます。

普段はなかなか味わえない最高のロケーション

一番のおすすめポイントは、やはり最高のロケーション!

例えば、伊豆大島にあるキャンプ場の一つ、「トウシキ野営場」からはこんな景色が望めます。雄大な大島の山々を一望できるんです。

さらには目の前には広大な太平洋が。

裏砂漠や地層断面に加え、キャンプ場からも本州ではなかなか味わえないような開放感を体感することができます。バスで簡単にアクセス出来て、このロケーションは最高です。

伊豆大島のキャンプ場は2か所

伊豆大島にあるキャンプ場は全部で2か所で、どちらもバスでアクセス可能です。

トウシキ野営場

トウシキ野営場は、伊豆大島の南側に位置するキャンプ場で、元町港からはバスで約30分です。トウシキ野営場は料金が無料で、開放感あるロケーションが特徴です。

役所への申請は必要ですが、無料で泊まることができます。しかも無料にもかかわらず、トイレや炊事場、水道、ゴミ捨て場が完備で、設備が充実しているのもうれしいポイント。

テントサイトは芝生のフリーサイトで、低い木と柵に囲われています。サイトからは伊豆大島の広大な山々を望むことができ、海の方へ少し歩けば、開放感あふれる太平洋を望むことができます。

実際に行ってみると、本当に無料でいいんですか?!と叫びたくなってしまうほど最高のロケーションです。伊豆大島を全身に感じながらキャンプをすることができますよ。

【基本情報】

住所 〒100-0211 東京都大島町差木地字
電話番号 04992-2-1446(観光課 振興係・施設管理係)
料金 無料
設備 洗い場,かまど,トイレ,シャワー,休憩舎,フリーサイト(テント30張り)
予約方法 電話
Webサイト https://town.oshima.tokyo.jp/soshiki/kankou/tousiki.html

海のふるさと村

 

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海のふるさと村は、島の中でもとりわけ人の手が付けられていない東海岸沿いに位置し、トウシキ野営場とはタイプが異なる、有料のキャンプ場です。(持ち込みでのテントサイトなら一人200円だからかなり安い!)

海のふるさと村の特徴は、テントサイト以外にもデッキテントサイトや複数名で泊まれるロッジがあることです。テントのレンタルやエアコン付きのロッジなど、より気軽にキャンプをするのには、海のふるさと村が向いています。

雰囲気は、トウシキ野営場のような開放感というよりは、伊豆大島の手付かずの自然に囲まれながらキャンプができるというイメージ。携帯の電波もほとんど届かない中(ソフトバンクのみ通っているらしい)、日常を忘れてのんびりキャンプをするにはぴったりですね。

ちなみに、どちらのキャンプ場も、アクセスが抜群に良いわけではありません。もし観光を一緒にする予定なら、2泊3日以上の滞在がおすすめですよ。特に徒歩キャンプだとバスの時間の都合もありますからね。

【基本情報】

住所 〒100-0103 東京都大島町泉津原野2−1
電話番号 04992-4-1137
料金 施設利用料200円/人(持ち込みテントサイト)
主な設備 セントラルロッジ・テントサイト・シャワー・炊事舎・テニスコート・各種レンタル/販売品
予約方法 電話
Webサイト https://www.town.oshima.tokyo.jp/site/umifuru/

徒歩キャンプで伊豆大島へ行く方法

徒歩キャンプで伊豆大島へ行く代表的な方法は、大型客船か高速ジェット船の2種類東海汽船のホームページから電話・ネットで予約するか、旅行会社のツアーからの申し込みで利用できます。

予約方法|東海汽船ホームページ

大型客船(夜行)

所要時間 最短6時間
出発港 東京/竹芝桟橋・横浜/大さん橋
参考価格(2等/2020年5月) 4530円(東京~大島)

大型客船は、東京や横浜を夜に出発し、次の日の朝に伊豆大島に到着する夜行船です。22時東京を出発して、朝6時頃伊豆大島の元町港か岡田港に到着します。(どちらの港に着くかは当日の港の状況によって決まる)

私が徒歩キャンプに特におすすめしているのが大型客船で、おすすめする理由は主に3つあります。

  • 広いから大きい荷物が運びやすく、リラックスできる
  • 出発時には夜景を楽しめる
  • 朝到着だから、初日から伊豆大島を目いっぱい楽しめる

大型客船は船内が広いため徒歩キャンプの大きな荷物も運びやすいです。釣りのためのクーラーボックスや、サイクリング用に自転車を持ち込んでいる人も多くいます。

座席も広々しているので、一番等級の低い席(2等座席)でものんびりできますよ。睡眠もばっちりとれます。

さらに出発時も楽しめるのが夜行船。夜に東京を出発し、横浜を経由して伊豆大島へ向かうので、出発するときは海からの東京と横浜の夜景をたっぷり楽しめます。真下から見るレインボーブリッジや横浜ベイブリッジは、圧巻です。

夜景をみながら出発した後は、朝伊豆大島に到着します。朝到着するということは、初日から一日をフルに活用して伊豆大島を楽しめるということ。徒歩キャンプなら、最初は荷物を観光案内所に預けておいて、お昼まで観光してからキャンプ場に向かう、なんてこともできますよ!

大型客船のデメリットは、時間がかかることです。高速ジェット船なら2時間かからずに到着しますが、大型船は6~8時間ほどかけてのんびり向かいます。夜行なので、睡眠をとれればそこまで気になりませんけどね…

時期によっては、往復4,000円で大型客船の2等座席が利用できるキャンペーンを行っていることもあるので、そのキャンペーン期間中は特にねらい目ですよ!

⇈復路では、時間が合えばこんな夕景も…!(5月下旬撮影)

高速ジェット船

所要時間 1時間~2時間
出発港 東京・久里浜・熱海・伊東・稲取
参考価格(2020年5月) 7340円(東京~大島)

もう一つの伊豆大島へ行く方法が、高速ジェット船。東京から最短1時間45分で伊豆大島へ行くことができるスピード感は魅力的です。

ジェット船のいいところは、以下の3つです。

  • とにかく早い!
  • 高速で海面から離れた状態で走るため、揺れない・快適
  • 出発地点が多数ある!

大型客船と比べて特にジェット船が優れている点は、到着時間が早いこと。大型客船が6~8時間かけていくのに対し、東京からは2時間弱、出発場所によっては1時間かからずに到着します。

そしてなんと言っても、高速ジェット船はほとんど揺れません。時速80kmで海面から離れた状態で進んでいくそうで、船酔いの心配が少なくとっても快適です。(ちなみに大型客船は、天候によってはまあまあ揺れます)

そして、出発地点が東京以外にもいくつか用意されているのも、高速ジェット船のいいところ。季節限定航路も含めると、久里浜・熱海・伊東・稲取と複数の場所から伊豆大島へ向かうことができます。

かたや、高速ジェット船のデメリットは狭いこと。イメージは新幹線の車内に近いでしょうか…?荷物を置いておけるスペースがあまり広くなく、徒歩キャンプで荷物が大きい場合や、割れ物のランタンも持っていきたいときは、少し不安になります。

それに、価格は大型船よりも数千円高い(2等の場合)ので、時間に余裕があるのなら大型客船がおすすめです。

大型客船・高速ジェット船ともに、往復切符で安くなるキャンペーンをやっていることがあります。こちらのページから随時やっているキャンペーンをチェックできるので、伊豆大島へ行くときは一度覗いてみてください。

ツアーパンフレット|東海汽船ホームページ

伊豆大島で徒歩キャンプをするときの注意点

伊豆大島は、離島ならではの、普段は気にしないことにも注意する必要があります。でも、事前に知っておけば、注意点すらも伊豆大島の魅力として楽しめるようになりますよ!

電波が通じない場所もある

特に、先ほど紹介した海のふるさと村付近、東海岸沿いのエリアはほとんど電波が通じないところがあります。

紙の地図を持っておくなど、電波が通じないときはどうするのかを事前に考えておくことが大切です。

レンタカーやスーパー、温泉は港中心に集まっている

スーパーなどのお店の多くは、元町港・岡田港・波浮港の港エリアに集まっています。その3つの港の中でも元町港が一番メインの玄関口となっていて、スーパー・温泉・お土産・レンタカー・民宿・飲食店などは大体徒歩圏内にそろっています。

逆に、この港から離れると、徒歩だと移動に不便なエリアが多いです。キャンプの場合は、事前に元町港で買い物などの用事を済ませてから、キャンプ場に向かうことをおすすめします。

それに、伊豆大島にはコンビニは一軒もありません。ちょっとコンビニで飲み物を…は叶いませんのでご注意を!!

お店の閉店時間が早い

基本的に伊豆大島のお店の営業時間は短く、多くのお店が夕方~19時頃までには閉店します。それ以降の時間に買い出しはできないと思って、用事があれば昼間のうち済ませておきましょう。

風が強く天候が変わりやすい

伊豆大島は、海の上、かつ真ん中に三原山がある特徴的な地形のため、天気が変わりやすいです。天気が悪いときは本当に嵐のようで、キャンプは危険すぎてできないレベルになってしまうこともしばしば。私が以前伊豆大島へ行ったときは、悪天候によりキャンプを中止にしたことがあります。

船が出ているとしても、島は観光が満足にできないほどの悪天候ということも考えられるため、伊豆大島へ行く計画を立てるときには、天気予報とよく睨めっこをしておきましょう。天気を見るときには風速にも注目ですよ。

さらに、トウシキ野営場のような海沿いは、海からの風を直接受けることになり、基本的に風が強いです。テントを設営する際は、強風を想定して長くて丈夫なペグを使用したり、ガイロープを使ったりと、対策をしておきましょう。

船が到着する港は当日にならないとわからない

伊豆大島の大きな特徴で、船が到着する港は当日そのときにならないとわからないのです。到着する港は元町港と岡田港、2つの港のどちらかですが、どちらの港に着くのかは当日の波の状況次第。それによって、伊豆大島初日の出発地点が異なるので、どっちの港についてもいいように計画しておくことをおすすめします。

伊豆大島から帰るときも同様で、当日の朝に自分の乗る船がどちらの港から出港するのかが決まります。徒歩キャンプの場合は、どちらの港になった時も大丈夫なよう、事前にどのバスに乗ればいいのかを把握しておくのがおすすめです。

どちらの港に着くのかは、東海汽船ホームページか東海汽船の公式Twitterで確認することができます。悪天候による運行状況・到着港が確認できるので、伊豆大島キャンプでは必須ですよ。

運行状況|東海汽船ホームページ

東海汽船公式Twitter

伊豆大島での徒歩キャンプで便利な周辺施設を紹介(スーパー・温泉・カフェ・薪)

最後に、徒歩キャンプのときに必要になりそうなお店を軽く紹介します。

スーパー

スーパーは、元町港から歩いていくことができる「紅屋(べにや)」さんがおすすめです。品ぞろえは一般的なスーパーと遜色なく、日用品も置いているため、ティッシュなど忘れ物をしたときにも対応できます。

バス停もすぐ近くにあるので、徒歩キャンプではキャンプ場に向かう前に買い出しを済ませることができますよ。

温泉

温泉は元町港のすぐ近くに、隣り合わせで2か所あります。一つは「浜の湯」さん。露天で目の前は広大な太平洋、眺めは最高ですが設備は最低限。湯舟と簡単なシャワーがあるのみです。水着着用(レンタルあり)のシンプルな混浴風呂です。

もう一つは「浜の湯」の隣にある「愛らんどセンター 御神火温泉」です。こちらは一般的なスーパー銭湯という感じ。露天風呂はありませんが、大きな窓で海が眺められるそうです。

私のおすすめは、「浜の湯」です。理由はとっても安いから!シンプルがゆえに一回300円という安さ。しかも開放的な露天風呂。伊豆大島へ行ったら一度は入っておきたいですね。

薪(トウシキ野営場)

無料のトウシキ野営場には、薪の販売はありません。しかし、野営場から徒歩で約20分のところにある「勤労福祉会館」で購入することができます。

事前に電話で問い合わせてから取りに行きましょう。

電話番号:04992-4-0501(定休日:水曜)

伊豆大島は、何度もリピートしたくなる魅力がたくさん!徒歩キャンパーにおすすめです!

いつもとちょっと違う気分でキャンプがしたい。徒歩キャンプでもロケーションのいいところでキャンプがしたい。そんな思いに応えてくれるのが伊豆大島です。

東京から数時間で、普段は味わえないような景色に出会うことができます。1年間でもう2回行きましたが、この記事を書いていたらまた行きたくなりました(笑)

ぜひ一度、訪れてみてください!

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。

ABOUT ME
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もめ
ゆるキャン△に影響を受けキャンプを始めた大学生。ソロキャンプを中心に初心者なりに試行錯誤中。ソロキャンプやひとり旅など1人で過ごすのが好き。個人ブログ「"ソロ"を楽しむ」でソロキャンプやひとり旅、サイクリングなどについて語る。 https://momesolo.com/