キャンプ女子Kajoが行く!〜伊豆・狩野川でゆったりラフト体験vol.15〜

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2019.06.01

こんにちは!お久しぶりです、ライターのKajoです。

前回の長野での雪中修行のようなカントリースキー体験から早数ヶ月・・・
気づいたら季節が変わり、夏の気配すら感じる今日この頃、
みなさんいかがお過ごしですか?

今回私が体験してきたアウトドアアクティビティは、“ラフト(川下り)“です!むむ、聞いたことはあるけれども、未経験。

 

ちなみに以下、事前に抱いていたラフトもしくはラフティングに対する、勝手極まりないイメージです。

 

  • 川をボートで下るらしい。
  • めっちゃ漕ぐし疲れると思う。
  • 時に激流に押し流されるらしい、シンプルに怖い
  • グループで楽しむもの。シンプルにハードル高い

 

上記の印象があながち間違っていた(!)ので、今回の体験を通して私が学び感じたラフトの魅力を、みなさんにお伝えしたいと思います!

 

今回お世話になったのは、伊豆でアウトドアアクティビティの体験を提供する「アドベンチャーサポート」さん。ラフト以外にも、ラペリング(ロッククライミングで有名な伊豆城山お大岩壁をロープで下る)やキャニオニング(伊豆の渓谷を滑り落ちる)という地元を知り尽くしていないと楽しめないような内容が目白押し!

 

この日は「素敵な方々が集まります」というお言葉に甘えまして、一人参加(内心バクバク)で、団体の皆様のところにお邪魔して来ました。(通常、ツアーは定員2名〜)

 

 

 

本日のラフト体験の舞台は、東部・伊豆半島を流れる「狩野川」。

静岡県東部にある河川ですが、南の天城山を水源とする狩野川と、北の富士山を水源とする黄瀬川とが合流し、駿河湾に注がれています。ちなみに太平洋側の川の中では唯一の“北上する”(!)河川形態とのこと。(全く知りませんでした)

ちなみに鮎の友釣り発祥の地という説もあるのだとか。釣り人の皆様も必見です。

集合先は、伊豆の玄関口と言われる静岡県函南町にある道の駅「ゲートウェイ函南」。
伊豆縦貫道自動車道「函南塚本IC」から車で1分、新東名高速道路では「長泉・沼津I・C」から車で17分と、アクセスも良好!


さて、「ラフト」について、直訳すると「いかだ」という意味ですが、フロートラフト(ゴムボート)を使用し、川下りをするレジャースポーツのことです。
一言に「ラフト」と言えど、天然のジェットコースターに乗っているような激流下りから、自然を体感しながらゆったりと景色を楽しむ渓流下りまで、様々。

大変お恥ずかしながら、単語の印象では激流ラフトのイメージしかなかったため、「3歳から参加ができ、30kgまでのワンちゃんも一緒に乗れる」と伺いめちゃくちゃ胸をなでおろしました。

ちなみにこの日は2匹のワンちゃんと一緒でした。お揃いのライフジャケットが可愛い!

 

この日の格好ですが、着衣や持ち物の指定を受けたのは、

  • 濡れても良い靴(スポーツサンダル、クロックス、スニーカー等)

という点のみ。裸足やヒールのある靴、ビーチサンダルは不可です。必要な方は飲み物、自己責任でストラップ付きのカメラ等撮影器具!
各ツアーによって異なるとは思うのですが、
びっくりです、今回私はほぼ手ぶらで参加しました。
ちなみに足元は濡れても構わない、スニーカー。
上はTシャツ、下は足首の出る丈のデニムと完全に私服仕様・・・。濡れないって信じていいんですよね?ね?

ライフジャケットを装着したら、準備完了です。

 

 

車に乗り込み、出発地点へと向かいます。車の上に積まれた、ラフトの存在感たるや・・・!激流も難なく越えていきそうな予感(まだ激流を下るものと思い、警戒が止まらない)

 

 


15分程で出発地点に到着、まずは先がT字になったグリップの握りかたから始まり、前漕ぎ(手前から後ろに漕ぐ)・後ろ漕ぎ(後ろから手前に漕ぐ)・ストップなど、基本のパドリングのレクチャーを受けます。

「絶対にTグリップは離さないでくださいね」

時にこのパドルが凶器になることを肝に銘じます(顔面強打の可能性あり!)。

さらには万が一川に落ちてしまった際のセイフティーロープの使用方法も・・・

我々、安全確認バッチリです!

それでは、穏やかな川の流れを横目で確認し、胸を撫で下ろしたところで、改めまして

「出発進行!」

5月下旬、新緑が美しいこの季節。
川面から眺める河原の風景、普段と目線の高さが異なり、全てが新鮮!

コースは計4.8km、北から南へ、狩野川を北上しながらのんびりと下っていきます。

 

 

人の足が踏み入らない河川敷には、クワの実が茂ったり野生のバラが水面を飾ったり!
植物の観察に飽きることがなく、また前方には水面を飛び立つ川鵜、あちらこちらから聴こえる鳥たちのさえずりに、歓迎を受けているかのような気持ちに。

 

前に座った方のパドルが小さな渦を作るのを眺めたり(とにかく余裕がある)、白鷺が羽を休めるのを見てうっとりしたり。あっという間に時間が過ぎて行くんですよ・・・不思議体験・・・。

水の色が少しずつ変化をしていく様子、首筋を初夏の風が撫でて行く感覚、五感がフルに稼働しています。

 


ちなみに気づいたんですが、私、自然や風景に夢中でロクに漕いでいませんでした(我ながらポンコツ)。
その旨をカミングアウトし気持ちを切り替え、ボートのエンジンに貢献します。

「ご存知ですか、ラフトには大会もあるんですよ」
「え!!・・・技、見たいです。」

ガイドさんの一言に反応、すかさず無茶振りすると・・・誰もがガイドさんの体幹の強さを一瞬で悟る動きで、ボートが舵取りの一漕ぎでくるりと回転したり、川の流れの中で停止したり(反転流に乗る)。その力強さとテクニック、引くほどカッコ良かったです。

 


1時間ほど川を下り、途中の休憩で河原に立ち寄ります。

犬たち、はしゃぎまくる。そして親子も、はしゃぎまくる。

石をひっくり返すと川虫(タガメやゲンゴロウ、トンボなど)を発見。初めて見ました・・・!

さらにはハヤ(川魚の代表格)の群れを必死で追いかけたり、時にはカワセミもルート上で遭遇できちゃうそう。
そしてこの川には、鰻もいる。さすが清流、情報量が多すぎる〜!!

休憩を終えたら、後半はみなさんのんびりとしたリラックスムードが漂います。
このルート、天気が良ければ目前に富士山を望むそう。この日は残念ながら見れませんでしたが、それにしても気持ちが良い。


ラフトには普段どういう方が参加されているかというと、グループやカップル旅行、会社のサークルチームなど、店員はMAX 14人まで。最小催行人数は2人〜実施いただけるとのことなので、安心してください!私もそのうちパートナー、連れてきます(これずっっっっっと言ってますね)。

オススメのシーンは、下からの鉄橋!刺さる方、意外と多いんじゃないでしょうか?


個人的には“あっという間”の狩野川ラフト、終了です。時間はたっぷり2時間ほど水上にいたはずなんですが・・・。大半の時間うっとりしていました。(全然漕いでません)

ボートから地上へ戻った、皆さんの達成感溢れる笑顔たるや!

下は3歳から、ご年配の方まで。
のんびりと自然を感じたい方、「自分の住んでいるところを川面から観察したい」という地元の方、ユニバーサルな“ラフト”おすすめです!

今回私が体験した“のんびりラフト”だけでなく、日本に点在する激流コースのメッカ含め、これからの時期にぴったりな“涼”のアウトドアアクティビティである「ラフト」、皆さんぜひ体験してみてくださいね〜〜!

 

【取材協力】アドベンチャーサポート
※お問い合わせ、ご予約はHPよりお願い致します。

取材:Kajo

写真提供:アドベンチャーサポート

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。

ABOUT ME
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Kajo
静岡県・伊豆出身。重度の放浪癖有り、海外経験は延べ25カ国に及ぶ。食中毒に4回当たるもめげぬ真性マゾの精神力と、「アルゼンチンは近い」と言い切るフットワークの軽さが売り。直感と好奇心をもとに、純粋に観察し大胆に発信をする。最近は岩場に住んでいる。