燻製器は人気で判断しない!選び方のコツ5つのポイント

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2018.11.01

引用:pixabay

食べておいしい、振る舞って喜ばれる燻製を作るための、燻製器の選び方5つのコツを解説します。おなかがいっぱいでもお酒のつまみとして楽しめる燻製は、キャンプ料理の超定番!キャンプ場で作ってもいいし、自宅で燻してキャンプに持って行くこともできて便利です。燻製器を賢く選んで、もっとアウトドアを楽しみたい方、必見です。
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燻製器でそこまで違いが出るのか?

 

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仲間とわいわい、それぞれが持ち寄って料理を振る舞うようなキャンプは楽しいですが、何を作ろうか、毎回頭を悩ませていませんか?スモークチーズなどの燻製料理ならバーベキューでお腹がいっぱいになっていてもチョコチョコ食べられて、お酒のおつまみにもピッタリです。

燻製料理はバーベキューなどの傍らゆっくり作ることもできますが、あらかじめ自宅で作って持って行くこともできるので、キャンプやバーベキューだけでなく、屋内で行う持ち寄りパーティーのネタとしても便利です。お手製の燻製料理をつまみながら飲み明かすなんて、最高ですね。

おいしい燻製を作る際に、最も重要となるのは燻製器内の温度です。一口に燻製といっても、使う食材や求める仕上がりによってそれぞれ適した加熱温度があり、燻製器によってどの燻製料理に適しているかが変わってくるのです。燻製を作る際の温度と特徴は、3つの種類があります。

冷燻

30℃くらいまでの低温で数日~数週間ほどかけ、じわじわ燻していく方法です。食材の水分がしっかり抜けて、長期間の保存が可能となります。燻す時間が非常に長く、温度管理が難しいので、プロ向きの燻製方法といえます。スモークウッドに直接火をつけ、燻製器の下に投入するタイプの燻製器が必要です。

温燻

30~80℃の中温で数時間かけて燻す方法です。食材により異なりますが、1時間~1日程度です。食材の水分が程よく抜けて、やわらかい触感になります。冷蔵庫なら数週間程度の保存が可能です。スモークウッドに直接火をつけ、燻製器の下に投入するタイプの燻製器が必要です。煙がかなり出るので、キャンプなど屋外での調理が向いています。

熱燻

80~120℃の高温で短時間で燻す方法です。食材により10分~2時間程度です。食材の表面は直火で焼いたような香ばしさがあり、中は水分が残ってパサパサしないのが特徴です。食材内の水分を残した状態になるので、保存はあまりききません。スモークチップを使い、バーナーなど外からの火器で加熱するタイプの燻製器が必要です。屋外で行う場合は、長時間使用できる熱源が必要となります。煙が少なく、自宅など屋内での調理に向いています。

燻製器の人気をあてにはできない理由

 

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市販の燻製器には、スモークウッドに直接火をつけて燻製器の下部に投入するタイプと、燻製器の底にスモークチップを入れて外から加熱するタイプがあります。前述のように冷燻は一般向きの燻製方法ではないので、スモークウッドを使うのが温燻用、スモークチップを使うのが熱燻用と考えて差し支えないでしょう。

しかし、どのような食材を使って、どのようなシチュエーションで燻製を作るのか、人によって求めるスタイルはさまざまです。自宅で燻製を作りたい人が温燻用の燻製器を購入しても、煙だらけになって二度と使われなくなるだけでしょうし、キャンプで燻製を作りたい人が熱燻用の燻製器で長時間バーナーを使ったら、あっというまにガス切れです。自分の求める使い勝手のものでなければ、どんなによい商品でも意味がありません。

また燻製器の人気の理由は、価格だったりブランドだったり見た目だったりと、完成品の味ではないことにも注意しなければなりません。人気の燻製器を購入したからと言って、必ずしもおいしい燻製が作れるわけではないことも覚えておきましょう。

燻製器の選び方の本当のコツを5つに厳選

 

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燻製器を選ぶ際に重要な、5つのコツを解説します。ポイントを押さえて、自分のスタイルに合った燻製器を選びましょう。

携行性で選ぶ

キャンプ場などアウトドアへ持ち運んで燻製を作るなら、簡単に持ち運べる燻製器がおすすめです。アルミ製やステンレス製なら軽いですし、折りたたみ式の燻製器ならさらに持ち運びも簡単です。車が横付けできないキャンプ場でも、躊躇なく持って行けるでしょう。ただしアルミやステンレスは熱伝導率が高いので、熱しやすく冷めやすい傾向があります。調理時間は他の素材より長くなり、温度管理にも注意が必要です。また折りたたみ式の場合は構造上密閉性が低く、煙が多く出やすいので屋内や住宅街での使用は難しくなります。

耐久性で選ぶ

耐久性で選ぶなら、スチール製の燻製器がおすすめです。重いのが難点ですが、ちょっとやそっと落としたりぶつけたりしても簡単には壊れません。オートキャンプでの使用が目的の場合は、頑丈なスチール製が良いでしょう。密閉性も高いので煙も少なく、自宅での調理もOK。短い時間で本格的な燻製料理が楽しめます。外部から加熱する熱燻用がほとんどですが、スチール製の温燻用燻製器の場合は相当な重さになりますので、自分で運べる重さかどうか、大きさと重量表示をよく確認しましょう。

使用可能な火器で選ぶ

外から加熱が必要な熱燻用の燻製器を選ぶ際は、使用できる火器も重要なポイントです。アウトドアだけでなく自宅でも燻製を作りたいけど、オール電化で直火は使えないという家も増えています。そういうご家庭には、IH対応や電子レンジ対応の燻製器もあります。屋外で使用する際には、もちろんガスバーナーも使用可能です。ただしIH対応の燻製器は陶器やガラスで作られているので、衝撃に弱く、屋外へ持ち出す際には取り扱いに注意が必要です。自宅での使用が中心か、アウトドアでの使用が中心か、よく考えてから選ぶようにしましょう。

密閉性で選ぶ

香りのよい燻製料理を作りたいなら、密閉性の高い燻製器がおすすめです。密閉性が高い燻製器なら内部の温度が下がりにくいので調理時間が短く、料理に香りも付きやすくなります。素材を問わず、本体と蓋の組み合わせがポイントです。比較的密閉性が高い傾向があるのはスチール製ですが、最近ではセラミックス製で真空断熱構造の燻製器も出ています。密閉性の高い燻製器は外に出る煙も少ないので、自宅の換気扇でも十分対応できるでしょう。また、調理時間が短いので、屋外で熱燻用の燻製器を使う際にも燃料の消費が少なく済みます。陶器製の燻製器の場合は個体差が多くあるので、実際に目で見て、本体と蓋との相性をチェックするのがよいでしょう。

温度管理のしやすさで選ぶ

温度管理に気を配り、味にこだわりを出したいなら温度計付きの燻製器がおすすです。特に屋外で使用する場合は外気温の影響を受けますし、ウッドの火力調整と燻し時間だけでは、どうしても燻し具合にばらつきが出てしまいます。特に魚の燻製などでは温度管理が難しく、失敗すると生臭くなってしまいがち。おいしい燻製料理を食べたい、食べさせたいというこだわり派には、燻製器内の温度を確認しながら調理できる温度計付き燻製器が便利です。

まとめ

 

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燻製器を選ぶ際のコツを5つに厳選して解説しました。持ち運びたいのか、自宅でやりたいのか、煙や火力は必要か?燻製器は他人の評判でなく、自分の求めるスタイルを想定して選ぶことが重要です。一度アウトドアショップに足を運んで、自分の目で見てみましょう。

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。