イルカにタッチ!グランピングも!ドルフィンファームしまなみキャンプ場

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2018.05.24

イルカのショーといえば、水族館の花形。華麗なジャンプには思わず見とれてしまいます。愛媛県今治市の「ドルフィンファームしまなみ」はイルカとのふれあい施設としては日本最大級。イルカに実際に触ったり、一緒に泳いだりといった体験を楽しみながら、キャンプもできる点が特徴的です。

伯方島にあるドルフィンファームしまなみ

ドルフィンファームしまなみは、愛媛県今治市の伯方島にあります。伯方島は、本州と四国を結ぶしまなみ海道の、四国側から見て2つめの島にあたります。「伯方の塩」が有名で、製塩業や造船業・クルマエビの養殖などが主な産業です。ドルフィンファームしまなみからも、海に向かって右手のほうにしまなみ造船の造船施設を眺めることができます。また、サイクリストに人気のしまなみ海道だけあって、キャンプ場に至るまでの道中も、島内でも、自転車を楽しむ人の姿が数多く見られました。

道の駅伯方S・Cパークのすぐ隣

しまなみ海道を伯方島インターで降りてすぐ、道の駅伯方S・Cパークのすぐ隣にあるのがドルフィンファームしまなみです。美しい海にイケスが設けられ、桟橋を歩いてイルカのすぐそばまで行くことができます。背景には大島や大三島といったしまなみの島々と青空が広がり、とても開放感あふれる気持ちのよい空間です。

キャンプ場は真新しく快適。グランピングも!

ドルフィンファームしまなみのキャンプ場エリアは2018年4月にオープンしたばかり。まだ新しく、炊事場などの施設もピカピカです。綺麗に整備された場内にはヤシの木が並び、まるで海外のリゾート地のような雰囲気です。

ヤシの木のあたりはフリーサイト、ほかに電源付きのオートサイトやグランピングエリア、コテージもあります。今回は、キャンプは初めてという友人家族と一緒だったので、友人たちはグランピングサイト、私たちはその隣のオートサイトを利用しました。

とってもオシャレなグランピングサイト


「玉ねぎテント」の愛称で人気のロータスベルラグジュアリーテントはウッドデッキの上に設置され、広い室内には大きなベッドやソファ、テーブルが置かれていました。貝殻やヒトデのオーナメントも飾られ、とってもオシャレ!キャンプ未経験の方でもホテル感覚で快適に過ごせそうな室内空間です。海側がちょうど西なので、夕方にはウッドデッキに置かれたビーチチェアでくつろぎながら海に沈む夕陽を眺めることができました。

オートサイトは充分な広さ

オートサイトは、ファミリー向けの大型テントとタープを設営し、さらにクルマを停めても窮屈ではなく、充分な広さがありました。今回は私たち以外にオートサイトを利用する人はいませんでしたが、もし隣の区画に他の人がいたとしてもそれほど気にならずに過ごせそうな印象です。

テントから砂浜まではすぐそこの距離で、より海に近いフリーサイトを利用すれば本当に海は目と鼻の先という感じです。まだ5月だったので本格的に海水浴ができる時期ではありませんでしたが、子どもたちは大はしゃぎで水遊びや貝殻拾いを楽しんでいました。

イルカとのふれあい体験!


ドルフィンファームしまなみでは「見る」「さわる」「泳ぐ」の3つのプログラムが用意されています。

桟橋に入って間近でイルカを観察する「見る」コース、脚まで海に入ってふれあいを楽しむ30分間の「さわる」コース、水中で一緒にイルカと泳げる60分間の「泳ぐ」コースのうち、今回は「さわる」コースにチャレンジしました。

魚市場の人が着ているような、長靴と吊りズボンが一体になった「胴付長靴」に着替え、まずは10分間イルカの生態についてレクチャーを受けます。幼稚園児の子どもでもついて行けるような分かりやすい説明でありながら、大人にとっても「へ〜」と思うような興味深い内容でした。

いよいよふれあいタイム

続いて桟橋に移動し、いよいよふれあいタイムです。間近に見てみると、イルカも一頭ずつ顔つきや体形・模様などが違っていて、それぞれ特徴があるのが分かります。背中に触ってみると、つるりと柔らかくてなんだか野菜のナスのような感触でした。輪投げの輪を水面に投げると、イルカが取ってきて投げた人に返してくれます。イルカって本当に賢いんだなと思わず感心してしまいます。エサやりをしたり、イルカと握手したり、頬にキスしてもらったりと、大満足のふれあい体験となりました。

直接触ったりするのはちょっと怖いかも…という方も、「見る」コースはぜひ体験してみてほしいです。これほど間近でイルカを観察できることはなかなかありませんし、トレーナーさんたちがイルカのトレーニングをしている様子はちょっとしたショーを見ているようでとても面白いです。

夏場のチャレンジがおすすめ

もちろん「泳ぐ」コースも、イルカのヒレにつかまって泳いだり、ゴーグルやシュノーケルをつけて水中でのイルカの様子を観察したりと、他ではなかなかできない内容です。ウエットスーツを着るので季節を問わず挑戦可能ですが、冬は水温の関係で体験時間が短くなるので、できれば夏場のチャレンジがおすすめです。

夜はちょっと困ったことも…


基本的には綺麗で快適なキャンプ場ですが、キャンプ場エリア内にトイレがなく、売店のある建物を通り抜けて一般エリアまで行く必要があります。テントからトイレまで150mくらいでしょうか、行って戻ってくるのに5分ほど要しました。特に売店が閉まる夜間は一旦敷地外に出てぐるりと回っていかなければならず、少し不便に感じました。まだ新しいキャンプ場なので、これから改善されることを期待したいです。

しまなみ海道がすぐ近くを通っているので、夜間はクルマの通行音が断続的に聞こえてきました。うるさいというほどではないですが、自然のなかで過ごしているという感じは少ないかも知れません。

夜でもイケスでイルカがジャンプ

しかし、夜でもイケスでイルカがジャンプする音や潮を吹く音が聞こえてくるのは、このキャンプ場ならでは。とても新鮮で珍しい体験でした。水族館では限られた時間内でしかイルカの様子が見られないので、ここでキャンプすることでイルカの一日を体感できるのは非常に貴重だと思います。

周辺施設(食事・買い物)

キャンプ場のすぐ近く、インターの手前にコンビニとホームセンターがあり、インターを通り過ぎた先にはドラッグストアもあります。ちょっとしたものの買い忘れがあっても島内で調達できそうですが、できれば食材や資材の調達はしまなみ海道に入る前に済ませておいたほうが安心だと思います。

直売所「さいさいきて屋」

今回は四国側から向かったので、今治市内にある直売所「さいさいきて屋」に立ち寄りました。こちらはカフェや食堂も併設された大きな施設で、地元の新鮮な農産物や肉・魚介類が豊富に揃います。アウトドア用品などの買い物が必要な場合は、今治インターの近くにあるイオンモール今治新都市が便利です。

道の駅伯方S・Cパーク「マリンオアシスはかた」

ドルフィンファームしまなみの隣にある道の駅伯方S・Cパーク「マリンオアシスはかた」では、伯方の塩を使った塩ラーメンやソフトクリームを味わえます。特にソフトクリームは好評のようなので、次回行った際にはぜひ食べてみたいです。

キャンプ場情報

ドルフィンファームしまなみ
〒794-2302
愛媛県今治市伯方町叶浦甲1673−番地
0897-72-8787
https://www.df-shimanami.com/

ファミリーはもちろん、デートにもおすすめ


かわいいイルカたちと間近に触れ合うことができ、子どもたちはもちろん、大人にとっても楽しく思い出深いキャンプになりました。キャンプ場がまだ新しく綺麗で快適なことに加え、リゾート感もあってとても良い雰囲気なので、カップルで出かけるのもおすすめです。動物がお好きなキャンパーの方は、ぜひ一度訪れてみてください!

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。