金山(福岡県・佐賀県)|アクセスと駐車場、登山口は?
目次
今回紹介する金山は、福岡県と佐賀県にまたがる脊振山系の山です。福岡県や佐賀県では人気のある山で、いつでも多くの登山者で賑わう山です。この金山のアクセスや駐車場、おすすめルートや登山口、混雑している時期などをご紹介します。
金山とは
金山は九州の山で、主稜線が福岡県と佐賀県の県境になっている脊振山地の標高967メートルの山です。その他、背振山地には、脊振山、井原山、雷山などがありますが、その中でも福岡都市圏から交通アクセスがいい事で、人気の山となっています。
福岡市の公式WEBサイトに脊振山系の登山情報が掲載されていますので参考にしてください。
下記リンクより、HOME > 早良区 > 早良区彩食健美の玉手箱 > 脊振へのいざない
福岡市公式WEBサイト
交通アクセスと駐車場は?
公共交通機関
最寄りの公共交通機関はバスになりますが、本数は多くありませんのでご注意ください。下記は主な登山口の最寄りのバス停です。いすれもの西鉄バスになりますので、公式WEBサイトで時刻表を確認してください。
・椎原登山口…椎原バス停
・花乱の滝登山口…上石釜バス停
・坊主ヶ滝登山口…多々良瀬バス停
車
車の場合は、いずれの登山口も駐車可能です。ただし、どの登山口も駐車可能台数は多くないので、事前に情報を調べておくことをおすすめします。冬季積雪時は周辺の道路が通行止めされたり、滑り止めが必要なため、登山口へのアクセスが困難になりますのでご注意ください。また、坊主ヶ滝登山口近くに千石の郷という宿泊施設が有りますが、登山者は駐車禁止です。
・花乱の滝登山口…九州自動車道福岡ICより都市高速経由で約40分
(駐車可能台数 5~7台)
・三瀬峠登山口…九州自動車道福岡ICより都市高速経由で約60分
(駐車可能台数 7~10台)
必要な装備はある?
金山は標高967メートルと低山で、岩場など特に危険な箇所はありませんので、特別に用意する装備はありません。しかし、12月から2月の冬季の場合、積雪がある場合がありますので、その時期は軽アイゼンを携帯しておくようにしましょう。
持っていってよかったもの
必要な装備で書いたように、冬季は軽アイゼンが必要になる事が有ります。軽アイゼンには4本と6本がありますが、力量と歩き方によって選ぶようにしましょう。初心者や早く登りたい方は6本をおすすめします。
マウンテンダックス(mountain dax) 4本爪アイゼン _ HG121
フロントベルトを締めるだけの簡単装着です。刃が長くしっかりと雪を掴みます。
マウンテンダックス(mountain dax) 6本爪アイゼン _ HG120
6本爪としては最軽量クラスです。装着も簡単で、靴のサイズを選ばない作りになっています。
難易度はどのくらい?
金山は標高967メートルと低山であり、岩場や鎖場など危険な箇所はほとんど無く、標識が整備されていますので、初級者でも楽しめる山です。ただし、積雪時はルートがわかりにくくなりますので、ベテランの方との同行をおすすめします。
ここがイチオシポイント
2,3時間の手ごろなルートが多い
どこの登山口からも2~3時間で山頂まで登れる手ごろなルートばかりです。短すぎも無く、長すぎもしないで山頂にたどり着く達成感をあじあうことができ、初心者からベテランまで多くの方が楽しめるところがイチオシポイントです。
山頂付近は昼食におすすめ
山頂付近は展望がよく、ゆっくりできる場所が多いので、昼食や休憩におすすめです。
おすすめルート 花乱の滝ルート
花乱の滝から、登り約3時間程度のルートです。車の場合は、花乱の滝から少し登ったところに駐車しますので少々短くなりますが、花乱の滝は通りません。登山口から渓谷沿いの登山道になり、沢を何度も渡渉しながら進みます。ここは、春は山野草、夏は涼しげな沢と木陰、秋は紅葉と楽しめます。2時間程度ほとんど登りも無く進むと、途中から本格的な登りになります。ここまで歩くトレッキングもおすすめです。山頂までの急登を1時間登ると金山山頂へたどり着きます。帰りは登った道を下るか、一旦佐賀県側におり、三瀬峠へのルートからあご坂で別れ、花乱の滝方向へ戻る周遊ルートをとる事も可能です。
総行動時間6時間(休憩1時間含む) 総歩行距離7.3km
混雑している時期は?
春の新緑、夏休み、秋の紅葉と、冬以外は登山者が多くなる時期です。毎年4月29日は金山を含め脊振山系の山開きですので、特に多くの登山者で賑わいます。
空いている時期は?
冬は閑散期です。特に積雪時は登山者が少なく、雪目的で登るベテラン以外はほとんど登山者がいません。積雪時は周辺の道路に通行止めなど規制が入る事も、登山者が少なくなる要因です。
金山は多くのバリエイションが楽しめる山
金山は多くの登山口があり、それぞれ異なるバリエイションが楽しめます。また、脊振山系は縦走も楽しめますので、その一峰として楽しめる山でもあります。ぜひ、みなさんも金山登山を楽しんでみてください。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。