スマホのアプリと併せて!あると安心GPS おすすめ&人気アイテム厳選10選|
目次
登山をする際にGPSを利用することは、もはや常識とも言えるほど浸透しています。GPSもカーナビやスマホアプリの普及により馴染みが深くなってきましたね。街中でGoogleMapを使用するように、山の中でも自分の位置を把握し道に迷った時に備えることは重要です。スマホでも登山用のGPSアプリが使用できますが、専用のGPS機器を使用するとやはり安心。その理由と、おすすめGPSをご紹介します。
引用:instagram
登山にGPSが必要な理由は、遭難を避けるということ。
低山に登るとしても、持って行った方が良いGPS。これは道に迷うことを防止するために使用します。GPSをはじめとする衛星から自分の位置を取得する仕組みは、地図と周囲の地形などから現在位置を割り出すよりも簡単でより精度の高い情報が得られます。登山での道迷いは一歩間違うと遭難に繋がりますので大切なことです。普段から、山に入ったらこまめに地図と、GPSなどで自分の位置を把握する癖をつけておくことが重要です。もし、予定していない道に入っていると分かった際は、安易な予測で先に進まずにわかるところまで引き返すか、周囲の地形が把握しやすい開けたところを目指してしっかりと現在位置とルートを外れたポイントを見極めましょう。
スマホのGPSアプリは手軽に使用が可能です。
最近では、街中で使用する地図のようにスマホに登山用GPSのアプリを入れて、使用している人が多いです。そこまで本格的な登山でない場合や、GPSに慣れるという意味ではスマホGPSアプリは便利です。GPS専用機器は値段が張りますので、いきなり用意するのはハードルが高いかもしれません。スマホアプリなら、機器の値段はかかりません。また、GPS専用機器とスマホと2台持たなくて良いので荷物の軽量化につながります。また、機器の操作も慣れていますし、画面が大きいので使いやすいですよね。インターネットと接続して、自分の山行の記録を残したり、各種登山地図を比較したりとメリットは沢山あります。
一方で、スマホのGPSアプリのデメリットは
スマホのGPSアプリで登山は充分と言い切る人もいますが、個人的には、それだけでは心もとないと思います。
・充電が心配
スマホは、GPSとして使用する以外にも通話やインターネットなどの重要な機能がありますので、様々に電力を消費します。本当に必要になった時に、GPSとして使用できなかったり、助けを呼ぶために電話が使用できないのは問題です。その点、GPS専用機器では、GPSのみに使用するということもあり、バッテリーの持ちはスマホより長けていますし、電力が不足したら電池交換で簡単にリカバリー可能なので、長期の縦走などに適しています。
・故障が心配
スマホは精密機器ですので、落下や衝撃に弱いものです。登山中は普段の生活よりもそういった危険性は高まります。壊れていざというときに使用できないというのは困りますね。GPS専用機器でも、故障に備えて2台持参していく人もいます。
GPS専用機器はどういったものを選べばいいの?
そもそもGPS専用機器はどんな働きをするのか、知らない方はイメージしにくいですよね。GPS専用機器は、言ってみれば手のひらサイズのカーナビのようなものです。目的地までのルートを設定して、ゴールまでのルートを自分が正しく歩いているのか、どの程度離れているのかなどを明示してくれるものです。画面はカラーで表示するものもあれば、白黒のものもありますが、簡単な地図が表示されます。
GPSとは、アメリカのGPS衛星を利用して情報を取得するものであり、そのほかにもロシアのGLONASS(グロナス)という衛星や日本の打ち上げた「みちびき」という衛星から情報を取得するものもあります。「みちびき」の情報が取得できると場所を特定する精度が格段に上がります。
GPSの形状としては、携帯のような長方形のものが主流ですが、近年のトレイルランの人気もありウェアラブルな時計タイプも増えて来ました。軽量で確認がすぐ出来ることや、心拍計などの活動センサーを搭載していて自分の状態の把握、記録に便利なことがメリットとしてあります。
人気のウェアラブルなGPS機器をご紹介
時計型のGPS専用機器は、登山用時計とも呼ばれています。その特徴は、気圧計・高度計・電子コンパスがついていること。加えて、温度計、加速度計、アラーム、心拍メーター、消費カロリー計算機能などが搭載しておりトレーニングに使用できるものもあります。国内メーカーから発売されている登山用時計は、有名な登山家が開発に携わっているモデルもあり、士気が高まりますね。
1.GARMIN(ガーミン) fenix5
GPS/GLONASS/みちびき受信、高感度受信、気圧高度計、電子コンパスを搭載したGPS専用機器トップメーカーから発売されている登山用時計です。
ディスプレイサイズ:1.2インチ(直径30.5 mm)
重量:87.0 g(バンド含む)
稼働時間:最大14日(使用モードにより異なります)
2.GARMIN(ガーミン) fenix 3J
GPS専用機器のGARMIN(ガーミン)からもう一点。GPS/GLONASS/みちびき受信、高感度受信、気圧高度計、電子コンパスを搭載。100m完全防水仕様です。
ディスプレイ:1.2 インチ ( 直径 3.04 cm)
重量:約 85g(ラバーベルト装着時)
稼働時間:GPS モード 約20時間/時計モード 約6週間(使用モードにより異なります)
3.スント(SUUNTO) コア オールブラック
スタイリッシュなデザインで街中でも気軽につけられるSUUNTO(スント) も人気です。高度計、気圧計、電子コンパスを備えています。
4.SUUNTO(スント) TRAVERSE ALPHA
SUUNTO(スント) からももう一台ご紹介します。GPSによるルートナビゲーションや高度計、気圧計、電子コンパス、天候予測機能などのアウトドア機能を装備。気圧の変化を感知し、急激な気圧の変化時はアラームでお知らせします。
防水: 100m/10気圧防水
電池: 専用バッテリー(USB充電式)
駆動時間: 約10時間 (10時間/GPS精度BEST、15時間/GPS精度GOOD、100時間/GPS精度OK、14日間/時計表示)
サイズ/重量: 50×50×16.5mm / 70g
5.CASIO プロトレックスマート
衛星3測位対応(アメリカのGPS、ロシアのGLONASS、 日本のみちびき)、低消費電力GPS搭載。5気圧防水、現在地、移動軌跡を表示、メモの記録など多機能なモデルです。
原産国:日本
衛星3測位対応(アメリカのGPS、ロシアのGLONASS、 日本のみちびき)、低消費電力GPS搭載
Android Wear2.0採用、アウドドア機能を実現する多彩なアプリを搭載
6.セイコー プロスペックス アルピニスト
「山 ALPINIST」“安全に登山を楽しむ”という着想のもと、冒険家 三浦豪太氏監修により開発された登山用ソーラーデジタルウオッチ。高度計測、気圧・温度計測、方位計測、体重・単位設定が可能です。
ハンディタイプのGPS専用機器おすすめ
1.GARMIN(ガーミン) eTrex20xJ
ガーミンのハンディGPS、Garmin eTrex20xを日本仕様にカスタマイズしたものです。コンパクトで、乾電池2本で最大25時間駆動が可能。
重さ:142 g
ディスプレイ解像度:240×320
使用電池:単三電池2本(アルカリ/リチウム/ニッケル水素充電池)
防水:IPX7日常生活防水
2.GARMIN(ガーミン) eTrex30xJ
eTrexシリーズ最上位モデルです。高精度なGPS/GLONASS/みちびきの三測位受信, 経路探索可能な日本詳細道路地図(シティナビゲーター)、電子コンパス、気圧高度計付き。
ディスプレイサイズ: 3.5cm x 4.4cm 2.2インチ / ディスプレイタイプ: 半透過型 65K カラーTFT / 解像度: 240 x 320ピクセル
バッテリータイプ: 単3乾電池x2 ニッケル水素 (リチウム推奨) / 稼働時間: 約25時間 (通常使用時)
防水: 日常生活防水 (IPX7)
付属品: eTrexR 30xJ 本体, 日本語操作マニュアル, PC接続用USBケーブル,保証書(1年の保証期間)
3.GARMIN(ガーミン) eTrex10J
こちらはモノクロ画像ですので、バッテリーの持ちが良い商品です。GPS/WAASに加え、GLONASSと、「みちびき」の信号受信に対応しています。
ディスプレイサイズ:3.5×4.4cm(2.2inc)
解像度:128×160ピクセル
バッテリー:単三電池×2本(ニッケル水素/リチウム推奨)
稼働時間:25時間(GLONASS受信時は減少)
防水:日常生活防水(IPX7)
重量:148g(電地込み)
4.MOVEON NVG-M2.5
最後に一台、GARMIN(ガーミン)製でないものを。東日本版ヤマナビ2.5のデータが付属しているので、パソコン不要で簡単に登山ルートの作成が可能です。
重量:122g
バッテリー駆動時間は約10時間です。
登山の際には、GPSを携帯するようにしましょう
GPS機器を様々にご紹介しましたが、まずはスマホアプリでも良いので是非あなたのスマホにインストールして、GPSを使うことに慣れてみて下さい。転ばぬ先のGPS。山の中で道に迷うということは、予想以上に危険なこともありますので。また、紙の地図は全体図を把握するのには便利ですのでぜひ一緒に携帯することをおススメします。
おまけ:買い換えるときのこと
ほしい商品は見つかりましたか?
新しいものに買い換えたとき、今まで使っていたギアはどうしていますか?
「まだ使える…いつか使うかも…」と保管していたけれど、結局使わないままに経年劣化でボロボロになって、捨てるしかなくなる…なんてことは、残念なあるあるパターン。
かといって、まだ使えるものを捨てるのももったいないですよね。
そんなとき、いまどきの登山家・キャンパーは、アウトドア用品の買取専門店に売っています。
こういうお店も上手に利用して、エコ&おトクにアウトドアを楽しんでくださいね!
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。