登山でダイエットはできる?危険性への理解と効果的な方法
引用:pixabay.com
有酸素運動である登山で、ダイエットはできるのでしょうか?結果としてダイエットにつながることはありますが、登山は危険もあるアクティビティです。注意点を加味した、効果的な方法について解説してみました。登山には様々な魅力があります。危険を回避し、適切に対処すれば、とても楽しい趣味として成り立つものです。その魅力に関してもご紹介します。
危険を理解しよう!登山とダイエット
引用:pixabay.com
登山は重量を背負った状態で行なう有酸素運動であり、カロリー消費をするという側面は正しいです。「消費カロリー(kcal) = 運動時間(時間) x METs x 体重(kg) x 1.05」という計算式を利用すると、カロリー消費量を計算することができます。ただし、脂肪を燃焼させることのみを目的としていると危険です。登山は山のレベルに合わせ適切な行動力と知識が必要になってきます。山はどんなに低山であったとしても一歩間違えてしまうと死につながる恐れがあります。過信をせず、事前準備をしっかりして挑む姿勢が前提として必要です。
また、登山で体内の栄養素を使うというのは最終手段となります。長時間のアクティビティなのでカロリーを大量に消費しますが、出来る限り食事と行動食のみで必要なカロリーを捻出するのが基本です。体内の脂肪を燃やすということは、スタミナにつながっている筋肉中のグリコーゲンを使い果たした状態になったことを意味しており、危険な状態と言えます。
登山は結果的に痩せることもあるというアクティビティです。登山中は多くの食事をとりますが、それでも体内の水分・脂肪・筋肉を大量に使うので体重が落ちることがあります。登山でダイエットしたと思ったら、登山中に痩せることを目的とするより、登山を合理的に楽しむために日常的に体力づくりすることで体を絞る効果を期待する方法が適切でしょう。
登山をダイエットに活かす効果的な方法
引用:magazine.hitosara.com
登山中に痩せたいからと摂取カロリーなどを抑えてしまうのは非常に危険です。登山をダイエットに活かしたいなら、登山当日ではなく、事前や事後に活かすことをおすすめします。実際に山に登ってみるとわかりますが、日頃運動不足などで体力が落ちていると、とてもキツイです。登山の回数が増えるとともに「もっと登りがいのある山にチャレンジしてみたい」「あの山の高山植物を写真にとってみたい」など、新しい目標が見えてくるのはよくあることです。
安全に、かつ快適に登山するためにも、日頃の体力づくりが重要です。ただ痩せるためだけにジョギングしようと思っても続かないですが、「あの山に登りたいから頑張ってみよう!」という目標があると、前向きに体力づくりに取り組むことができます。もし、ダイエットしたいなら、平地での体力づくり活動で体を絞るやる気の元として登山を活用する方法が効果的です。登山当日は、しっかり食べてカロリー摂取をし、総合的にみて痩せていたらラッキーくらいで望みましょう。
メリハリのある生活は、体だけでなく心にも良い効果が期待できます。登山は自然にたっぷり触れることができますので、日頃のリフレッシュにも最適です。日頃から体を気にかけるようにすると、把握もしやすいです。堅実に登山できるようになるだけでなく、体力づくりで変化していく体を見るとより楽しくなってきます。
ダイエット効果だけでない登山の魅力!
引用:pixabay.com
登山の魅力はダイエットに活かせるという点だけではありません。豊富な魅力の中から、主な理由を3つまとめてご紹介します。
①自然の中でリフレッシュ
登山は長時間のアクディビティです。山を登っている間は、大自然にたっぷり触れることができます。初心者も登れるような低山は魅力ないのではないかと思う方がいるかもしれませんが、高さだけが山の魅力ではありません。1つとして同じ山は存在しないのです。各山それぞれ、また四季に応じても様々な姿を見せてくれます。自然の中にいるとそれだけで心も体もリフレッシュしていきます。ストレス対策としても有効でしょう。
②達成感が味わえる
1回の山登りを完了する為には、事前に計画し、必要な物をそろえ、当日も体調などに気を配って登るなど、手間がかかっているのです。その為、終わった跡の達成感はひとしおです。また、やはり山頂からの普段見ることができない景色は、最高と言えるでしょう。ダイエットに活かすという目的だけでなく、山そのものの魅力に目覚める人が多いのも納得できます。
③山仲間との交流
山の上にはいろいろな人がいます。日常生活ではなかなかあえないような人たちと、一期一会の交流を楽しむことが可能です。積極的に仲良くなろうとしなくても良いのです。一言言葉を交わしただけでも思い出となります。またSNSを通じて交流する方法もあります。
危険性を理解し効果的に登山をダイエットに活かそう
ダイエット目的で登山をするのは危険ですが、日頃の運動への契機として登山を活用する方法は有効と言えます。自分の体が日頃の体力づくりで変わっていけば、登山の幅も広がるので一石二鳥です。ダイエットにも活かしつつ、登山そのものを楽しみましょう。健康に良い人生の楽しみを一つ増やすことができます。
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。