ちょっとした工夫で驚くほどキレイに撮れる!山の写真撮り方コツまとめ

当サイトの記事には広告、アフィリエイトが含まれています。
2016.10.28

山を歩くと感動する美しいものに出会います。その感動を写真に収めたいと思うのは自然なことですが、撮影した写真を帰ってきてから見てみると、何かが違うと思ってしまうことがよくありますよね。ロープウェイからの写真にガラスにものが写り込んでしまったり、キレイだったはずの山が輝きを失っていたりしてしまうこともしばしばです。

そこで、今回はちょっとした工夫で驚くほどキレイな山の写真が撮れるコツを5つご紹介します。これを実行するだけで、あなたの写真がプロ!とはいかなくても、山で感動した気持ちが写真に納まっているはずです。

<テクニック1>遠くに見える山は露出補正でくっきり撮影

26_1_20161028

昨今のカメラは性能がよく誰でもキレイな写真を撮れますが、よく晴れた日にこれから登る山波を撮影すると、手前の部分が暗くなり、いまひとつキレイに写らないことがありますよね。それを避けるためにプロのカメラマンは、風景を撮影するときには早朝か夕暮れ前の日差しがきつくない時間帯を選んで撮影しています。しかし、登山者はメインの目的が登山で、写真はその思い出を残すものですから、時間帯を選んではいられません。

そこで登場するのがカメラの露出補正機能です。昨今のカメラは簡単に明るさや色合いを変える機能がついていますので、カメラの画面を見て強調したい部分を確認しながらの明るさを調節してみましょう。カメラについている機能を少し使うだけで、全く違った写真が撮れることをコツとして覚えておきましょう。

<テクニック2>山の植物は影を使用して透明感を出す

26_2_20161028

山を歩いていると可愛いく可憐な高山植物に出会いますよね。青空の下の植物は、色が明るく冴えてとても清々しいものです。そんな天気のいい日に花を撮影して、自宅に帰ってから写真を見ると、何か清々しさが失われているような気がしませんか?

それは写真に写った花の影のせいかもしれません。青空の下で花を撮影すると、花の影が映ってしまうことがあります。それはそれでコントラストがはっきりして悪くないのですが、影をなくすと花びらの透明感が出ることを山での植物写真撮影のコツとして覚えておきましょう。植物の影をなくすには、植物を自分の体の影にして撮影します。簡単なことですよね。透明感がある写真が取れますので、実践してみてください。

<テクニック3>レンズへの映り込みは影を使って防ぐ

26_3_20161028

登山では登山口までロープウェイを使うことがよくありますが、ロープウェイから見る景色は格別で、どうしても写真に収めておきたくなりますよね。そのときによくある失敗が、ガラスに映った他の人やモノが写り込んでしまうことです。

そんな失敗をなくすコツは、暗い色のものでカメラのレンズに影を作って撮影すること。そして、できるだけカメラをロープウェイのガラスに近づけて撮影しましょう。そうすることで、写真に撮りたい被写体以外を排除することができます。レンズに影を作ることで、ガラスも人影も写り込まないようにできます。このテクニックは、電車や車の中からの風景撮影にも使えますから、ぜひ活用してください。

<テクニック4>いつもとちがうアングルで撮影する

26_4_20161028

普通に写真を撮ろうとすると、どうしても移したい被写体を真ん中にして撮影してしまいますよね。でも、そうするとどこにでもある写真になってしまいます。そんなときは少しだけアングルを変えて、被写体を横に持ってきてみましょう。

例えば上の写真のように、2人を中心から少し右にずらすことによって、後ろ姿から何となく2人の仲のよさがうかがえるような気がしませんか?

<テクニック5>10秒間考えてから撮影する

26_5_20161028

デジカメで写真を撮るときには、ついつい手当たり次第撮ってしまいがちですが、それをすこしだけ改めましょう。これはあるプロの写真家の方が言っていた撮影のコツなのですが、自分が何を見てキレイだと感じたのか、自分が何を写真に残したいと思ったのかを10秒間だけ考えてから撮影すると、自ずと写真が変わってくるのだそうです。確かに10秒考えると、写すポイントも明確になってきますので、本当にそのとき写真に残したかったものを撮影できそうですよね。

もう1段上の山写真のコツのまとめ

pexels-photo-94337

今回ご紹介した山写真の撮影のコツは、専門的な機材を使ったり、難しいテクニックを使ったりではなく、アマチュアでも少し気を配るだけで実践できる簡単なコツばかりです。露出補正、影の利用、アングルを変える、10秒間考える。どれも手持ちのカメラでできることばかりですので、ぜひ次回の登山からやってみてくださいね。

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。