国内生産にこだわった「暖かく、そして軽い」ダウンシュラフ・メーカーNANGA(ナンガ)をシーン別に用途解説します
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NANGA(ナンガ)というアウトドアをご存知でしょうか?
アウトドア用品店でシュラフを見ていると何かと目に付く、トガったロゴのあのメーカーです!
シュラフを製造している他のメーカーとしては、ISUKA(イスカ)やNEMO Equipment(ニーモ)、モンベルなどが挙げられますが、今回紹介するナンガには他社にはない魅力がたくさんあります。
この記事では、ナンガ製品の特徴やおすすめアイテムをご紹介します!
ナンガってどんなブランド?
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まずは、ナンガの歴史やナンガならではの特徴を見てみましょう。
ナンガのブランドヒストリー
ナンガは「近江真綿(おうみまわた)」というブランドで知られる真綿で有名な、滋賀県の町で誕生しました。
創業当初は「横田縫製」の名で布団などを製造していましたが、少しづつアウトドア製品の製造を始め、1995年に現在の「ナンガ」という社名に変更したそうです。
ちなみに「ナンガ」はヒマラヤ山脈にある「人喰い山」の別名を持つ「ナンガ・パルバット」から来ていて、困難だからこそやってやろう!という創業者の想いが込められているんだとか。
国内生産にこだわっているアウトドアブランド
ナンガの主力製品は言わずもがなですが、ダウン製品です。
そしてここがナンガ製品のポイントで、全ての羽毛は国内で洗浄されたものです。メイドインジャパンにこだわっているんですね!
製造や縫製も日本のベテラン職人が行なっているため、ハイクオリティのアイテムを長年生み出しています。
国産だからこそできる『永久保証』
他社のダウン製品と比べて大きな特徴なのが、寝袋の修理であれば基本的に無償で行なっていることです!
国内の自社工場で加工を行なっているナンガならではですね。
ただ、ファスナー交換は有償である他、送料はこちらで負担する必要があるとのことです。
シュラフのおすすめアイテムを紹介!
ここからは、ナンガのおすすめアイテムを紹介します。
まずはブランドの顔であるシュラフから!
ナンガシュラフの定番モデル「オーロラライト」
フラッグシップモデルの「オーロラライト」は、ナンガの代名詞と言える「オーロラ」のハイスペックバージョンです。
防水透湿生地のオーロラテックスを使用しているため、少しの濡れぐらいならへっちゃら!ダウンシュラフはダウンが濡れると致命的ですが、雨天でも安心です。
現在この「オーロラライト」はスペックごとに5つのモデルがラインナップにあり、3シーズンモデルのものから厳冬期対応のものまで、どんな場面にも対応可能。
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メーカー公表の快適使用温度温度と総重量を比較すると、以下のとおりです。
モデル | 快適使用温度 | 総重量 |
---|---|---|
900 | -10℃ 〜 -19℃ | 約1,350g |
750 | -8℃ 〜 -16℃ | 約1,200g |
600 | -4℃ 〜 -11℃ | 約1,050g |
450 | 0℃ 〜 -5℃ | 約865g |
350 | 5℃ 〜 0℃ | 約750g |
ダウンなのに水に強い!「UDD BAG」
先ほど紹介した「オーロラライト」は生地が防水なのに対し、こちらの「UDD BAG」はなんとダウン自体に撥水加工をしたモデルです。
化学繊維のシュラフも濡れには強いものの、とにかくかさばってしまうことがデメリット。
しかしこの「UDD BAG」ならダウンの暖かさと軽量性を兼ね揃えながらも水に強いと言うことなし!
現在7種類のラインナップがあり、幅広いシチュエーションで使用可能です。
モデル | 快適使用温度 | 総重量 |
---|---|---|
1000DX | -9℃ 〜 -16℃ | 約1,450g |
810DX | -7℃ 〜 -13℃ | 約1,260g |
630DX | -5℃ 〜 -10℃ | 約1,045g |
450DX | 1℃ 〜 -4℃ | 約825g |
380DX | 3℃ 〜 -2℃ | 約680g |
280DX | 8℃ 〜 4℃ | 約550g |
180DX | 11℃ 〜 7℃ | 約450g |
超軽量で高性能の「ミニマリスム」
現在のナンガシュラフの中で最も尖っているのがこちらのミニマリスムではないでしょうか?
そのコンセプトは「より小さく、より遠くへ」。
軽量コンパクトで暖かさもありますが、シュラフ内は少し窮屈なようです。しかし他にはない軽さなので、エクスペディションな環境ではこれがベストかもしれません。
現行のラインナップでは2モデルのみです。
モデル | 想定使用温度 | 総重量 |
---|---|---|
250 | -5℃ | 約415g |
180 | 0℃ | 約325g |
キャンプ用にはこれ!「オーロラ」
ナンガの定番モデルの一つで、「オーロラライト」の前進のバージョンがこちらの「オーロラ」です。
防水透湿の生地を使用している点は同じですが、「オーロラライト」と比べると若干重量や収納サイズが大きくなります。
その分値段は下がるのでキャンプにおすすめです!
とは言っても山に持っていけるぐらいの重さなので、パッキングなどでカバーして登山で使用するのもありですね。
現在は3モデルが製造されています。
モデル | 快適使用温度 | 総重量 |
---|---|---|
700 | -5℃ 〜 -10℃ | 約1,350g |
500 | 1℃ 〜 -4℃ | 約1,150g |
300 | 7℃ 〜 5℃ | 約930g |
ウェアのおすすめアイテムを紹介!
実はナンガはシュラフだけじゃない!と言うことで、実はバリエーション豊富なウェアをここから紹介します。
防水で汎用性が高い「オーロラダウン」
ナンガのダウンウェアの定番モデルがオーロラシリーズです。
ピンと来たかたもいると思いますが、シュラフの「オーロラ」と同じくオーロラテックスの生地を使用しているため、防水性・保温性に定評があります。
見た目がスッキリしているので山だけでなく町でもおしゃれに着ることが可能。
また、ジャケットだけでなくパンツや女性用モデルも製造されています。
アウトドアあるあるですが、男性でもスッキリしたシルエットの女性用モデルが体型に合ったりするので、店頭にあれば試着してみるといいかもしれません。
焚き火をするキャンプに「タキビダウン」
キャンプにおすすめしたいのがこちらのウェア。
その名のとおり燃えにくい生地を使用しているため、焚き火をしていても安心!火の粉が散ってウェアに穴が空くとテンション下がりますからね・・・。
もちろん中にはダウンが入っているので、冬でも暖かいですよ!
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こちらもオーロラウェアと同じく、パンツやレディースモデルがあります。
状況別おすすめプロダクト
ここからは、ナンガのシュラフとウェアについて、使用環境別でおすすめの組み合わせを紹介します。
実際、フィールドや天候などによって対策は大きく変わってきますが参考にしてみてください。
厳冬期の登山には
最も過酷な環境の厳冬期登山には、それぞれ現行ラインナップで最暖の「オーロラライト 900」と「マウンテンビレーコート」を選んでおけば安心。
防水透湿生地を使用している「オーロラライト」ならシュラフカバーも必要ないので、何かと荷物が多い冬山登山でも軽量にできるのが嬉しいポイントですね。
ジャケットの「マウンテンビレーコート」は、ダウンが200gともはや下手なシュラフ並みに入っていて、ナンガで最も暖かいダウンコートです。
春〜秋の高所登山・冬キャンプには
最も山に登りやすい春から秋の高所登山や、冬のキャンプでは、個人的には食事を充実させたい!ということで、シュラフにはとにかく軽量コンパクトな「ミニマリスム250」。
軽ければ軽いほど縦走では長い距離を稼ぐことが可能です。
ウェアには「オーロラダウンジャケット」を着れば急な雨に降られても安心で、夜間でも暖かく過ごすことができるでしょう。
春〜秋の低山・キャンプには
低山やキャンプに向いているアイテムとして、シュラフは「UDD BAG」はどうでしょう。
快適使用温度が11℃から7℃のものなど比較的暖かい時期でも使用でき、また生地に耐久性があるため子供を連れてのキャンプでも活躍!
超軽量ダウンジャケットの「スーパーライトダウンジャケット」をザックに忍ばせておけば、冷えてしまったときでも安心ですね。
「軽く暖かい」ナンガのアイテムを使って快適なアウトドアライフを送ろう!
今回は国産にこだわったナンガのダウン製品を紹介しました。
これから暖かい季節になりますが、3,000メートル峰などの高所でテント泊をするときは明け方かなり冷え込みます。
寒さに不安があるならば、ぜひナンガの製品を使ってみてください!
また、当マウンテンシティメディアを運営している「マウンテンシティ」では、キャンプ・アウトドア用品の買取を行なっており、現在はナンガのアイテムについて強化買取中です!
ナンガ以外にも使用していないシュラフ、押入れに眠っている不要なザックなどがあればぜひご相談ください。
おまけ:買い換えるときのこと
ほしい商品は見つかりましたか?
新しいものに買い換えたとき、今まで使っていたギアはどうしていますか?
「まだ使える…いつか使うかも…」と保管していたけれど、結局使わないままに経年劣化でボロボロになって、捨てるしかなくなる…なんてことは、残念なあるあるパターン。
かといって、まだ使えるものを捨てるのももったいないですよね。
そんなとき、いまどきの登山家・キャンパーは、アウトドア用品の買取専門店に売っています。
こういうお店も上手に利用して、エコ&おトクにアウトドアを楽しんでくださいね!
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。