雨の日の登山|必要な装備や注意点、楽しみ方のポイント

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2018.05.30

引用:pixabay

登山を計画していた日の天気予報が雨だったら、どうしますか?残念だけど今回は中止する、という方が多いのではないかと思います。しかし、雨のなかでも登山を楽しむという方も少数ながらいらっしゃいます。雨の日の登山の魅力とはどんなところにあるのでしょうか。また、必要な装備や注意点についてもお伝えします。

晴れの日と雨の日の違い

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実際に雨の日に登山をしてみると、晴れの日には特に気に留めることもなかったような点でさまざまな違いがあることに気づきます。

視界

晴れの日と雨の日の大きな違いのひとつに、視界が挙げられます。雨雲で日光が遮られて暗くなることに加え、霧で遠くが見えにくくなります。また、レインウェアのフードを被ることで視界が狭まることもあります。

地面

雨に濡れた地面は普段よりも歩きにくくなります。土はグチャグチャとぬかるみますし、岩場は滑りやすくなります。

動きやすさ

最近のレインウェアは高機能になっているとはいえ、やはり着ていないときに比べると動きやすさや快適性は劣ります。

雨の日の注意点

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雨の日の注意点

持ち物

レインウェア、ザックのレインカバーは必須です。また、着替えや貴重品は防水スタッフバッグに入れてからザックに詰めるとより安心です。メガネを使っている方は、雨の登山の際はコンタクトレンズにするか、曇り止めを使用したほうがよいでしょう。

沢沿いを避ける

雨のときは増水やがけ崩れなどのリスクが高いため、沢沿いのルートは避けましょう。尾根沿いのルートのほうが沢沿いに比べて一般的に安全度は高いです。

中止の判断

雨が強くなってきた、体力的にきつくなってきた、というときは無理せず登山中止の判断をしてください。雨の場合は下山にも普段より体力を消耗するので、それも踏まえて早めの判断が重要です。

雨の日の行き先を選ぶポイント

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雨の日の行き先を選ぶポイント

目標を下げる

例えば、登頂にこだわらず○合目までにしておくというように、普段の登山に比べて目標は低めに設定したほうが良いでしょう。経験が少ないうちは特に、無理のない目標設定を心がけてください。

ルートを変える

登山ルートが複数ある場合、より難易度の低いルートを選ぶというのもひとつの方法です。

別の山にする

思い切って今回は別の山に変える、という判断もあり得ます。特に、行ったことのない山に雨の日に初めて登るというのは不安要素が多いため、以前に登ったことのある山に雨の日に再挑戦してみるというのも良いかも知れません。

こんな時は要注意!雨の日の登山を中止したほうがいい時とは

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こんな時は要注意!雨の日の登山を中止したほうがいい時とは

雨の降り方

天気予報で「天気の急変に注意」と言われているときは、強い雨が急に局地的に降ることがあるので警戒が必要です。シトシトと弱い雨が続いている状況ならまだ良いのですが、急に雨脚が強まったときなどは無理せず中止の判断をしてください。落雷にも注意が必要です。

雨の続いている期間

雨脚は弱くても、何日も雨が続いているようなときは地盤が緩んでいる恐れがあります。登山は止めたほうが良いでしょう。

体調

天候的に「このくらいなら行けそうだな」と思っても、疲労が溜まっていたり寝不足だったりするときは登山を控えて下さい。

雨の山を歩くのも経験のひとつ

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できれば天気の良い時に登りたいと思っていても、山の天気は急に変わることも多いもの。思いがけずに雨に降られることも多々あります。そんなときに慌てないためにも、雨の日に山を歩く経験を一度しておくのも大切です。くれぐれも無理のない範囲で、雨の登山を体験してみてください。

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。