タープとは?キャンプで自然の中にリビング空間を作り出す優れもの。使い分け方紹介
引用:スノーピーク
アウトドアショップに行くと専門用語が多く、初心者の人は戸惑ってしまうかもしれません。なかでも問い合わせが多いのは「タープとテントの違い」についてです。形状は似ていますが、使用用途が違います。今回、テントとタープの違いや使用用途などを解説します。
テントとの違いは?キャンプなどで使われるタープってなに?
引用:スポーツオーソリティ
テントを寝室とすると、タープはリビングのようなものです。支柱の上部にシートが付いており、日差しや風、雨などを防ぐ役割があります。特に夏のキャンプ場は日射が強いので、タープは快適なアウトドアライフに必要不可欠と言われています。また、一言にタープと言っても種類が豊富なので、人数や状況に合わせて選ぶ事が必要です。オーソドックスなヘキサタープや、組み立てが簡単なワンタッチタープなど紹介していきます。
色々なタープを知りましょう!主なタープは4種類
引用:アマゾン
カップルや夫婦など少人数でキャンプ場にいく時に役に立つのは「ヘキサタープ」。ヘキサタープは一枚のシートを二本の支柱で支えた六角形のタープです。2~3人用のものが多く、季節を選ばず使用することができるので多くの人に愛用されています。
続いて紹介するのは「スクエアタープ」。スクエアタープは6本の支柱にシートを取り付ける大型のタープになります。ヘキサタープより高さがあるので通気性や開放感が高く、大人数のキャンプに最適な一品です。
また、「スクリーンタープ」というサイドにシートが付いているタープもあります。見た目はほとんどテントと変わらず、居住性の強いタープです。蚊帳などを付いているため、夏場もキャンプ地にはうってつけです。
アウトドア初心者におすすめしたいのは「ワンタッチタープ」です。通常のタープの設営は15分~30分ほど掛かりますが、ワンタッチタープの場合折り畳み式なので、およそ5分ほどで設営する事が出来ます。ワンタッチタープは別名「自立式タープ」と呼ばれており、リーズナブルな価格なのも魅力の一つです。
タープの選び方で大事なポイントは?
引用:スノーピーク
シーンやシチュエーションにあわせてタープを選ぶことが重要です。例えば、キャンプ地に向かう前に、その地の天候を調べると思いますが、風や雨の心配がない場合はワンタッチタープでも快適に過ごす事が出来ます。また、ワンタッチタープは若干、風に弱い特徴がありますが、別売りのサイドカヴァーなどを取り付ければ、耐久力のあるタープになるのでお試し下さい。
泊りがけのキャンプや、天候が崩れそうな場合はスクリーンタープを選びましょう。スクリーンタープは一番耐久性のあるタープと言われており、ちょっとした天候不良ではびくともしません。設営に時間が掛かるのが難点ですが、快適なアウトドアライフには外せないアイテムです。
日帰りキャンプやフィッシング、運動会などで活躍するのが「ヘキサタープ」。組み立ても簡単で、耐久性も高くオールマイティに活躍する少人数用タープです。ヘキサタープを組み立てられると、さらにアウトドアシーンを楽しむ事が出来るので入門用としておすすめです。
タープは日差しを防ぐだけの簡易なものだと10,000円ほどで購入できますが、スクリーンタープといったオールシーズン対応した高機能タープの販売価格は40,000円~100,000円前後と割高になります。しかし、有名ブランドのタープは手入れを行えば10年以上使えるものなので、値段以上の活躍をしてくれるでしょう。
おまけ:買い換えるときのこと
ほしい商品は見つかりましたか?
新しいものに買い換えたとき、今まで使っていたギアはどうしていますか?
「まだ使える…いつか使うかも…」と保管していたけれど、結局使わないままに経年劣化でボロボロになって、捨てるしかなくなる…なんてことは、残念なあるあるパターン。
かといって、まだ使えるものを捨てるのももったいないですよね。
そんなとき、いまどきの登山家・キャンパーは、アウトドア用品の買取専門店に売っています。
こういうお店も上手に利用して、エコ&おトクにアウトドアを楽しんでくださいね!
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。