貧乏キャンパー体験記① | 早春の岐阜で大失敗!初心者は準備が大切
引用:HIROBA!
こんにちは。かけだし貧乏キャンパーです。冬の間からソワソワして、待ち切れずに早春の岐阜でキャンプをしてきました!準備万端のつもりだったのですが、さすが、かけだし貧乏キャンパー、やらかしました。今回はキャンプ初心者の方や、キャンプに憧れている人、そして人の失敗が大好物の人に失敗体験談をご披露します!
どこのキャンプ場?
貧乏キャンパーは基本、無料のキャンプ場です。今回は岐阜の池田町にある「大津谷公園キャンプ場」に行ってきました。実は、別の無料キャンプ場で、とても人気のある「粕川キャンプ場」へ行きたかったのですが、2017年の大雨で川の斜面が崩れ、現在は全面禁止になっています。そのため、第二候補の大津谷へ向かいました。
向かう途中、山のてっぺんに岐阜城が小さく見えました。戦国時代の人はいくら命令とはいえ、よくあんなところに城を建てたなぁと見るたびに思います。
大津谷公園キャンプ場は、水洗トイレが4つと炊事場があり、フィールドの広さも十分、駐車場も無料です。バーベキューガーデン以外は予約も不要。小川もあるし桜も紅葉も楽しめ、散策路まであるのに無料!きっとGWや夏休みは混雑するのでしょうね。この日は肌寒い平日ということもあり空いていましたが、それでも既にソロキャンパーの方が立派なテントを立て、焚き火の準備をしていました。
設営開始!
駐車場はあるものの、砂利のエリアに車を寄せ、荷物をせっせと降ろしました。キャンプ場に着いたのが午後15時過ぎだったからです。急がないと日没までに設営ができません。ちなみにこの貧乏キャンパーは貧乏なだけでなく、気が小さいチキンでもありますので、ソロキャンプデビューがなかなかできず、70歳近い母を道連れにキャンプをしています。
とはいえ、母は子どもの頃、山で炭焼きをしている両親の元で育ち、明かりはカンテラかランタン、薪でご飯を炊き、風呂は五右衛門風呂を経験している強者。私など足元にもおよびません。なので、私のテントは「ワンタッチテント」を使用して、楽ちん設営完了~!と思っていたら雨が降ってきました。それで雨がやむまで、テント内の準備をすることにしました。
本当は前室かキャノピーが付いている、小振りのワンタッチテントが欲しかったんですけどね。
こんなのとか、
収納サイズ:(約)W580×D200×H200mm
インナーサイズ:(約)W1200×D2050×H1200mm
重量(付属品含む):(約)5kg
収容可能人数:2人
こんなの。
組立サイズ(外寸):(約)W2200×D1650×H1200mm
インナーサイズ:(約)W2100×D1200×H1000mm
耐水圧:3000mm
収納サイズ:(約)560×直径170mm
重量(付属品含む):(約)2.9kg
これも欲しかった…。ウサギのロゴが可愛らしいです。
組立サイズ(外寸):W2110 × D1480 × H1110mm
重量(付属品含む):(約)2.8kg
最低耐水圧:1500mm
収容可能人数:大人2名
ちなみにDODは元ドッペルギャンガーです。社名が変更になりました。
暗がりでの夕食作り
私がテントで寛いでいるうちに、知恵がある母は、雨がしのげる木々の下でさっさと焚き火をし、いつの間にかご飯を炊き始めていました。私は雨が止んだら~♪などと呑気にしていたので、テントから出てきたときにはうす暗くなっていました。ランタンは持っていたのですが小さなもので、手元が明るい程度。それでも今回、新しく購入した焚き火台があるからと、ご機嫌にご飯を炊こうとしたのです。ところが…!
この商品、当たり外れがあるのか、足だか腕だかのぐらつきが酷く、少し触れただけで傾いてしまったんです!お陰で鍋やはんごうはひっくり返すし、熱湯がかかって熱いし、暗いし、炊きかけのご飯は生煮えで半べそになりました。それでも焼肉は美味しかったです。母がご飯を分けてくれました…。尾上製作所さんの人気商品なのでグリルのせいではなく、私のおっちょこちょいのせいです。
「コンパクトで軽く持ち運びがしやすく、網の高さが3段階に調節でき、4人で十分に炭ももちました。小さいので片付けも楽になったのもうれしいです。」
出典:Amazon
本当はこんな立派な焚き火台が欲しいんですが、ミニマムなキャンプがしたいと思っているので大きさで悩んでいます。
収納時:380×380×70mm
重量:2.7kg
焼網:鉄/クロームメッキ
本体:ステンレス
脚:スチールパイプ
就寝準備
お粗末な夕飯が済むと、流石に寒くなってきました。先のソロキャンパーさんは、井桁に組んだ焚き火の前でヘリノックスのチェアに座り、コーヒーを飲みながら焚き火を見つめ、優雅なひと時を過ごされていました。私たちは素敵な焚き火が無いので、さっさとそれぞれのテントに潜り込みました。
母とキャンプとは言っても私たちは各々にテントを張ります。プライベート空間でそれぞれの時間を楽しみたいからです。私はテント内で動画を見るのが好きなのですが、この日は氷点下まで気温が下がり、手が冷えるのでさっさと寝ることにしました。毛布もシュラフも準備OK。顔が寒いと眠れないのでラバクラバ(目だし帽)も装着!
想定外の寒さ
ところが予想していなかった「背中」の冷えに耐えられなくなりました。足も顔も暖かいのに背中だけ冷えるんです。グラウンドシート、マット、凹凸のあるマット、シュラフ、毛布をした状態でです。これでは寝るどころではありません。耐え切れなくなってすぐにインターネットで温泉を調べました。すると…。
池田町に来たなら寄らないと損!と書かれた温泉を発見 Σ(゚д゚;)。車で10分程の場所にあり、夜10時くらいまで営業しているではありませんか!しかも天然温泉でかけ流し。入銭料は500円。時刻はこの時20時半。すぐに起きて母を呼び起こし、車でGo!母も寒かったそうです。
温泉パラダイス
初めての場所なのでキョロキョロと探しながら車を走らせると、道の駅「池田温泉」を発見。広い駐車スペースに綺麗なイルミネーション。でも温泉はさらにこの先、しばらく行くと池田温泉新館が見えてきました。この温泉は本館と新館が少し離れた場所にあり、本館はさらに坂道を登ったところにあります。
知る人ぞ知る温泉なのか、他県ナンバーも結構来ていらっしゃいました。気になる泉質は、私の大好きなツルツル泉質!(アルカリ性単純温泉)。後で調べたら全国的にも珍しい「純重層泉」という、重曹以外の成分をほとんど含まない泉質とのこと。ジャグジーはどこかにつかまっていないと流れていくくらいの威力があり、露天風呂も完備されていて、とにかく温かいのなんの。絶対また来ようと心に誓いました。
★池田温泉
http://ikedaonsen.jp/
http://ikedaonsen.jp/senshitu/
何の音?
十分に温まったのでキャンプ場に戻り、温もりが冷めないうちにシュラフへ。ツルツル泉質は冷めにくいのがいいんです♪これでやっと眠れる。zzz。
…ガサゴソ、ゴソゴソ、カン、ガシャン!Σ(゚д゚;)
何事?!クマ?イノシシ?…母でした。彼女はすぐに寝なかったことと、シュラフを袋状にせず、掛け布団のように使っていたため「背中」が冷えて眠れなくなったのだそうです。夜中の2時半頃に焚き火をしようとしていたそうで、流石に可哀そうになり、結局車で道の駅まで行き、車中泊となりました。
氷点下かーい!
朝は火を熾して、パンとウィンナーを焼いて、コーヒーをドリップして…すべて妄想でした。この日の朝は氷点下まで気温が下がり、付近の川も凍っていました。早々にキャンプ場へ戻るとベテランキャンパーさんはすでに焚き火で暖をとり、いつの間にか増えていたもう一人のソロキャンパーと談笑中。2人とも暖かそうなダウンを着ておりました。モンベルですか、パタゴニアですか、羨ましい。寒いし、テントはパリパリに凍っているし(画像は雨粒ではありません)。サッサと撤収し、近くの喫茶店でモーニングを食べて帰りました。
ゆっくりと岐路についたのですが、途中から雲行きが怪しくなり、峠付近では吹雪に襲われました。早春どころか、まだ冬だったんです。
キャンプは準備と経験が大切
実は筆者、家を出る前に痛恨のミスをしていました。それは「上着を忘れた」こと!氷点下になるのに上着が無いなんてキャンプ以前の話です。まさに大失敗連続の貧乏キャンプでした。今回学んだことは、寒い時期のキャンプは背中が冷えること、照明は明るめのものを上から吊るすと全体が見えること、耐えられなくなったら無理をしないこと、でした。でもこれは実際に経験したから分かったことで、キャンプは失敗しながら自分のスタイルを見つけていくのだと感じました。
これから始めるビギキャンさん、まずは近場で実際にキャンプをしてみてください。きっと何か自分の想定していなかったことが学べますよ。
え?貧乏キャンパーなのに焼肉食べてる?「形成肉」ですよ。しかも10%OFFの…。以上、貧乏キャンパーの体験記・失敗編でした。
★★岐阜の金華山ってこんな感じです★★
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。