北海道に自生する山わさび | おススメ食べ方と栽培方法

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2018.04.19

Photo credit: junsuke on VisualHunt.com / CC BY-NC-SA
一度食べるとクセになる山わさび。北海道を中心とした、比較的寒い土地の山などに自生しています。一度食べると、病みつきになることと、根っこを植えたらたちまち根付く生命力の強さから庭で栽培する人も多いとか。春が一番山わさびの辛みの強くなる季節です。現地の人がおすすめする調理方法や栽培方法をまとめました。

山わさびって普通のわさびとどう違うの?

引用:Amazon
一般的に知られているわさびは、本わさび(山葵)と呼ばれる、沢や田んぼなど水の流れるところに生えているものです。茎がほんのり緑色をしていて、すりおろした時も緑色です。対して、山わさびは山で採れるわさびです。北海道などの寒い地域の山に自生しており、自分の庭の移植して育てている人も多いのだとか。

山わさびという名前は聞き慣れないですが、これは別名西洋わさび、ホースラディッシュのことなのです。ステーキやローストビーフなどを食べる時に添えられている薬味ですね。見た目は白っぽくて、にんにくをすり下ろしたものに似ています。味は、クリアな辛さでツンと来ます。

山わさびづくしセット
山わさびづくしセット
内容量:
山わさび(生わさび)約70~100g前後×2パック
山わさび醤油漬 150g×2本
山わさび粉末(フリーズドライ)18g×2袋
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市販のわさびの中身は山わさびって知ってた?

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山わさびは、本わさびに比べると生命力が強く茎も太いため、収穫量が多くなります。栽培も容易なので、市販のチューブ入りわさびの原料の多くは西洋わさびを使用しています。箱に書かれている原材料表示を見ると実際に西洋わさびと明記されています。

厳密には、味や香りは異なり、西洋わさびは色も白っぽいので緑色に着色しているのですね。北海道では山中に自生しているので、欲しい時には山へ行って採ってくるのだそう。

辛さと保存

保存も出来るようですが、やはり鮮度が落ちやすいので、残った葉や根っこを庭に植えて栽培している人も多いのだとか。生命力が強く、増えすぎるくらい増えるそうです。やはり、辛さを持っているだけあって強靭なのですね。

山わさびの辛さの秘密は寒い気候。山わさびは原産国がフィンランドという寒い国なので、日本では北海道あたりの冷涼な気候が栽培には適しています。それより暖かい地域での栽培や、北海道でも夏の暑い時期には辛さがぼやけてしまうのだそう。

掘り起こすのも、12月~4月くらいが適しています。本わさびが温暖な気候を好み、静岡や和歌山で栽培されているのと対照的ですね。山わさびは貯蔵性も高いので北海道では年中出回っている有難い存在です。

おすすめの食べ方

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春の若芽は天ぷらにしても美味しいのだそう!我が家でもローストビーフなんかの時に慌ててお店に探しに行くホースラディッシュ。北海道でそんな身近に食べられているなんて知りませんでした。

山わさびは本わさびよりも辛みが強く、北海道では刺身にも山わさびが欠かせないそうです。特にイカ刺しには山わさびが良く合うようで。これは、一度北海道で味わってみるしかありませんね!

他にも良く食べられているのが、山わさびのすりおろしを醤油漬けにしてご飯にかけるというもの。非常にシンプルですが、おかず不要でごはんが進んでしまうのだそう。卵かけご飯と一緒もたまりませんね!

山わさびの醤油漬けは、瓶詰めが北海道以外でも入手可能です。この山わさびの醤油漬け、簡単に出来るので手作りする人が多いのですが、山わさびを大量にすり下ろす際は、鼻で呼吸すると大変な事態になるそうです。

大地 山わさび 粗挽きしょうゆ味 110g
大地 山わさび 粗挽きしょうゆ味 110g
北海道産山葵を粗挽きにして醤油だれで味付けしました。お茶漬け、お刺身、湯豆腐、ステーキにどうぞ。
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また、西洋でもホースラディッシュ、レフォールと呼ばれ、肉料理に良く添えられています。ローストビーフと一緒に食べると絶品だそうで、北海道の人が羨ましくなりますね!

通常わさびは、葉のついていない方からすりおろしますが、山わさびは葉のついているほうからすりおろすのだそう。細かくすりおろすほど辛みが出るので、刺身には細かく丁寧にすりおろし、肉料理などには脂に負けないよう、辛みが際立ちすぎないように粗めにすりおろします。

NORTH FARM STOCK 北海道山わさびソース/ノースファームストック
NORTH FARM STOCK 北海道山わさびソース/ノースファームストック
内容量:180g
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山わさびを庭で栽培したい

Photo credit: fujitariuji on Visualhunt.com / CC BY
山わさびに適しているのは冷涼な気候と書きましたが、意外とどこでも手軽に栽培できるようです。辛みや独特の風味もそれなりに味わえるのだそう。プランターで栽培も可能です。山で採取できるのであればそれを採ってくるもよし、無い場合には種球と呼ばれる根の部分を購入して植え付けをします。

ショウガやミョウガなどのように日陰になるところに植えておけば、あまり手がかからずあっという間に成長します。春頃に植え付けて、冬から掘り出して食べることが出来ます。茎を太らせようと思ったら、そのまま植えておけば翌年もまた葉が出てくるので、植えっぱなしにしておきます。

水を切らさないようにすれば、あまり手がかからないので管理は簡単です。必要な時に収穫できるのは嬉しいですね。

山わさびは意外と身近だった!

レアな山菜のような名前ですが、意外と知らないうちに食べていたのですね。しかし、本場(?)の北海道のフレッシュ山わさびはまだ食べたことがないので、北海度に行く際は忘れずに食べてみようと思います。それまでは、瓶詰めか家庭菜園で!薬味を知ると、味のバリエーションが広がって楽しいですよね。山わさび、ぜひお試し下さい!

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。

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Kajo
静岡県・伊豆出身。重度の放浪癖有り、海外経験は延べ25カ国に及ぶ。食中毒に4回当たるもめげぬ真性マゾの精神力と、「アルゼンチンは近い」と言い切るフットワークの軽さが売り。直感と好奇心をもとに、純粋に観察し大胆に発信をする。最近は岩場に住んでいる。