福岡県山歩き日記 英彦山豊前坊コース|気になるアクセスや紅葉の情報も

福岡県の山好きなら、必ず登る山「英彦山」。英彦山は、日本三彦山のひとつであり、日本二百名山のひとつでもあります。そんな英彦山のメインルートである正面登山道をあえて外し、マイナーな豊前坊から3ピークをめぐる周遊コースをご紹介します。

修験道の山 英彦山


英彦山は、福岡県田川郡添田町と大分県中津市山国町にまたがる山です。標高は1,199mと、特に高くはないのですが、修験道の山らしく、岩場や鎖場、はしご場が多く、特に山頂付近は切り立った岩が連続し、気が許せません。たまに、ほら貝を持った山伏と遭遇すると、改めて修験道の山と思わせます。英彦山は一年中登山者が多いですが、秋の紅葉時が一番多くなります。

今回の登山コース紹介

コース概要

豊前坊周遊ルートは、古くから鎮座する高住神社(豊前坊)からスタートし、英彦山3座を巡り、北尾根を下り、戻ってくるコースで、英彦山らしい険しさと、ブナ林の北尾根の自然を満喫するコースとなっています。英彦山を知るにはおすすめのコースですが、わかりにくいところ、険しい岩場などありますので、初心者の方は経験者と同行するのをおすすめします。

登山口までの交通

自家用車の場合は、登山口の高住神社には30台程度駐車できる駐車場がありますので駐車場の心配はありません。なお、冬の高住神社周辺は積雪が多く、ノーマルタイヤでは通行できなくなる時があります。今まで何台もの動けなくなった車を見てきました。車の場合は、必ずスタッドレスタイヤかチェーンを携行しましょう。公共の交通機関は、添田町が運航するコミュニティバスがあります。詳しくは、添田町ホームページをご覧ください。

添田町ホームページ

各ポイントと経過時間

高住神社(豊前坊)(10:00) ⇒ 英彦山北岳山頂(11:10) ⇒ 英彦山中岳山頂(11:50) ⇒ 英彦山南岳(12:05)~昼食休憩~(12:35) ⇒ 北尾根分岐(12:50) ⇒ バードライン出会(13:30) ⇒ 英彦山スキー場跡(13:50)~休憩~(14:10) ⇒ 高住神社(豊前坊)(14:30)
総行程:4時間30分(休憩1時間含む)
※経過時間は、およそですので、正確ではありません。歩くのが遅い方なので、標準よりちょっと掛かっています。

高住神社(豊前坊)から北岳経由で英彦山南岳まで

高住神社(豊前坊)から英彦山北岳山頂

古くから豊前坊と呼ばれる高住神社の広い駐車場へ駐車。早速、準備して出発します。ここは、標高798メートルで北面なので、真冬の朝はマイナス7~10度近くになります。また、秋は紅葉の名所にもなります。

【冬 マイナス7度の駐車場】

【秋 駐車場の紅葉】

高住神社で参拝し、いざ、スタート


まず、高住神社に、安全登山祈願と、山に登らせていただく感謝をかねて、参拝しましょう。参拝が終わったら、いざ出発、すぐに山道になります。階段状の岩の急登をあえぎながら登ります。ここが一番キツイ!!頑張りましょう。

絶滅危惧種オオヤマレンゲと出会う

尾根まで5分程度の場所に、初夏の花、オオヤマレンゲがひっそりと咲いています。
【オオヤマレンゲ】

オオヤマレンゲは、国の天然記念物で、福岡県の絶滅危惧Ⅰ類に指定されている貴重な樹木です。そっと、大事に見守りましょう。

やっと尾根に這い上がる

息を整えながら一歩一歩登っていき、登山口から約40分で尾根に出ます。ここは、秋は紅葉、真冬は霧氷がみごとな場所で、神秘的な風景が広がります。

【冬 尾根の霧氷】

【秋 尾根の紅葉】

岩場の連続の始まり

ここからが、英彦山らしい岩場の連続になりますので、トレッキングポールをバックパックにしまいましょう。両手を使い、はしごや、ロープ、鎖場などを抜けて、20分ほどで標高1192メートル北岳山頂です。山頂は広いので、時間によってはここで昼食も可能です。
【北岳山頂の祠】

英彦山北岳山頂から英彦山中岳山頂

北岳山頂を通り、一旦50メートルほど下り、ブナとクマザサの快適な尾根道を進みます。快適な尾根道もつかのま、また、険しい岩場の登りです。北岳手前ほどは険しくないので、トレッキングポールはそのままでも可能ですが、初心者の方は、バックパックに収納することをおすすめします。この岩場には、夏はかわいいミヤマママコナが咲き、疲れた体を癒してくれることでしょう。

【ミヤマママコナ】

北岳から40分で標高1199メートルの中岳山頂です。

【中岳山頂】

ここは、かなり広く、小屋やベンチもあるような、山頂広場になっています。おおかたの人は、ここで昼食休憩をとりますが、人が多いので、今回は通過します。初夏にはヒコサンヒメシャラという英彦山の固有種である樹木に、真っ白なおおぶり花を咲かせることで有名です。バイオトイレ完備なので、トイレはここで済ませましょう。

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英彦山中岳山頂から英彦山南岳山頂

中岳山頂の英彦山神宮上宮を抜け、南岳へ向かいます。ここは、正面道との三叉路になっているので、方向を間違えないように。下りはここへ戻ってきます。
一旦下りすぐに登り、15分程度で南岳へたどり着きますここも、ちょっとした広場になっていますが、中岳に人が集中しているので、比較的静かですので、今回は、ここで昼食休憩をとりました。

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英彦山南岳から北尾根経由で高住神社へ戻る

英彦山南岳山頂から北尾根へ

英彦山南岳を一旦下り登り、先ほどの中岳山頂手前の三叉路へ戻ります。ここから1分程度正面道を下ると、右側に北尾根へのとりつきがあります。ここは何も標識などありませんが、尾根へ続く踏み跡がはっきりとしているので、一目でわかるでしょう。ここから、クマザサが生い茂る尾根道を進みます。ここからの下りは階段や標識など整備されていない自然豊かな道になります。ですので、途中、踏み跡やテープなどをたよりに注意深く進む必要がありますので、気を付けてください。

自然豊かな北尾根を歩く

整備されていない反面、全体的に緩やかで、ブナや広葉樹の森が続き、初夏は新緑、秋は紅葉、冬は霧氷のトレッキングを楽しめる場所でもありますのでおすすめです。
英彦山は、英彦山神宮そのものであり修験道の山でもありますので、全体的にわざとかと思うくらい厳しい岩場が多く、また、階段が多い山です。ですので、正直、トレッキングを楽しむような感じは無いのですが、北岳と中岳の間の鞍部と、この北尾根は、気持ちのいい尾根道歩きが楽しめる場所になります。

途中、一か所はしご場があり、その後、急な下りが続きますので、注意してください。

バードライン出会いから英彦山スキー場跡へ

急な下りのつづら折りをおりると、バードラインと呼ばれる野鳥観察路に出会います。そこを右に下ると、英彦山スキー場跡にたどり着きます。ここは、昔、小さなスキー場だったところですが、今は、ススキ原になっています。近年の温暖化で、スキーできるほどの積雪が無くなったため、使われなくなりました。今では秋には、一面ススキが覆う、銀色に輝く穂が風にたなびく名所となっています。ベンチやトイレがあるので、ちょっとここで休憩しましょう。
【英彦山スキー場跡 ススキ原】

英彦山スキー場跡から高住神社へ

休憩したら、あとは、たいした上り下りも無い、英彦山青年の家横の、杉林の道を高住神社へ向かいます。この杉林は、昔から往来に使われた道で、漂白の俳人、種田山頭火が歌を作っています。

「すべってころんで 山がひっそり」 山頭火

まさに、この歌のような、ひっそりとした場所で、昼間も暗い杉林が続きます。
杉林の道を20分ほど歩くと、スタート地点である、高住神社へ戻ります。
【杉林の道】

今回の登山で役に立ったオスプレーケストレル

OSPREY(オスプレー) ケストレル38 OS50151
OSPREY(オスプレー) ケストレル38 OS50151
容 量:S/M=36リットル、M/L=38リットル  ・寸 法:縦71×横38×奥40cm(M/L)
重 量:S/M=1.37kg、M/L=1.42kg ・推奨パッキングウェイト:11~18kg
サイズ:S/M(第7頸椎骨~腰骨最上部=48.3cm以下)、M/L(第7頸椎骨~腰骨最上部=48.3cm以上)
生 地:メイン=210Dナイロンダブルダイヤモンドリップストップ、アクセント=420HDナイロンパッククロス

今回の登山で使ったバックパックは、オスプレーケストレル38です。今回のような、両手を使う岩場や、なだらかな尾根道もあるようなコースでは、トレッキングポールを収納したり、使ったりと面倒なのですが、このバックパックにはストウオンザゴーという、バックパックを背負ったまま簡単に収納できるシステムがありますので、この面倒さから解放され、快適に登山できました。このような山にはおすすめです。

四季を通じておすすめの山 英彦山

しゃくなげが咲き乱れる春、緑まぶしい夏、紅葉で彩る秋、霧氷と雪の冬、どの季節も英彦山は感動を与えてくれます。今回ご紹介したコース以外にも、多くの登山コースがありますが、どれも日帰り可能なコースばかりです。福岡県立英彦山青年の家で紹介していますので、参考にしてください。


福岡県立英彦山青年の家


ぜひ、あなたも福岡県の秀峰、英彦山を歩いてみてください

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