なぜ山で食べると美味しいのか?初心者でも簡単、山めしのススメ!

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2016.12.17

引用:unsplash
美味しい食事をするには何が必要だと思いますか?食材や調味料で味は決まるかも知れません。料理人の腕も大事です。しかし、どこで、どのように食べるかも美味しい食事をする重要なファクターだと思っています。簡単に言うと食べる時や、その前の行動ですね。それを様々な行動で食事を取る事が出来るのが山めしです。今日はそんな山めしを一度、挑戦して欲しいので、お勧めの食べ方やレパートリーを紹介します。

山で食べるという事は、自分の時間を楽しむ事。

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引用:ぱくたそ
皆さんは普段、どんな食事の取り方をしていますか?仕事や学校に間に合うように急いで食べる朝ごはん。または昼休みにあり付ける、コンビニ弁当。もしくは家族と団らんしながら食べる晩御飯と、食事と言っても色んなタイプの食事があります。しかし大抵の食事は、誰かにタイミングを合わせたり、食べるジャンルを合わせたりする事が多いと思います。その行為を煩わしく感じてしまう人も少なからずいるかと思いますが、そんな人にこそ山でご飯を食べる事を強く勧めます。というのも私自信、初めて山で食べたご飯を今でも鮮明に覚えているからです。勿論、わざわざ山まで行って、荷物や食材も限られるので、少なくない制限はあるのですが、それを差し引いても、いや、だからこそ得られる『自由』を感じれるのが山めしだと思います。自分が食べたいと思った時に、自分でザックから道具を取り出し、調理にかかる。自分のペースでゆっくり食べたら、しっかり片づけてまた登る、もしくは下る。そんな雄大な自己満足を楽しむ事こそ山めしの魅力です。

大事なのは食べる事よりも、その前の行動。

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引用:ぱくたそ
では山めしを最大限楽しむ為には何が必要かと言うと、勿論美味しい食材があれば良いのかも知れませんが、何より大事になるのは食べる前にどんな行動を取り、どんなシチュエーションなのかだと思います。1人で山に登っているのか、家族や友達と一緒なのかでも違ってきますし、何より食事を取る事を目的で登っているか、登頂の行程で必要に迫られて食べるのかで大きく変わってくると思います。私の山めしのほとんどが、比較的易しい登山をして、頂上に着くと、少しの時間を本を読み、ちょうど昼時になったら、ゆっくりと準備を初め、自分好みの味付けで出来上がった料理をじっくり味わいます。そのあとはコーヒーを飲みながら1人を満喫しながらゆっくり下山。休日の過ごし方としては最高の1日と言えるのではないでしょうか。いつも感じるのですが、味に関しては家のキッチンで作る時よりも雑だったり適当だったりするのですが、食べる前に季節ごとに違う山の自然を楽しみながら、足場の悪い岩場などを抜け、疲労を感じながら頂上を目指す。その達成感と一緒に味わうごはんこそ『山めし』の醍醐味と思っています。

山めし初心者におすすめ!お手軽アウトドアごはん。

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引用:写真AC
では実際、山で食べるのに合った山めしメニューを幾つか紹介したいと思います。まずは王道の【山ラーメン】です。シングルバーナー(ストーブ)と呼ばれる軽量かつコンパクトな器具とコッヘル(鍋)を準備し、後は自分の好きなインスタントラーメン1つ持って行けば出来るので非常に簡単かつ、スキルも不要な山めしになります。ネギなどのトッピングをする時は、予めカットして持って行くようにしましょう。次は、男ならみんな大好きなBBQの1人バージョン【ソロ焼肉】もお勧め。ラーメンと同じようにシングルバーナー1つと肉を乗せる網があれば、後は好みの肉と塩コショウだけでだいぶ贅沢に食べることができると思います。肉やウインナーだけでなく、ピーマンやカボチャなど野菜を持って行くと、バランス良い食事にもなります。また、お米とコッヘルを持って行けばお肉と一緒に楽しめます。しかしここで注意点が。よくお米を持っていったが、軽量カップを忘れて水の分量が適当になってしまった、という失敗談を耳にします。荷物は少し多くなってしまいますが、しっかり持って行きましょう。今挙げた2つの山めしは火を通すだけで、味付けなどはしないで大丈夫なので、普段料理をしない人にも簡単に調理が出来て、準備物も少なく済むので初めて山でご飯を食べる人にはぴったりとだと思います。

次は中級者向け!自分好みの食材を持って行こう。

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引用:amazon
登山や山めしも慣れてくると、今度は自分の好きな物で食べたい衝動にかられると思います。そんなあなたに次は【山鍋】を是非トライして頂きたいです。登山者には頂上は標高が高く、予想以上に寒い思いをした事がある人が沢山いると思います。そんなとき、鍋で身も心も暖める事が出来たら最高だと思いませんか?用意するのはシングルバーナー、コッヘル、好きな食材にキューブの鍋の素。勿論、鍋の素が無くとも味付け出来る人は不要だと思いますが、数種類の調味料を山に持参するだけで、荷物になり準備も面倒になってしまうので、個人的には味付けは鍋の素で十分だと思います。先ほども書いたように肉や野菜は家でカットしておくと、手間もかからず楽に調理できると思います。色んな味や様々な食材を楽しめるので、ここ最近はもっぱら鍋しかしていない気がします。特にソロキャンプなどする時は、夜じっくりご飯を食べたい人にはうってつけのメニューです。

わざわざ山で食べるという行動の意味とは?

もしかしたら、わざわざ山まで行って食べるという行動は、食べた事が無い人には全く分からないと思います。しかし、自分の足で山に登り、自分で準備した調理器具や食材で、自分好みの味付けをする。その一連の行動を一度でもすると、その魅力に取りつかれてしまうと思います。

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。