キャンプ用寝具の種類紹介〜自然の中でぐっすり眠るために〜
目次
引用:pixabay.com
キャンプ用品といえば、テントの次に思いつくのは寝袋(シュラフ)ではないでしょうか。子どもの頃、テントを張って寝袋で寝ることに憧れたという人も多いかもしれません。シュラフのほかにも、キャンプで使える寝具はいろいろあります。今回は、キャンプ用の寝具を選ぶポイントやテントで快適に眠るコツをまとめてみました。
キャンプ用の寝具といえば寝袋(シュラフ)
キャンプ用の寝袋には、封筒型とマミー型があります。封筒型はその名の通り長方形で封筒のような形、マミー型はより体にぴったりと密着する形です。
封筒型のほうが普段家で使っている布団に近く、圧迫感が少ないため眠りやすいと感じる方が多いようです。やや嵩張りますが、クルマでキャンプに行く方にはまずはこちらのタイプがおすすめです。
常用温度範囲:7 °C
ブランド:CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)
反対に、登山などで荷物を極力コンパクトにしたい方にはマミー型のほうが良いでしょう。
適温レベル:-18度~
ブランド:Coleman(コールマン)
寝袋がなくてもOKなケースも。但しマットはマスト
夏場のキャンプで、行き先が山などの高地でない場合、シュラフがなくても大丈夫なことが多いです。夜の気温が25℃程度であれば、普段使っているタオルケットなどで充分です。行き先の天気予報を確認するか、キャンプ場に問合せてみると良いでしょう。
但し、シュラフを使わない場合でも、テントマットは必ず敷きましょう。地面のゴツゴツした感触を和らげ、断熱効果も得られます。冬の冷気を遮断する意味でも、夏の地面の熱を防ぐ意味でも、マットの断熱効果は重要です。
もっとも基本的なのが銀マットで、価格的にも手頃です。
もう少し寝心地をアップしたい方には、インフレーターマットがおすすめです。半自動でマットが膨らみ、手間を掛けずに快適な寝心地を得られます。こちらのハイランダーのものは枕も一体型となっていていっそう便利です。
重量:約1.6kg
夏のキャンプで涼しく眠るための寝具+α
夏は海辺でのキャンプも楽しいですが、エアコンも扇風機もない夜をどう快適に眠るかは重要な課題です。
ひとつの方法として、コットを使って眠る方法があります。コットとは簡易ベッドのことで、地面からの底冷えを避けるために使われることが多いですが、夏場は通気性を確保して眠りやすくする効果が期待できます。寝具として使用しない場合でも、荷物置き場にしたりベンチ代わりにしたりと使い道の多いアイテムなので、持っておけば何かと便利です。
収納時サイズ:77×32×18cm
重量:約7.5kg
耐荷重:約80kg(1スパンあたり)
ほかには、ヒヤロンなどの瞬間冷却剤を使っても良いですね。叩くことで中にある水袋が破裂し、冷却材が溶け出す仕組みです。室温30℃で約40分効果がありますので、入眠の助けになりそうです。
冬のキャンプで暖かく眠るための寝具+α
冬は基本的にキャンプのオフシーズンになりますが、キャンプ上級者のなかには挑戦してみたいと思う人もいるでしょう。冬キャンプでは、何よりも暖かさを保って眠ることが重要です。地面からの冷気を防ぐためにコットはぜひ使いたいですし、シュラフは密着度の高いマミー型がベストです。シュラフの素材も、ぜひダウンのものを選びましょう。
収納サイズ:径16×32cm(5.1L)
さらにシュラフカバーを併用すれば、一層暖かさがアップします。
サイズ:最大長225x最大幅84cm
重量:250g
キャンプのとき、パジャマは必要?
寝具の選び方に加えて気になるのが、キャンプで寝るときの服装です。
キャンプ場ではトイレなどは共用のため、夜中にトイレに起きた時に他の人に会う可能性もあります。それを考えると、いかにもパジャマという感じのものよりも、一見普段着にも見えるようなルームウェアを選ぶという人も多いようです。
キャンプの際に持っていく服はTシャツなど動きやすいものが多いですから、寝るときにもそれを着るという手もあります。ただし、日中に着ている服は何かと汚れがちなので、できれば着替えてから眠れるよう枚数は多めに持っていきたいですね。
キャンプを満喫するために寝具は大切
キャンプではどんなアクティビティを楽しむかということについつい意識が向きがちですが、思い切り楽しむためにも夜はぐっすり眠って体力を回復することが大切です。普段の自宅の寝室とは全く異なる自然のなかでもしっかり眠れるよう、寝具選びもぜひ気をつけてみてくださいね。
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。