夏こそ登山!8月の筑波山に登るときの服装注意点
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初心者さんでも登りやすく、その美しい山なりを満喫することができると人気の山が、筑波山です。パワースポットとしても知られる筑波山は、首都圏からの日帰り登山もできるとあって、通年を通して多くの登山客が訪れる登山スポットとなっています。
そこで今回はそんな筑波山に8月登山を挑む方へ、一体どんな服装で向かえば良いのかをご紹介していきましょう。
8月の筑波山はどんな天候?
服装を考える時に、まず知っておかなければならないのが天候です。気温や湿度などある程度筑波山の天候事情を知っておき、状況に見合った服装で登山に挑めるようにしましょう。
筑波山山頂の8月平均気温は、例年14,5度と比較的涼しくなっています。ところが麓では30度以上の日が多くなっていますので、麓と山頂では15度以上も気温差があることも。
動いている時には太陽も近く、14度前後の気温とは思えないほど暑く感じるでしょうが、一旦休憩で体を休めるとそれまでに発汗した汗で身体が冷えてしまいます。身体の急激な冷えは疲れを導いてしまうマイナスポイントですので、なるべく防ぐような服装をすると良いでしょう。
雨に見舞われることは少なく比較的安定した天候の登山スポットですが、山の天気は変わりやすいもの。どんなにお天気予報でも、必ず雨具や防寒具は持参するようにしておきましょう。
アンダーウェア選びのポイントは?
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休憩時に体温が引いて、急に身体が冷えるのを防ぐためにも、アンダーウェアには速乾性の高いものを必ず一番下に着るようにしておきましょう。登山をしている最中は必ず大量の汗を発汗しますが、アンダーウェアの速乾性が悪いとこの汗が蒸発せず、アンダーウェアを湿らせてしまいます。
この湿りが休憩などで体温が下がった際に、より一層体温を奪い取る要因。汗をかいてもすぐに乾く速乾性は、アンダーウェアにとって必須のポイントです。以前は速乾性ウェアとなるとアウトドア専門ブランドやスポーツ専門ブランドの商品しかなく、お値段も中々手が出しにくい高価なものでしたよね。
しかし今では、普段着を作るブランドでも速乾性の高い下着やシャツを開発、販売しており、より気軽に。そしてよりお得に購入できるものが増えています。お財布やお肌に優しく、着心地の良い速乾性アンダーウェアを身につけて筑波山に向かいましょう。
夏の筑波山でもタイツ着用がおすすめ!
「え!暑いでしょう!?」と思う方も多いかもしれませんが、夏でもタイツを着用することをおすすめします。タイツを履いておくことで、汗によってズボンがまとわりつく不快感や、膝などの関節をサポートすることができるからです。
タイツはタイツでも、夏用の通気性がよく速乾性に優れたタイツを選ぶと、意外と暑さがこもることもありません。タイツに短パンを合わせれば、虫刺されや枝などでかすり傷を作る心配もなく、快適に筑波山の自然を楽しむことができますよ。
どんなに天候が良くても必ず携帯!雨具
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登山の必須アイテム雨具は、もちろん筑波山の8月登山にも必ず持っていくべきアイテムです。雨具の役割は雨が降った時の防水だけではなく、万が一その日に下山ができず一晩山で過ごすことになった際に、体温を外に逃さない役割も果たしてくれます。
非常に様々な製品がありますが、ゴアテック生地を使用した雨具が最もおすすめです。防水性、防風性ともに非常に優れており、しっかりと体力の消費を防いで雨風からあなたを守ってくれるでしょう。
また、外からの水分はブロックするにもかかわらず、中からの水分である汗は外へ逃がしてくれるのもゴアテックスの良い点です。体の中に無駄な熱がこもることを避け、適切な温度を保つ手助けをしてくれます。
靴についてはトレッキングシューズ程度で大丈夫!
筑波山は登山道もしっかりと整備されているコースがあるので、初心者の方ならがっしりした登山靴よりもトレッキングシューズの方がおすすめです。登山靴はその重さや締め付け感に慣れないとかえって負担になるので、歩きやすい道の登山ではむしろトレッキングシューズの方が疲労を貯めることなく登山に挑めるからです。
一方で、「歩きやすい道ならどんな靴でもいいでしょう?」という甘い考えはご法度!いくら歩きやすい道でも、町歩き用のスニーカーは底が薄く疲れやすい上に、安定感にもかけています。余計な怪我の危険性を防ぐためにも、ある程度の機能は必要ですよ。
どうしてもスニーカーがいいという場合は、そこが厚くなっており、ソールの弾力性が高いものを選ぶようにすると良いでしょう。
しっかり服装を整えて、8月の筑波山を楽しもう!
今回は、関東で大人気の登山スポット筑波山への8月登山に着目して、その特に気をつけておくべき服装ポイントをご紹介してきました。
筑波山は登山初心者さんにも登りやすく、一方で上級者さん向けのコースもあるバリエーション豊かな山。毎年のように、筑波山に登っているという方も多い名登山スポットとして名前が知られています。
そのため、いつも登山者が多く何処と無く安心感のある登山スポットでもありますが、あくまでもそこは山。「これくらいで大丈夫だろう。」と服装をおろそかにすることは、万が一の時に命の危機をも招くことになりかねません。
必要なものは何か。どんな生地の服を選べば良いのかなど、しっかりと事前準備をして筑波山を楽しんでくださいね。
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。