登山での湯沸しに便利で、おすすめのシングルバーナーの選び方。

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2018.09.07

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登山途中や山頂で、沸かして飲むコーヒーやお茶はいつもとは違う格別の味がします。でも登山での湯沸しは道具もかさ張るし、重いし面倒なんて考えていませんか?

最近の登山道具はコンパクトで軽く、さらに機能性とデザインを兼ね備えた優れものが多く販売されていて、ご自宅でも使えるデザイン性には驚かされます。そんな登山での湯沸しに便利なおすすめシングルバーナーの選び方をご紹介します。

一体型と分離型の違いと選び方。

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シングルバーナーは、一体型と分離型の2種類に分類出来ます。一言でその違いを言うと「スマートで手軽に使うか、がっつり本格的に使うかの違い」という事になります。

一体型はコンロ部分と燃料部分が直接連結されていて少し背が高く、小型の調理器具やポットなどを使っての湯沸しなど手軽に出来るのが最大の特徴です。分離型はコンロ部分が燃料部分と離れていて低位置に配置できて安定しているので、大きめの調理器具が使い易く複数人分を一気に作ったり、一人分でもガッツリと本格的な料理をする場合に適しています。

どちらのタイプでも登山中の湯沸しや料理に使って問題ないですが、一人での登山、さらに途中や山頂での一服のコーヒーやお茶であれば一体型のシングルバーナーで十二分に、その役目を果たしてくれます。

使用燃料でのおすすめの選び方は?

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シングルバーナーは使用燃料で大きく2つに分類する事が出来ます。それぞれに一長一短がありますが、最近では性能が良くなった事とボンベを繋ぐだけで手軽に使えるという便利さからガスタイプを使用する人が主流になりつつあります。燃料別による2つのタイプの違いをご紹介します。

①:ガソリンタイプ
長所:燃料費用が他のガスタイプに比べて安い事、単純な構造のため故障しにくく長く使う事が出来る。
短所:燃料タンク内部の圧力を上げるためのポンピングなど使用前、使用後に準備と片付けに手間が必要。

②:ガスタイプ
長所:ガソリンタイプと違い事前の準備なしに直ぐに使用でき、コンロ部分の購入価格が比較的安価で済む。
短所:燃料代がガソリンタイプよりも高い。

ざっとそれぞれの特徴を書き出しましたが、使う人のフィーリングに合う物を選ぶのが一番だと思います。個人的には②のガスタイプが事前準備なしに気軽に使える事とコンロ部分の初期費用が抑えられるので、登山での湯沸しにはおすすめだと思います。

ガスタイプ同士での比較とおすすめのタイプは?

 

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同じガスタイプのシングルバーナーでも、よくキャンプやご家庭で使われるカセットボンベタイプと登山コンロ専用のカードリッジタイプの2種類に分類出来ます。どちらにも共通しているのは簡単にボンベを取付けるだけで事前準備をしないで使う事が出来る手軽さという点です。それぞれのタイプについての特徴をご紹介します。

①:カートリッジタイプ
長所:コンロ部分の購入価格が比較的安価で済む。カートリッジが特殊なため寒冷地でも使用出来る。
短所:燃料代がカセットボンベタイプよりも高い、登山用品専門店以外では気軽に購入しにくい。

②:カセットボンベタイプ
長所:コンビニなどで燃料のガスボンベを安価で購入出来る。
短所:長時間使用した場合に気化熱で冷やされて出力が落ちるため、寒冷地での使用に向いていない。

どちらのタイプも一長一短がありますが、やはり登山コンロとして以前から使われているカートリッジタイプは登山しているって感じもプライスレスで付いて来ますのでおすすめです。

細かなディテールのおすすめポイントは?

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形状や燃料方式が決まれば、残りはバーナーの細かなディテールが使い易いかどうかという所になります。登山途中でも山頂でも平坦な場所を探す方が難しく、ごつごつした岩場や山の斜面など安定の悪い場所の方が圧倒的に多いと思います。安心してコーヒーでほっと一息つくために細かなディテールについておすすめの選び方をご紹介して行きます。

1:ゴトクの数をチェック
軽量で持ち運びやすい事を優先していますので、ゴトクの数が3本の物が多くあります。ただ安定を考えるとゴトクは4本の物がおすすめです。

2:燃料バルブの形状をチェック
バルブの形状にもダイヤル式とワイヤー式があります。ワイヤー式は火加減の調整がやり易いですが、簡単な料理やコーヒーの湯沸しであれば構造も簡単で故障し難いダイヤル式がおすすめです。

3:着火方式をチェック
シングルバーナーには圧電点火装置を備えた物と備えていない物がありますが、もしもライターやマッチを忘れた時のために点火装置付きがおすすめです。

4:カートリッジホルダーの有無をチェック
斜面などの安定の悪い場所では、カートリッジに取付けて安定させるホルダーが発売されているかも確認しましょう。

これでシングルバーナーを購入する際に考えるおすすめな選び方は終了です。これらの選択肢を考慮しながら、ご自身のフィーリングに合うシングルバーナーを選んでみて下さい。

おすすめの選び方から、総合的に合致するのは?

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今までに長々とお話しさせて頂いた、シングルバーナー購入時に考えるおすすめの選び方。バーナー形状が一体型で燃料はガスを使用、カートリッジタイプのボンベでさらに細かいディテール要求に合致するといった条件に当てはまるシングルバーナーはないかと色々と調べてみました。

これら様々な厳しい条件に合致する製品は、老舗メーカーであるイワタニプリムスから販売されている【P-153 ウルトラバーナー】で、さらに本体重量が119gと軽量で嵩張らないという優れものです。

登山で格別のコーヒーを味わってみて下さい。

登山途中や山頂で、自分で湯を沸かして飲むコーヒーやお茶は普段と違って格別な美味しさを味わえる至福の時間です。機能性とスマートなデザインを備えたシングルバーナーを持って登山中での湯沸しを楽しんでみては如何でしょうか。必ず至福の時間と幸せを感じるはずです。

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。