登山好きなら一度は挑戦したい極上温泉3選

引用：tochigiji.or.jp
登山の実力がある人しか到達できない極上温泉が日本にはあります。身につけた登山技術を活かし、魅惑の秘湯を堪能してみませんか？ぜひ挑戦したい温泉を厳選して3つご紹介します。じっくりお湯につかって疲れを癒やすのは日本ならではの楽しみの一つです。なかなか行けないからこそ貴重な価値のある温泉で、一生の思い出を作ってみませんか？

登山しないとたどり着けない山の上の温泉の魅力とは？

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山の上の温泉には、他にはない魅力があります。最たるものはその絶景でしょう。登山をしていて山頂にたどり着くと「ここに温泉があったら」という空想を抱く人も多いと思います。山の上にある温泉は、人を簡単にたどり着けない秘湯であるからこそ、他では味わえない特別な充足感があるのです。

また、リフレッシュできるだけでなく、疲労、高血圧、神経痛、冷え性などの不具合を改善したり、美肌に有効な成分がたっぷり入っていたりするなど、心身にとって良い効能があることが実証されています。登山で疲れている体や日常生活でストレスを溜めがちだった心をしっかりと癒やしてくれるのです。

山と同じく１つとして同じ温泉はありませんので、それぞれの場所で違いを堪能してみるのも良いでしょう。絶景と温泉が合わさってその場所だけのオリジナルの魅力を感じさてくれます。

登山好きにオススメの極上温泉①白馬鑓温泉

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長野県の白馬鑓ヶ岳中腹にある「白馬鑓温泉」は、標高2,100メートル地点に存在する標高日本一の天然湧出量を誇る温泉です。43.1℃の温泉は露天であり、その景色は圧巻です。たどり着くには4時間以上の時間がかかりますが、行く価値は十分にあります。疲労回復の他にも神経痛、筋肉痛、関節痛などに効果があることでも知られています。江戸時代頃から利用されていた風情がある温泉です。ただし、一般人が簡単にはたどり着けなかったことから、樵や猟師など山のプロ達が活用していたとされています。

入浴料は大人500円、小学生以下300円と大変リーズナブルです。宿泊施設併設されており、素泊まりなら大人6,800円で楽しむことができます。日帰りも良いですが、宿泊をして山の上の星空のしたの温泉を堪能するのも一興と言えます。女性専用露天風呂や足湯もありますので、気の合う仲間や家族と訪れるのも良いでしょう。

注意点として通年営業ではなく利用できるのは7月上旬から9月下旬の間だけとなっています。HPで告知されていますので、事前にしっかり確認しておくことが大切です。

登山好きにオススメの極上温泉②本沢温泉

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標高日本一の露天風呂と言えば、長野県の八ヶ岳にある本沢温泉です。標高2,150mの地点にあり、素晴らしい景色を眼下に見ることができます。夏でも4WD車で到達できる地点から1時間以上、冬なら麓から4時間以上の徒歩で登らなければたどり着くことはできません。その為秘湯中の秘湯として紹介されることも多く、知名度も高いです。内湯と露天風呂があり、宿泊施設も併設されています。内湯は24時間入ることができるので快適です。日帰りならば大人600円、子どもは400円で利用することが可能です。

特に露天風呂の開放感が格別であり、お湯が白濁しているので周囲の目を気にせずしっかり楽しむことができます。嬉しいことに通年営業なので、登山技術があれば1年中いつでも利用することが可能です。独特の硫黄臭がするという特徴があり、より温泉ならではの魅力を味わわせてくれています。

ちなみに、日本一標高が高い場所にある温泉は標高2,430m地点にある富山県のみくりが池温泉です。ただしこちらは最寄りの室堂駅から徒歩約15分程度で行くことができます。初心者にも優しいと言えるため、達成感という意味では本沢温泉のほうがオススメできます。

登山好きにオススメの極上温泉③高天原温泉

引用：beetlejam.seesaa.net
日本一遠い温泉として有名な高天原温泉は、片道だけで丸2日かけないと到達できない秘湯の名にふさわしい温泉です。富山県富山市有峰黒部谷割の標高約2,100 mの地点に存在しています。北アルプス縦走ルートの途中にあることから、登山家の間で人気が高い温泉の一つです。

温泉の入浴料は300円ですが、大抵の人が1km弱ほど離れた所にある高天原山荘で宿泊することを行程に組み込んでいます。宿泊すれば入浴料は無料です。なお、この山小屋の宿泊料金は、素泊まり5,500円、1泊２食付ならば8,800円となっています。高天原山荘は7月～9月の期間限定で開いている山小屋ですので、利用する時は事前にHPなどで情報を確認しておきましょう。高天原山荘から高天原温泉までは約20分ほどかかります。一般の人ではなかなか到達できない温泉であるだけに、この温泉に入りに来られただけでも印象深い思い出となることでしょう。

天候が悪いと温泉に入れないこともあります。行程を組む際は、当然のことですが当日の天候にも気を配っておきましょう。「高天原」という美しい名前は、まるで神話のような美しい土地であることから名付けられており、最高の景色を味わうことが可能です。

山の温泉に入るために登山してみませんか？

登山ができる人にしか行くことができない極上温泉は、地平では実感できない達成感を与えてくれる秘湯です。景色も行程もかけがえのない思い出になることでしょう。これまで培ってきた登山技術を駆使して、山の上の温泉を味わい尽くしてみてはいかがでしょうか？

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。