キャンプなのにホテル?グランピングとはなにか?

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2017.08.27

引用:visualhunt
最近流行りの手ぶらでキャンプ、特に持ち物が要らないことから富裕層の贅沢として認識されているグランピングは、世界中のセレブだけでなくこの日本でも流行の兆しを見せています。今回はこのグランピングとは何かを解説するとともにおすすめの施設を3つご紹介します。

グランピングって何?キャンプとどう違うの?

62_1_20170819引用:星のや富士
最近世界中のセレブの間で流行しているグランピング、そもそもグランピングとは「glamorous(魅惑的な)」と「camping(キャンプ)」を組み合わせた造語で、明確な定義はありませんが、おおむね大自然の中で、ハイグレードなテントやコテージに泊まり、キャンプと同じようなアクティビティーを楽しみ、優雅に過ごすことを意味します。

特徴としては基本的に手ぶらで、着替えさえ持っていけばOKで、テント設営や食事の準備などの雑務をすべて行ってくれるのです。グランピングをデイキャンプと混同しているメディアがありますが、デイキャンプとの違いはテント、コテージで泊まりながらすべてのサービスを運営側が行ってくれる点。サービス内容は提供する側の方針でまた多少の違いはあるものの、温泉やカヤック体験などのアクティビティーが料金にすべて含まれる所もあります。

手ぶらでOK!大自然も満喫できるぞ!

62_2_20170819引用:星のや富士
ご自分の着替えはもちろん要りますが、基本的に手ぶらでOKなのがグランピングの良いところ。しかも面倒なテントの設営や食事の準備までやってくれるため、キャンプ場についてすぐ大自然を心ゆくまで満喫できます。

日本ではまだ数えるほどしかサービスを展開していませんが、グランピング営業形態にもっとも近いのは「星野リゾート」のホテルです。後半に紹介しますが、星野リゾートのホテルは大自然のど真ん中にあったり、富士山の裾野が一望できる場所にあったり、舟で川を登らなければ行けない様な場所にあったりします。まさに日本におけるグランピングの第一人者と言えるでしょう。

海外に目を向けると、例えばアメリカではインディアンが済んでそうな原風景を楽しめたり、オーストラリアではナイトフォール・ウィルダネス・キャンプが有名。ヨーロッパに目を向けるとジャグジー付きのコテージがあるなど、様々なサービスが展開されています。そのうち日本でも「天空コテージ」なんてサービスが始まるかもしれませんね。

では現在日本で人気のグランピングが楽しめる施設を紹介します。何処も魅力たっぷりですよ。

森と星空を楽しむならここがおすすめだ!

62_3_20170819引用:ツインリンクもてぎ
栃木県にあるモビリティーテーマパークの「ツインリンクもてぎ」では2016年にキャンプエリアを拡大、改装を行いました。その際、20基ほどグランピング設備を新設して、都内から2時間圏内でグランピングが楽しめるキャンプ場として人気が急上昇しています。

キャンプ場のテーマは「森と星空」、キャンプ場名も「森と星空のキャンプビレッジ」としてリニューアルオープンし、日中はモーターアクティビティーで楽しみ、夜は星空を眺めながら本格的なバーベキューディナーを楽しめます。

宿泊できるテントは、全てにソファーやベッドなど、ホテル並みのサービスが付いた快適な大型テントを使用。これなら彼女を連れて行っても大満足のひとときが過ごせますね。

【施設概要】
施設名:森と星空のキャンプヴィレッジ
住所:栃木県芳賀郡 茂木町桧山120-1

料金は2名利用~で、30,560円(税込み)※大人2名。1サイト大人4名まで利用可能。
料金の中にはテント利用料と食事料金、温泉入浴料、ホテルツインリンクグリーンベイ入場料も含まれます。

URL:http://www.twinring.jp/f-glamping/

日本のマザーレイクをひとり占めしよう!

62_4_20170819引用:Okubiwako Marvelous Green
奥琵琶湖、米原市をより北へ向かい、桜で有名な海津大崎、羽衣伝説の残る余呉湖辺りを奥琵琶湖と呼びます。手付かずの自然が豊富に残り、奥琵琶湖ドライブウェイ(冬季通行止め)からも下ろす琵琶湖は雄大そのもの、そんな奥琵琶湖のマキノ地区にある「奥琵琶湖マキノグランドパークホテル」にグランピング施設があります。

ここは琵琶湖のほぼ北端に位置し、日の出も日の入りも眺められる、滋賀県でも有数のスポットで、民家も少なく夜になると満点の星が輝きます。「Okubiwako Marvelous Green」と名づけられた施設から湖水浴も楽しめるプライベートビーチも完備。眼前に広がる琵琶湖ではサンライズもサンセットも楽しめて、さながら海に居るかのように錯覚してしまします。

【施設概要】

施設名:Okubiwako Marvelous Green
住所:滋賀県高島市マキノ町西浜763-2

料金は1棟あたり28,000円(素泊まり)食事代は1名+11,000円
料金の中にはテント利用料のみです、アクティビティは別途料金がかかります。

URL:http://www.gphotels.jp/glamping/

日本一の山の麓で極上の休日を!

62_5_20170819引用:星のや富士
「キャンプは体験したいけど、準備や片づけが大変、虫も苦手だし…」という方のためのリゾート施設が「星のや富士」。運営する星野リゾートは今や日本を代表するリゾートホテル会社で、今回紹介する星のや富士は富士山の麓の河口湖湖畔にあるグランピングリゾートです。

このグランピング施設が人気なのは、宿泊は”キャンビン”と呼ばれるコテージで、レセプション棟でレンタルできるキャンプグッズを持って向かいます。コテージは富士山と河口湖が一望できるロケーションに建っていて、キャビン内の設備は高級ホテルのそれと変わらず、快適そのもの。どの部屋からも眺めが素晴らしく、まさに極上の休日が楽しめます。

各部屋にはエタノール暖炉が設置されていて、まさにキャンプ。室内に用意されているコーヒーサーバーやカップなどの備品は、アウトドアで使用するグッズで揃っています。室内にいながらキャンプ気分が味わえます。

キャビンを出てから徒歩10分ほどのところにある、宿泊者専用の施設ライブラリーカフェでは、テントやハンモックなどが配置されて、日中は森のなかでのんびりと時間を過ごすことができます。また、アルコールはありませんが立食式のダイニングが展開され、大自然の中で美味しい料理もいただけます。夜にはカフェがバーに変わり、大人の時間を楽しめるばかりか、テントをスクリーン代わりにお気に入りの映画を心ゆくまで楽しむこともできます。

と、これら全てが宿泊者のために用意されたアクティビティで、宿泊者以外の入場ができないようになっています。まさに完全なる非日常。都会の謙遜を離れ、心も体も癒やされたい方におすすめです。

グランピングで休日を極上体験にしませんか?

とにかく何から何まで至れり尽くせりのグランピング。紹介した3施設以外にも日本中にグランピングを楽しめるキャンプ場があります。

あなたもいつもの休日を抜け出して、自然を目一杯楽しむ「極上の休日」を味わってみませんか?

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。