初心者でもOK!登山用コンロを選ぶ方法とおすすめのブランド

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2017.08.26

引用:Youtube by ic756pro2
何度か登山を体験すると「次は挑戦したい!」と思うのが山料理です。大自然を眺めながら香り高いコーヒーを飲んだり、自作の山ごはんを食べたりすることは、日常生活にない感動を味わえます。そして、そのために必要なのが「登山用コンロ」です。けれども、市販のコンロはいろいろな種類があるので、初めて購入する人は何を選んでいいか迷ってしまうでしょう。そこで、登山用コンロを選ぶ方法やおすすめブランドをご紹介します。

登山用コンロの「燃料」には種類がある

58_1_20170819引用:Youtube by 77burning
ひとくちに「登山用コンロ」といっても、目的によって燃料が異なり、さまざまな種類が販売されています。

【ガスストーブ】
専用のガスカートリッジを使用するコンロで、自動で点火でき軽くて小さいのが特徴です。扱いやすい・持ち運びが楽・燃料が入手しやすいとメリットが多く、初めて購入する人には1番おすすめです。

【ガソリンストーブ】
ガソリンや灯油を燃料にするコンロです。重くてかさばるのですが、大きな鍋を乗せても安定しているので大人数・長期のキャンプに最適です。

【アルコールストーブ】
アルコールを燃料とするコンロです。アルコールストーブは、小さなコンロとアルコールの入ったボトルを持っていけばいいので手軽です。ただし、料理は作りにくいのでお湯を沸かす程度の使い方が向いています。

【ソロストーブ】
主に、ステンレス製で円筒形のコンロです。筒の中に山で集めた松ぼっくりや小枝などを入れ着火します。いかにも「大自然の中でキャンプをしている」という気分が味わえますが、初心者の人はほかのガスコンロに使いなれてから挑戦するほうがいいでしょう。

登山に持って行きたいガスコンロとは?

58_2_20170819引用:Pickup=Lightup様
ガスコンロには以下のようなメリットがあります。

● 着火が簡単なので誰でも使用できる
● 軽くて、収納時はコンパクトになるので持って行きやすい
● 火力を調節できる
● メンテナンスがしやすい

デメリットとしては、火力は中火程度・極寒地には向かない・コンロと同じメーカーのガス燃料(カセットボンベなど)を使用しなければならない・ガソリンよりやや燃料費は高い、などが挙げられるでしょう。

そして、ガスコンロには、シングルコンロ(シングルバーナー)とツーコンロ(ツーバーナー)があります。ツーコンロのほうが同時に2つ加熱できるので、大人数の登山やキャンプ、山で本格的な料理を作りたいときなどに最適です。けれども、登山でガスコンロを使用するのは初めてという人には、シングルコンロのほうがおすすめでしょう。

登山用コンロ(シングルバーナー)の種類とは


引用:Instagram by epigas_official
登山で使用するガスコンロの中でも、シングルガスバーナーは、ガスカートリッジを本体にセットするだけなので手軽に使えます。そして、シングルガスバーナー本体は以下の2種類があるのです。

バーナーの種類

ガスカートリッジの上に、バーナー本体を乗せてセットする「一体型」と、バーナー本体とガスカートリッジはチューブなどでつなぎ離して使うタイプ「分離型」があります。さらに、ガスカートリッジも、通常の「カセットボンベ缶」(CB缶)と、アウトドア缶(OD缶)の2種類があるのです。

● CB缶:家庭用のカセットコンロでよく使用する円筒形の缶です。経済的で、もし無くなってもコンビニで買うことができます。

● OD缶:背の低いコロンとした形の缶で、底が広めになっているため安定感があります。CB缶を使用するガスコンロよりも、OD缶を使用するコンロのほうが種類も豊富です。ただし、売っている場所が限られていることや、CB缶よりも値段が高いのがデメリットでしょう。

人気の登山用コンロ(シングルガスバーナー)とは?

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引用:Instagram by tatyapapa
人気があるブランドの、シングルガスバーナーをご紹介しましょう。

1.SOTO

初心者から上級者までファンが多い、SOTOの「レギュレーターストーブ ST-310」は、バーナー本体にCB缶を横向きに装着して使用するタイプです。火力低下を防止する「マイクロレギュレーター」を搭載しています。ゴトクのサイズが大きめなので直径19センチまでの鍋(クッカー)が使用できるタイプです。

ソト(SOTO) レギュレーターストーブ ST-310
ソト(SOTO) レギュレーターストーブ ST-310
同じ、SOTOのCB缶「ST-7601」1本で約1.5時間は使用できます。収納もコンパクトにでき、本体350gとCB缶1本240gで600グラムほどなので携帯がしやすいのも魅力でしょう。
外形寸法:幅170X奥行150X高さ110(使用時・本体のみ)・110(収納時)mm
重量:350g(本体のみ)
いらないアウトドア用品を売るならマウンテンシティ!

2.イワタニ

イワタニの「イワタニプリムス P-153ウルトラバーナー」は、OD缶の上にバーナー本体を装着して使用します。ゴトクの幅が2段階に調節できるので、お湯を沸かしてコーヒーを淹れたりクッカーを乗せてラーメンを作ったりと重宝するでしょう。

イワタニプリムス(イワタニプリムス) 153ウルトラバーナー P-153
イワタニプリムス(イワタニプリムス) 153ウルトラバーナー P-153
軽量でコンパクトなので携帯が楽なのが魅力です。荷物を増やしたくない場合は、チタン製のマグカップを1個だけ持っていき直接ゴトクの上に乗せれば、お湯を沸かしてお茶やスープを入れたりインスタントラーメンを入れたり(割り入れる)できます。
収納サイズ7.5×8.8×3.0cm
本体重量110g(本体99g+点火装置11g)
ゴトク径最大148mm/最小90mm
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登山用コンロで簡単に作れる山ごはん

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引用:Instagram by ____akt_
シングルバーナー(登山用コンロ)で手軽に作れるおすすめの「山ごはん」にはどのようなものがあるでしょうか。クッカーを持っていけば、インスタントラーメンやスープ、レトルト食品などを温めて食べることができます。けれども、もうひと工夫するなら直火式ホットサンドメーカーを持っていきましょう。薄切りの食パンと溶けるチーズ・ハム・ツナなどのお好みの具を持っていけばシンブルバーナーに乗せてホットサンドが作れます。また、バターを敷いて俵型のおにぎりをはさめば、熱々の焼きおにぎりに!ほかにも市販の「肉まん」をはさんで焼いたりミニサイズのお好みやきを焼いたりといろいろなメニューが楽しめます。

コンロで作る山飯は登山の楽しみ!

コンパクトで使い方も簡単な登山用コンロを持っていけば、湯気の立つ飲み物や食べ物を楽しめます。インスタントラーメンのような単純なメニューでも、山で食べると何倍もおいしく感じるものです。簡単な料理に慣れると、自分なりにアレンジしたくなってだんだんと腕前が上がります。まずは、初心者の人でも使えるコンロで「山ごはん」体験してみてくださいね!

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。