いよいよ富士山山開き!! 登山に一番おすすめの時期は?ルートは?

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2017.05.15

引用:写真AC

7月、富士山が山開きです。楽しみに待ってらっしゃる方も多いことでしょう。でも、いまや、国内の登山者だけではなく、海外の方も大挙押し寄せる富士山です。いつ登っても人が多く、特に週末となれば大変な混雑になります。でも、それでも一生に一度は登っておきたい富士山。できるだけ快適に登山できる、おすすめの時期をご紹介します。ぜひ、この夏の参考にしてくださいね。

 

富士山登山が一番混雑する時期は?

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富士山登山が一番混雑する時期はというと、7月下旬~8月下旬までです。梅雨明け後で、夏休み期間中という好条件が揃っているから当然です。これは、富士山に限らず、どこの山でも一緒ですが・・・。この時期は、30万に近い登山者が登るわけですから、混雑するのは当然ですね。混雑が特にひどいのは、ご来光を目指して登る登山者が多い未明の8合目から山頂までで、まるで、通勤ラッシュの駅ぐらいの込み具合で、先に進むこともままならない状況に陥ります。自分のペースで歩くことなんか、まず無理です。ここまでして登る山って、日本でも、いや、世界でも富士山ぐらいではないでしょうか?登山では無くて、まるで修行ですが、そんな苦しみで登った山頂で見るご来光はさぞ、感動する事でしょうね?でも、あまりの混雑で、ご来光に間に合わなかったなんて話もありますから、時間に余裕を持って、出発する事をおすすめします。また、登山コースも混雑具合が変わってきます。最強最高な混雑時期は、お盆の土日で吉田口から山頂のご来光を目指す時間帯ですので、少なくともそこは避けたいですね。

 

それでもゆっくり登りたい 回避方法は?

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ゆっくり登りたいのであれば、この混雑を避けるしかありません。夏休みを避けた日程で、ご来光を望まないという決断が必要でしょう。ですので、週末としては、夏休み前の週末、夏休み終了直前、または終了後の週末です。ご来光は無視して、ちょっと遅れて山頂を目指しましょう。ただ、この時期は、山小屋も営業を縮小していくので、よく調べておくようにしましょう。また、特に夏休み前は、残雪や、梅雨が終わっていない可能性もあり、初心者の方は、経験者の方と一緒に登るようにしたいですね。どうしても混雑する時期に登るしかない場合は、週末の前後の金曜や月曜に有給休暇を取って、金曜に出発したり、日曜に出発すれば、多少は混雑を避けられるかもしれません。

もうひとつの方法としては、山頂でのご来光は完全に諦めて、登山口に泊まって、未明(というか夜)に出発する方法があります。おすすめなのは、夕方吉田口から出発し、五号目の佐藤小屋に泊まって、午前2時ごろ出発すればガラガラの吉田口ルートを楽々と登ることができます。途中でご来光を拝み、お昼前に山頂着なので、ご来光の大混雑なんていうことは無く、ゆっくりと山頂からの眺めを楽しむことができます。そして、午後富士吉田口へ下山すれば、混雑時間帯をすべて避ける事ができます。混雑している富士山がまるでうそのようですよ。

 

混雑しないおすすめの登山ルートはどこ?

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一番混雑するルートは、富士吉田口からのルートなので、それは絶対に避けるべきです。一番おすすめなのは、「プリンスルート」で登り、「大砂走り」で下山するルートです。プリンスルートとは、皇太子が登ったという、由緒あるルートで、一番景色がよく整備も整っていると言われています。大砂走りは砂埃がすごいのでマスク必携ですよ。でも、吉田口ほどではないですが、やはり時間帯や時期によっては込むので、ある程度は我慢しましょう。ただ、込まないルートというのは、必然的に山小屋も少なくなってきますので、前もってよく調べておくことは大事です。

 

山小屋も大混雑する事を忘れずに

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登山ルートや山頂だけが混雑するのではありません。多くの人が宿泊する山小屋も大混雑です。ギュウギュウ詰の山小屋で、1畳を2人で利用するなんていう事はザラです。本来、疲れを癒し休息するはずの山小屋のはずなのに、こんな状態で山小屋に泊まる意味はあるのか?という疑問も湧いてきますが、ご来光を目指すのであれば仕方ありません。でも、最近は、小屋に泊まらないで、山頂のご来光を目指す「弾丸登山」を行う人たちも、若い人を中心に増えています。夜間に登山口を出発し、そのまま山頂を目指せばご来光を拝むことができます。山小屋料金を浮かす意味でもありますが、いきなり高度を上げてしまうと高山病リスクが高くなりますので、できれば、山小屋で一泊して体を慣らして登山することをおすすめします。

日本一の山は、混雑は覚悟するしかない

富士は日本一の山、混雑も日本一と覚悟しましょう。登山というより、観光地と思えば、混雑もしょうがないと諦められるのではないでしょうか?でも、ご紹介した方法を参考に自分で情報を集めて少しでも快適な富士登山ができる事ができればいいですね。

 

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。