激安のテントは本当にお得?登山用テントの賢い選び方とポイント

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2017.05.19

引用:Pixabay

日帰り登山の回数を重ねていくと、次は泊まりの登山にチャレンジしてみようか!と考えている人も多いと思います。泊まりの登山では、小屋で泊まる登山を何度か経験してから、いよいよテント泊!と考えている方や、小屋での宿泊料を計算すれば早くテントを購入した方が経済的!と、迷わず激安テントを購入してしまう人も。今回は、登山用テントにはどんな種類があるのか、またその選び方のポイントを紹介します。

 

登山用テントの重要な役割と選ぶべきポイントは?

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引用:Pixabay

登山でのテント泊を快適に過ごしたいなら、テントはある程度の投資をすべきアイテムと言えます。登山用のテントは耐久性に優れ、大変丈夫に作られているので、長年使用することができます。山小屋での宿泊料を何日分と換算すれば、投資に大差は無いはず。とは言え、登山用テントは何度も購入するものではないので、本当に自分に合うものを選び、後悔のないようにしておきたいもの。登山でテント泊をする場合、テント場が山小屋近くに併設されている場合が多くあります。比較的高い山では山小屋が頂上付近にある場合が多いので、その場合のテント場では季節や天候によって厳しい環境に置かれる可能性があります。急な天候の悪化による豪雨や暴風にも丈夫で破損することなく、登山者をしっかりと守ってくれることが登山用テントの重要な役割であり、選ぶべきポイントと言えます。

 

登山用テントの分類【骨組みの違い】

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登山用テントは大きく分類すると、骨組みの違いで2種、フライシートの構造の違いで2種、次のようにあわせて4種類に分けることができます。

【骨組みの違いによる分類】

①《自立式》
ロープを張ったり、ペグ打ちを必要とせず、テント自体で自立するもの。登山用テントはこのタイプが一般的です。自立式とは言え、強風に飛ばされるのを防ぐために設営した後はペグを打つなど、ある程度固定する必要があります。

②《非自立式》
自立式のテントと対照的にペグ打ちやロープ張りをすることにより設営するもの。軽量タイプの登山用テントに多い形状で、自立式のテントと比べると設営が難しく、練習することが必須です。

 

登山用テントの分類【フライシートの構造の違い】

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【フライシートの構造による分類】

①《シングルウォール》
フライシート(テントに張る幕)が1枚(シングル)のもの。壁が一枚という意味において「シングルウォール」と言われています。作り自体が簡単なので、設営しやすい上に軽量なのが特徴です。ただシート1枚のため、外部と中部の気温の差が大きいとシートが結露し、内部が濡れる欠点があります。軽くて構造がシンプルである為、結露する短所も認めた上で愛用する登山者も多いタイプです。

②《ダブルウォール》
「シングルウォール」との違いはシートが二枚であるという点。通気性に優れた「インナーテント」に「アウターテント」を上から張って、シートを二枚構造にすることにより、結露を防止します。外側のシートに結露を起こし、内側のシート内を濡らすことなく快適さを保つことが出来るという構造になっています。

 

激安の登山用テント、お試しで買ってみるのは良いかも。

登山用テントは、何度も買い替えるものではないとは言え、やはり最低4万円位の予算が必要となれば、戸惑っている方も多いと思います。そこで激安テントは、どんなものがあるのか探してみました。

《TRACK MAN アルミ製防水テントダブルウォーム式 1人用》(Amazon:価格約7千円)
アライテントのエアライズ1に似た外観ですが、価格は4分の1以下。Amazonのレビューでは割と高評価です。低コストですが、レビューの中には悪天候の時には使用しないほうが良いという声も。重さは約1,620gで一人用の登山テントにしては重いですが、激安のテントを試しに買ってみるには良いかもしれません。激安テントなので、安全性を求められる場合での使用は避けた方が無難でしょう。

何度か登山を経験して、既に登山を趣味にしている方の場合は、初めからある程度の投資することがおすすめです。日帰り登山も楽しいものですが、テント泊の登山はまた違った楽しさもあります。あなたに合ったテントを選び、ぜひテント泊に挑戦してみましょう!

 

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。