登山家の収入源やなり方とは?知られざる日本人登山家紹介

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2017.05.02

引用:pixabay.com
登山家という言葉は聞いたことがあっても、どんななり方があるのか?収入源は?などイマイチわからないという方も多いでしょう。今回は、登山家についてのあれこれをまとめてみました。また日本には世界最強とも言われる登山家夫婦である「山野井夫妻」などが存在します。メディアではなぜかあまり取り上げられていませんが、世界レベルの日本人登山家は多いです。知られざるその実態にも迫ってみました。

登山家とは?収入源やなり方について紹介

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登山家とは、生計を山にのぼることで立てている人を指します。しかし残念ながら日本では、山に登ることだけで生きていける人はほとんどいません。

多くの方が兼業の形をとっており、登山ガイド、執筆や講演活動、ビジネスをしながら稼ぎ、あいまをぬって山に登ることを続けています。登山家は山を愛する心が特に強いため、兼業の仕事では何らかの山と関わりのあることを選択していることが多いです。歯科医や外科医など、比較的裕福な職業の人が登山家として活動しているケースも見受けられます。また、海外などで遠征するためには莫大な費用がかかります。その際に企業とスポンサー契約を結び登山活動を行う人もいます。

海外には国家資格がありますが、日本においては登山家になる為に特に必要な資格があるわけではありません。ただし民間資格は存在しております。公益社団法人「日本山岳ガイド協会(JMGA)」が認定している「山岳ガイド・国際山岳ガイド」、もしくは「自然ガイド・登山ガイド」や「スキーガイド」さらに「フリークライミングインストラクターガイド」です。受験資格に登山経験が必須となっています。

日本で登山家になるには、生計を立てる副業を有しており、山が好きで登山活動を続けていけるということが必要と言えるでしょう。

世界最強の登山家!?山野井夫妻とは?

1_2_20170420引用:ameblo.jp
日本は国土のほとんどが山岳に恵まれた国です。その為、山登りを全くしたことがないと言う人は少数派かもしれません。日本人は登山家としての素質が知らずに養われていると言えるでしょう。日本には世界に誇る最強の登山家が夫婦で存在します。それが山野井泰史・妙子夫妻です。登山の中でも最も危険なスタイルと言われる、固定ロープや酸素ボンベも使用せず自分の力のみで山頂を目指すアルパインスタイルの第一人者として世界的に知られています。

山野井泰史はアマ・ダブラムやチョ・オユー、クスム・ガングルなど、高峰での新ルート開拓そして初登頂を成功させているなどの実績があります。山野井妙子さんも女性としては冬季初登攀となるグランドジョラス北壁ウォーカー稜制覇しているなど実力が高いです。パフォーマンスに力を入れるよりも、自分の登りたい山を自分の実力のみで登るスタイルに徹しており日本での一般的知名度は低いかもしれませんが、世界の山岳史に確かにその名を刻んでいる存在です。

同時に、泰史さんは両手の薬指と小指合わせて右足の全ての指を切断していたり、妙子さんも10本の手の指の第二関節から先と足の指8本の切断しているなど、山の素晴らしさと恐ろしさの両方を体現して示しています。世界最強とはどの部分を評価して言うかとなると人それぞれかもしれませんが、山野井夫婦は、世界レベルと言ってよい登山家であり尊敬や憧れを抱く人が多いです。

実は日本人初の快挙を達成していた!竹内洋岳とは?

1_3_20170420引用:u-presscenter.jp
日本では、登山家の中でも登山の実力よりもパフォーマンス力の高い人ほど知名度が高い傾向があります。しかし、登山の実力がある人が必ずしもパフォーマンスに力を入れるかというとそうでもありません。むしろ、山野井夫婦のように山が好きで山登りに夢中になっているがゆえに、有名であるかどうかにほとんどこだわらない人も存在していると言えます。竹内洋岳さんもその一人かもしれません。

2012年、日本山岳界の悲願ともいうべき世界に14座存在する8000m峰を完全制覇した日本人登山家が誕生しました。それが竹内洋岳さんです。足かけ18年を費やし、日本人初、世界でも29人目となる「14サミッター」として山岳界にその名を残しました。

冒険家の三浦雄一郎さんも賛辞を贈るなど、山岳界では大きく評価されたのですが、なぜかあまり一般報道されなかった為、知らなかったという方も多いです。日本には世界レベルに引けを取らない実力のある登山家がまだまだ多く存在しています。登山の楽しみの一つは、自らの足で気になった山を登ることで、知らなかった山岳界の超人たちの世界を実感を持って知っていくことにもあるのではないでしょうか。

日本山岳界の新星!南谷真鈴とは?

1_4_20170420引用:marinminamiya.com
登山の魅力に取りつかれる登山家は次々誕生しています。特に有名なのが、19歳で世界7大陸最高峰の登頂に成功し、その後南極点と北極点制覇して「エクスプローラーズ・グランドスラム」を世界最年少の20歳112日で達成した南谷真鈴さんです。端麗な容姿と合わせて話題を呼んでおり、一般的な人気や知名度も向上しているので、注目している人が多いと言えます。日本山岳界は、若い世代もどんどん活躍していっていると言うことができるでしょう。

日本の登山家は世界で活躍する実力者も多い

スイスやフランスのように登山家の国家資格があるわけではありませんが、山の豊かな国である日本に生まれ、登山家として活動している実力者はたくさんいます。日本人登山家の世界レベルの活躍を知ると、登山の魅力をさらに発見できるかもしれません。

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。