GW(残雪期)登山に挑戦!おすすめ山4選|尾瀬至仏山,八ヶ岳,黒斑山
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引用:bluesky.rash.jp
登山にはまってしまったという登山中級者さんの中には、「そろそろ雪山にも挑戦したい!」という方も多いのではないでしょうか?
雪山は大変難易度が高く、命の危険とも隣り合わせ。そんな雪山登山にデビューしたいという方におすすめなのが、“残雪期”です。
しっかりと山を選べば、積雪期より低難易度で雪山に馴染んでいくことができますよ。
今回はそんな残雪期に行ってみたい雪山デビュー向けの山々をご紹介します。
雪山デビューになぜ残雪期がおすすめなの?
引用:chi-sk8.hatenablog.com
山の標高や位置、その年の天候によっても変わりますがGWごろに残雪期を迎える山々が多く存在しています。
そこで残雪期の雪山デビューをおすすめする理由の一つに、GWというお休みの取りやすい時期と残雪期が重なっているという点を挙げることができます。
日程取りに余裕を持つことができるので、もし予定していた日に天候が良くなくても一日二日ずらしてアタックすることができますよね。
無理のない万全の天候で挑むことこそ安全への第一ステップですので、そのためにも日程に余裕が持てるGWはおすすめの時期の登山です。
第二に残雪期はメイストームと呼ばれる嵐に気を付ける必要こそありますが、積雪期に比べると天候が落ちついている点も雪山デビューに残雪期がおすすめな理由として挙げられます。
カラッと快晴に恵まれた日には、一面の雪景色がキラキラと太陽の光を反射して素晴らしい光景を見ることができますよ。
また、夏山よりは装備が必要となりますが、積雪期よりは装備が少なくて済むのもおすすめのポイント。少しづつ雪山に慣れていくことが必要な雪山デビューさんにとって、いきなり雪山フル装備をそろえたり、ましてやそれらをいきなり背負って登山していくのは不可能ですよね。
本格的な雪山フル装備の前に、残雪期に必要な装備でまずワンステップおいてから慣れていくことができますので、残雪期は雪山デビューさんにおすすめなのです。
残雪期にだけ登れるコースがある尾瀬至仏山
引用:kitayama.blog23.fc2.com
GWの残雪期登山で最も人気があると言っても過言ではない山、それが尾瀬至仏山です。
その人気の秘訣は、GW中限定でしか登れないコースがあるという点!
普段は自然環境の保護から厳しく立ち入り規制がされていたり、積雪期には閉山していたりするのですが、まだ植物が雪の下となっている残雪期にだけはその立ち入り禁止規制の一部が解かれるのです。
その時期は平成28年度だと4月22日~5月6日の予定とされています。雪の残り具合で日にちが変わってくるのですが、おおよそGWがちょうどその時期に当たることが多くなっています。
よって、GWには残雪期の登山を求める多くの登山客が訪れる人気スポットとなるのです。
傾斜が緩やかなうえにしっかりとマーカーもつけられています。おまけにGWは登山客も多いので気を付けてさえいれば迷う可能性も低くなっていますので安心です。
所要時間も平均6時間程度と、夏山登山に慣れている中級者さんならそこまで体力面での問題もないことでしょう。
GWしか入れない登山コースは見晴らしも抜群の中を下っていくので、足が疲れてきた帰り道も楽しみながら下ることができますよ。
ロープーウェイ利用で気軽に雪山体験!八ヶ岳 北横岳
引用:cyousashi-com.seesaa.net
「雪山は怖い!」という気持ちが雪山登山への挑戦を邪魔しているという方も多いでしょう。
その気持ちは例え雪山上級者になっても常に必要な気持ちですが、それでも挑戦を阻んでいるようならもう少しハードルが低いところから試してみましょう!
こちらの八ヶ岳 北横岳は、ロープーウェイを利用することで標高差250m程度の登山を行うことができるスポットです。
おまけにGWごろはまだまだ残雪期でしっかりと雪山体験をすることができますので、標高差や所要時間の少ない中でゆっくり雪山登山のコツを感じ取りながら登山を楽しむことができます。
低難易度でもしっかり雪山を味わえて、山頂からの絶景も楽しめるとあって雪山デビューさんにはまさにうってつけ!
雪山への過剰な恐怖心が挑戦を邪魔しているという方には、ぜひ行ってみておすすめの山となっています。
浅間山を目の前に感じられる黒斑山
引用:slowtrek.exblog.jp
美しい山として大変人気のある浅間山をダイナミックに目の前に眺めながら、残雪期を楽しむことができる雪山初心者向けの山。それがこちらの黒斑山です。
雪山訓練にぴったりの山として非常に人気があり、この黒斑山で雪山デビューをしたという登山者も多い山となっています。
一か所急な傾斜がありますが、ゆ~っくり登っても10分程度と距離が短く、そのほかのポイントも標準登山ルート通りに登れば特に危険個所はありません。
スノーシューやアイゼンに履き慣れていない方は、黒斑山で挑戦してみるのもおすすめですよ。
また、ただ雪山初心者向けの難易度というだけではなく、しっかりとその景色を楽しむことができるのも人気の秘訣!
「きっといつかはあの浅間山に登ってやる!」そんな気持ちを抱かせるような雄大にそびえる浅間山の絶景を楽しむことができますよ。
まずは残雪期の登山で雪山にチャレンジしよう!
いかがでしたか?まだ雪山はハードルが高いかな?と迷っている方は、今回ご紹介した山を残雪期に登ってみてはいかがでしょうか?
きっと雪山デビューを楽しむことができる素敵な一日となることでしょう。
山は残雪期と言えどもやはり天候の変化がある場合もありますので、登山ルートの下調べや装備の確認。当日の天気チェックをしっかり行ってくださいね。
次のGWはぜひ残雪期の雪山で念願の雪山デビューを果たしましょう!
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。