富士登山競走に挑戦したい人へ!雲上のゴールに挑む伝統のレースを知ろう

2017.03.06

引用:fujimountainrace.jp
富士登山競走は「日本一の富士山に挑む日本一のレース」といわれています。マラソンランナーなら、一度は挑戦してみたいと思う富士登山競走は、2017年の今年で70回目を迎えるのです。伝統あるレースなので年々エントリーが難しくなっていますが、一般ランナーも参加できます。完走率50%に満たないという、富士登山競走についてご紹介しましょう。あなたがランナーなら、「きっと、いつかは」という夢がふくらみますよ!

日本一のレース「富士登山競走」ってどんなレース?

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「富士登山競走」は、戦後の混乱もまだ治っていない1947年に始まった山岳マラソンレースで、今年2017年の7月28日で第70回を迎えます。山梨県富士吉田市で催され、山岳地帯の多い日本においても「屈指の過酷なトレイルランレース」ともいわれているのです。年々参加人数は増加し過去5年は3,500人を超えるたくさんのランナーが参加しています。富士登山競走は、平地でのマラソンと違い、徐々に急勾配となり酸素濃度も薄く気温の変化も激しい富士山に挑むレースです。平地のレースでスピードがあるランナーでも完走できないこともあります。一体、どのようなコースを走るのでしょうか?次の項でご説明しましょう。

3776mの頂きを目指す…富士登山競走のコース

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富士登山競走は、標高770メートルの地点にある「富士吉田市役所前」からスタートします。
【山頂コース】
富士吉田市役所前を午前7時スタート→吉田口登山道→山頂(21キロメートル)
【五合目コース】
富士吉田市役所前を午前8時30分スタート→吉田口登山道→五合目(15キロメートル)
山頂コースの標高差は約3,000メートル、五合目コースの標高差は約1,480メートルあります。

どちらのコースも、途中にある各ポイントを制限時間内に通過するのがルールです。もし、できなかったランナーはその時点で競技を中止しなければなりません。ゴールの制限時間は、山頂コース午前11時30分、五合目コースは正午となっています。

参加資格と参加方法〜今年は3月から募集開始!〜

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【参加資格】

参加資格は、山頂コース、五合目コースともに「2017年4月1日現在で満18歳以上の男女」です。一般参加枠は3776名分用意されています。その他、特別枠として「富士吉田市民ランナー出場枠」や「ふるさと納税出場枠」なども用意されています。該当する方はエントリーのチャンスが広がりますので、ぜひチェックしてください。

ただし、通常の平地でのレースではなく急勾配で足場の悪い道を走るので、ハーフマラソンほどを走る体力や経験が求められます。さらに、山頂コースの場合は、過去67〜69回のレースで五合目のゴールもしくは通過時間が「2時間25分以内」の成績を持っている人とされています。

【参加方法】

参加方法は、富士登山競走公式ホームページの「実施要項の記載事項」を読んだ上で、インターネットにてお申し込みください。

【参加申込期間】

2017年3月21日午前9時〜3月23日午後9時まで

そのほか、参加に関しての詳細は富士登山競走公式ホームページをご覧ください。

富士登山競走に挑戦するための対策とは?

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富士山は、山頂に近づけば近づくほど急勾配になります。また、登山道は左右にジグザクになっているので上り坂が長くなるのです。さらに、足場も悪くでこぼこしているので疲労度も増します。平地のマラソンと違って、山道を登るときの足の運び方や進み方を練習しないと無駄な体力を使うだけになってしまうのです。さらに、山頂コースは八号目あたりになると「高所障害」の症状が出てくることも考慮しましょう。レースに参加する前に、日頃から登山マラソンの練習を積むことが大切なのです。

腹筋と背筋を鍛える

急勾配ではまっすぐに体を起こすと足を前に運べません。前屈みの姿勢で登るのですが、おなかが圧迫され呼吸が浅くなってしまいます。腹筋・背筋を鍛え楽に呼吸ができるようにしましょう。

呼吸の練習

深呼吸をして多くの空気を取り込み、たくさん吐き出す練習をしてください。本番でもこの呼吸法が必要になります。

腕の筋肉を鍛える

七号目になると急勾配の岩場なので、腕と手を使って登ることになります。コースロープをぐっとつかみ、体全体を引き上げる登り方で足の負担を少なくするのです。懸垂のトレーニングが有効でしょう。

ジムや自宅でのトレーニング

可能であればクライミングマシーン(両手両足で壁を登るような動作を繰り返すトレーニングマシーン)を使用して、腕や足を鍛えてください。

富士登山競走挑戦!知っておきたい注意点

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1. 服装

夏なので、スタート時点では暑いのですが徐々に寒くなります。五合目コースならTシャツでも大丈夫ですが、山頂コースの場合は、薄くて軽い素材の長袖ジャケットを用意しましょう。また、五合目コースは舗装道路が多いので普段使用しているマラソンシューズでも大丈夫です。山頂コースの場合はトレイルシューズを履くほうがおすすめでしょう。くるぶし丈のショートソックスだと、靴の中に砂利が入りやすいのでふくらはぎまであるソックスを履いてください。

2.紫外線対策

強烈な日差しにさらされるので帽子は必須アイテムです。また、顔・首など露出している部分は日焼け止めクリームを塗ってください。サングラスも忘れずに!

3.荷物はできるだけ少なく

荷物は少なくしましょう。スマートフォンとデジタルカメラの両方を持っていく人もいますが、コースを登っていくうちにどんどん重く感じてしまいます。必要なのは、お金(完走後の飲食など)と100円玉数枚(飲み物やトイレ)・スマートフォン・マスク・飴・スポーツドリンクのペットボトルなどです。コンパクトにまとめてウエストポーチに入れてください。

4.試走

できれば、何度か実際に富士山に行って練習をしてみましょう。ほかの山とは異なり、急勾配の長い登山道はまさに日本一の過酷さです。何度か体験しておけば、初めてのチャレンジでも落ち着いてスタートをきれるでしょう。

伝統ある日本一のレースに挑戦!

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いかがでしたでしょうか。 ランナーとしては、やはり日本一といわれている富士登山競走に参加してみたいものです。事前に下調べや練習、トレーニングを積んだらぜひ挑戦してみましょう。もちろん、完走は目標ですが挑戦しただけでもほかでは得ることができない体験ができます。2017年の申し込みは3月21日午前9時から!挑戦する人は、事前に公式ホームページ注意事項をじっくり読んでから申し込むようにしてください。

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。