登山と釣りが同時に楽しめる。渓流釣りを始めてみよう!

当サイトの記事には広告、アフィリエイトが含まれています。
2017.01.22

引用:pexels

難易度の高い山にも挑戦し始めたあなた、そろそろ新しい刺激が欲しくてうずうずしていませんか?
そんなあなたに、渓流釣りをおすすめします。渓流釣りは、山登りの楽しさと釣りの楽しさを同時に楽しめる贅沢なスポーツです。ここでは、渓流釣りの魅力について記述します。
今まで釣りをしたことがない方も、ぜひチャレンジしてみてください。きっとその魅力に取りつかれることでしょう。

渓流ってどこにあるの? 峡谷との違いは?

8_1
引用:写真AC
渓流とは、山間部の流れの速い上流域の川のことを指します。水は冷たく澄んでおり、生物が住みにくい環境ではあるのですが、その反面、冬でも水温があまり下がらず、環境の変化が起こりづらくなっています。渓流というと、川の流れ自体を指しますが、渓谷は地形そのものも含めた言い方です。

新潟県の清津峡谷、富山県の黒部峡谷、三重県の大杉峡谷は日本三大渓谷と呼ばれています。峡谷とは、渓谷よりも深く細い切り立った地形を指しますが、明確に区別するの定義があるわけではありません。ここでは比較的地形のなだらかな場所での釣りを想定していますので、「渓流釣り」で表記を統一したいと思います。

渓流釣りではどんな魚が釣れるの?

8_2
引用:写真AC
渓流釣りでは、どんな魚が釣れるのでしょうか? 何種類かご紹介します。

・ヤマメ、アマゴ
非常に難易度が高いといわれています。ヤマメは比較的源流近くに生息し、警戒心が強く、人の足の振動だけで逃げてしまいます。
しかし、エサはあまり選ばず、なんでも喰らいついてくれます。流れの速い所から緩やかな所に仕掛けを流すとかかることが多いです。

・ニジマス
初心者向けです。警戒心はそれほどなく、群れて泳ぐので釣りやすい魚です。
釣れる時期は春と秋。真夏は暑すぎて釣れません。むしろ冬の方が釣れるかも。そして天気は水が濁る程度の小雨の時が一番釣れるのです。意外ですね。

・イワナ
ご紹介した川魚の中でも最も上流域に生息する魚です。イワナは繊細で人影があると隠れて出てきません。
目指すポイントは岩の陰になっている箇所で、下流からそっと川面に近づき、だんだんと上流に移動していくといいでしょう。

・アユ
縄張り意識が強いため、友釣りという方法で釣ります。偽のアユはルアーで問題ありません。ただ本当の友釣りは本物のアユを使います。

登山と渓流釣りができるおすすめの場所はどこ?

8_3
引用:写真AC
登山も渓流釣りも楽しめる、筆者おすすめの場所を紹介します。

・ユーシン渓谷(玄倉川) 丹沢大山国定公園
筆者一押しの渓谷は、ユーシン渓谷です。丹沢大山国定公園内にあり、「丹沢の秘境」と言われるところです。ハイキングコースもあり、紅葉の時期には素晴らしい景色が広がります。
ここではイワナが釣れます。玄倉の駐車場から玄倉ダムへ向かい、大石山へ抜けるルートがあります。

・野呂川 南アルプス北岳周辺
こちらは書籍でも紹介されており有名な川ですね。川近くまでバスで行けるのでアクセスも抜群です。こちらでは釣り人なら一度は釣りたい「ヤマトイワナ」を狙うことができます。
言わずと知れた日本第二位の標高を誇る北岳の麓です。野呂川は北岳が源流だと言われています。こちらは登山も釣りも少し上級者向きです。

・滝川 奥秩父
こちらは沢登りの色が強い川です。しかし奥秩父だけあって大自然を肌で感じることができます。川への降り口は特になく、藪を漕いで渓流に向かう道が多いのですが、魚がスレておらず、釣り糸を垂らすとすぐに釣れる魅惑の川です。

登山用具で代用できない、渓流釣りで必要な装備は?

8_4
引用:写真AC
釣りができる渓流にたどり着くには、山道を歩くことが多いので、通常の登山道具とほぼ同一と考えて問題ありません。テント泊をする場合も、火を起こして山めしを作る場合も、登山で使用するバーナーやコッヘルで大丈夫です。

気を付けなければならないのは靴です。渓流釣りの場合、水に入り竿を垂らすことが多いのですが、水底はコケなどで滑りやすくなっており、登山靴では大変危険です。ウェーディングシューズと呼ばれる、底がフェルトになっていて足元が悪くても滑りづらくなっている靴に履き替える必要があります。

人間の力が及ばない領域。自然を甘く見ない。

8_5
引用:写真AC
渓流釣りは楽しいですが、気を付けなければいけないことがいくつかあります。

まず、釣り解禁日を事前に調べてから行くようにしましょう。登山に最適な期間と、釣りに最適な期間は、残念ながらあまり重なりません。重たい釣り道具を持って山に行ったら、解禁日になっていなかった…というのは残念です。さらに、山奥への釣行でも遊魚料が必要な場合があります。購入してから山に入るようにしましょう。また、マイカー規制があるところがあります。バスやタクシーでの移動になるため、あまり大荷物だと大変なことになります。

そして一番大切なことは、決して一人では行かないことです。これは登山も渓流釣りも同じですが、不測の事態が起こった時、一人ではどうにもならない状態になることを避けるためです。特に渓流は奥まったところが多く、携帯電話の電波が届かないことがあります。登山も渓流釣りも自然が相手です。常に万が一のことを考えて行動することが大切です。

自然の偉大さ、命の大切さも味わえる渓流釣り。

源流にたどり着くとそこは神秘の世界。木漏れ日の眩しさを感じ、森の呼吸を感じ、そして生命を感じるでしょう。大自然に抱かれると、自分が自然には逆らえない「生かされている存在」であることを痛感します。
山頂でも同じ感覚を覚えたことがあるのではないでしょうか。
きっと渓流釣りが大好きになること間違いなしです。

おすすめのウェーディングシューズ

キャラバン(Caravan) 渓流 KR 3R WIDE 0035013
キャラバン(Caravan) 渓流 KR 3R WIDE 0035013
屈曲性に優れているためアプローチ、沢登り、岩登りに加えて、渓流釣りや磯釣りにもおすすめのモデルです。
いらないアウトドア用品を売るならマウンテンシティ!

パズデザイン ライトウェイトウェーディングシューズIV FE ZWS-611
パズデザイン ライトウェイトウェーディングシューズIV FE ZWS-611
日本人の足に合わせたパズデザインオリジナルの足型を使用。
フィット感があり安定感にも優れています。
金具を排除した最軽量モデル。
いらないアウトドア用品を売るならマウンテンシティ!

ダイワ ウェーディングシューズ WS-2500BL
ダイワ ウェーディングシューズ WS-2500BL
日本人の足型に合わせたダイワオリジナル足型採用。
サイズ(cm):25.0/26.0/27.0/28.0/29.0
いらないアウトドア用品を売るならマウンテンシティ!

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。