パティシエキャンパーSakiさんに教わる!とろける『みすじ塩にんにく煮込み』の作り方
目次
皆さん、こんにちわ! キャンプとキャンプ料理が大好きなパティシエのSakiです!
キャンプ料理といえば、一般的にはBBQやカレーなど洋風料理がポピュラーですよね。
簡単に作れるし、皆好きだしお腹いっぱいになって満足も得られます。
けれども、たまには「和風」の料理を作ってみませんか?
……ということで、私Sakiが今回ご紹介するのは、「みすじ」を使用した和風煮込みです!
実は、このメニュー、以前「極上!三ツ星キャンプ」(BS日テレ)でもご紹介したことがあるのですが、とにかくこのみすじの煮込みは「超おいしい!」のです。
チャチャっとした準備するだけで、あとは火にかけて放置しているだけで美味しく出来上がるという、簡単で失敗知らずのメニュー! 涼しくなってきた季節にもぴったりです。
ぜひ、みなさん作ってみてくださいね。
「みすじ」って?
ところで「みすじ」って牛肉なのですが、どの部位だかご存じですか?
「みすじ」は、焼肉屋さんでも人気の高い部位です! 牛の肩甲骨内側の部分で、牛一頭からわずか3kgしか取れない希少部位になります。
肉の真ん中と、その上下に3本すじが入っているので「みすじ(三筋)」と呼ばれています。
この部分が煮込むとトロトロになって美味しいんですよ。今回は出汁パックと塩のみのシンプルな味付けで、みすじ本来の味を堪能しましょう!
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みすじ塩にんにく煮込み【材料】
材料は、約2人分の目安です。
- 牛みすじ肉…300g
🔶みすじは、焼肉用に薄くカットされているものではなく、ステーキ用の分厚い1枚ものを!スジ肉やスネ肉でも美味しくできます。
- ネギ…1本
🔶できるだけ、太いものを選びましょう!
- 生姜…1個
- にんにく…3片
- 水…適量
- 出汁パック…1個(8gくらい)
- 塩…適量
みすじ塩にんにく煮込み【下準備】
まずは、下準備をしましょう!
① ネギの青い部分は下ゆで用に使うのでバッサリカット。白い部分は、煮込む時に使うので、6〜7cmくらいずつ大きめにカットします。
② 生姜は下ゆで用として皮つきのまま3〜4枚スライスし、残りは煮込み用なので皮をむいて薄くスライスしてください。
③ にんにくは、皮をむき包丁の背でつぶします。
みすじ塩にんにく煮込み【作り方】
①肉を切りましょう。
🔶お肉は細かく切ってしまうと煮込んでいる間に小さくなってしまうので、1枚を大胆に三等分くらいにカットします。
②ダッチオーブンに材料を入れます。
🔶鍋に、①のカットしたお肉を入れ、その上に下準備でカットしたネギの青い部分・スライスした生姜も追加し、全部の材料がかぶるくらいの水を入れます。
③ダッチオーブンのふたをして約20分くらい下ゆでし、臭みとアクを取ります。
🔶20分くらい経過したら、一旦鍋の水を茹でこぼし、ネギと生姜は捨てて肉を鍋に戻して新たに水をたっぷり入れましょう。
🔶下準備の際煮込み用に大きめにカットしたネギの白い部分、つぶしたにんにく、スライスした生姜と、出汁1パックを加え弱火でコトコト煮込みましょう。
⑥肉が柔らかくなったら、最後に塩で味を調えてください。
みすじ塩にんにく煮込み【調理のポイント】
- ネギは煮込んでいる間に溶けやすいので大きめにカットします。
- 肉は箸で切れるくらいまで、トロトロに煮込みます。
みすじ塩にんにく煮込み【出来上がり!】
お肉もネギもトロトロに溶けて、シンプルな味付けなのに、めちゃくちゃ美味しいです!ほったらかしただけでこんなに絶品料理になるのですから、ぜひ試してみてください。
Saki のひとこと😊
煮込んだお汁は、出汁パックの旨味とミスジから出た肉汁・ネギ・生姜・にんにくなどの旨味がたっぷりです。そのまま捨てちゃうのはもったいない! ご飯を入れて雑炊にしたりラーメンを作ったりしても美味しいですよ!
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。
「オンラインスイーツスクールSaki.+」を運営。
日本各地、海外の方へオンラインでお菓子作りを教えている。
趣味のキャンプを通してアウトドアでもおいしく簡単にできる本格スイーツレシピやキャンプ料理の提案も行なっている。 http://saki-plus.com/