【後編】海外のキャンプってどんな感じなの?いまどきの海外キャンプ事情をご紹介Part.1〜ロサンゼルス郊外のキャンプ場 ジョシュア・ツリー国立公園〜

2019.12.04

こんにちは。あっきーです。

前回は、海外のキャンプってどんな感じなの?いまどきの海外キャンプ事情をご紹介Part.1と題して、ロサンゼルス郊外のキャンプ場 ジョシュア・ツリー国立公園でのキャンプの様子をレポートしました。

今回は、その続編をお届けしたいと思います。

海外キャンプで気をつけるべき点とは?

海外でキャンプをしてみると、日本にはないルールが設けられていたり、遭遇したことのないモノに出会ったりとハプニングはつきものです。

実際に海外でキャンプをするにあたって、どんな事に気をつけるべきかをご紹介します。

ルール・マナーについて

日本でもキャンプ場ごとにルールやマナーがありますが、海外のキャンプ場はルールやマナーがより明確に定められています。

ジョシュア・ツリー国立公園は、以下のルールが設けられています。

① Quiet hours

 Quiet hoursとは、『静かにしないといけない時間帯』のことを指します。ジョシュア・ツリー国立公園で定めらている Quiet hoursは、pm10:00〜am 6:00。この時間帯は、他にキャンプを楽しまれている方の迷惑にならないように、音量に気をつける必要があります。

例えば…話し声のボリュームや、ラジオや音楽機器など音のボリュームもそれにあたります。

海外の砂漠地帯では雑音がなく、一帯が静まり返っています。日本で大丈夫だろうと思うような小さな物音でも、風にのって近くのサイトまで届いてしまいますので、気をつけなければなりません。

場合によっては、パトロールをしているレンジャーから注意を受けることもあります。

② 野生動物との接し方

ジョシュア・ツリー国立公園内には、さまざまな動植物が生息しています。

海外では、日本では見かけないような珍しい動物と遭遇することもしばしば。そんな時、珍しいから・可愛いからと言ってむやみやたらに人間の食べ物を与える行為はNGです。

実際、ジョシュア・ツリー国立公園内のトイレの内扉には【野生動物に食べ物を与えないでください】といった内容のポスターが貼られ、注意喚起されています。

中には肉食系の危険な動物もいます。動物達に食べ物を与えてしてしまうと、その動物達が人を襲うこともあり得ます。

ウサギやリスなど可愛らしい野生動物だからといっても、どんな菌を持っているか分かりません。海外で不要な菌に侵されないためにも、野生動物との接触はできる限り避けましょう。国立公園内の生態系を壊す行為は御法度です。

③ 火器の取り扱い

ジョシュア・ツリー国立公園内のキャンプサイトでは、火を取り扱える場所があらかじめ決められています。

このルールは、空気が乾燥することで起きる山火事対策として定められています。

BBQをする場合、各サイトに写真のようなグリル台が設置されています。火をおこすときは、グリル台の中で炭を使用しましょう。

こちらは焚き火台です。焚き火をするときには、必ずこの焚き火台内で火をおこします。

強風予報が出ているときは、焚き火の取り扱いが規制されることもあります。

また、焚き火台の中で焚き火をしていたとしても、火を過剰に燃やしすぎるのはNG。レンジャーから注意を受けたり、莫大な罰金が課せられたりすることもあります。ですので、焚き火は常識の範囲内で楽しみましょう。

④水の持ち込み

ジョシュア・ツリー国立公園内のキャンプエリアには、水道が通っていません。

そのため熱中症や脱水症状を予防するには、水分補給が必須です。

ジョシュア・ツリー国立公園のインフォメーションでは、以下の通り水の持ち込みが義務付けられています。

キャンプをする方は、1泊最低4ℓの水を持ち込むこと。ハイキングとクライミングの方は、1日一人8ℓの水を持ち込むようにとあります。

水は飲み水としてだけでなく、トイレの後の手洗い水、食事の仕度、食器を洗うときに使いますので、多めに用意しておきましょう。

⑤ 車の速度規制

ジョシュア・ツリー国立公園内では、動物や自然保護のために車の速度規制があります。

速度規制は場所によって異なりますので、標識に注意しながら走行しましょう。スピード違反をおこすと、レンジャーから罰金が課される場合があります。(速度にもよるが2〜3万円ほど)

 

衛生面について

海外に行って一番気になるのが衛生面ではないでしょうか。海外では日本でまだ知られていないような細菌やウイルスもたくさんあります。

病気を未然に防ぐためには、こまめな手洗いうがいを心がける必要があります。空気が乾燥していると鼻や喉から風邪などの菌やウイルスも入りやすくなりますので、うがいは欠かせません。

手の消毒には、ハンドサニタイザー(手の除菌や消毒用のグッズのひとつ。日本では『手ピカジェル』という商品名で知る方も)や、アルコール成分配合のウエットティッシュを用意しておくと便利です。

アルコール成分配合のウエットティッシュは、調理後の調理機器や食器の片付け時にも使えます。日本から持っていくのがオススメ!

また、お水を節約するために体拭きシートがあると非常に役立ちます。

野生動物について

今回私たちがキャンプをしている間、さまざまな動物達と遭遇しました。

こちらは、ガラガラヘビです。岩陰から音もなく忍び寄ってきます。ぼーっとしているときだったので、危うく噛まれてしまうところでした。臆病な性格なので、小石を投げて追い払うと、尻尾をガラガラと鳴らしながら逃げていきます。

こちらはリスです。人馴れをしているのか、私たちのキャンプサイトへ入ってきました。野生のリス、ネズミ、プレリードッグなどのげっ歯類が媒介する感染症もあります。むやみやたらに触れないように気をつけましょう。

今回は野生動物にハンバーガー用のバンズを食べられないようにと、チャック付きの袋に入れておきました。ですが、結局袋ごと食い破られてしまうことに…

野生動物から食材を守るためには、プラスチック容器など蓋付きの頑丈な入れ物に入れて保管をする必要があると学びました。夜には食材を車の中に入れておくと安心です。

そして今回のキャンプでは遭遇しなかったのですが、ジョシュア・ツリー国立公園内にはコヨーテも生息しています。

旦那さんは過去に、コヨーテに遭遇したことがあるそうです。放飼いしている犬がいるなぁと思い、近寄ってよく見たらコヨーテだったそうです。

肉の匂いにつられて寄ってくることもありますので、食材の管理には気をつけましょう。

クマが出没するキャンプ場などでは、各キャンプサイトに鉄でできた頑丈な食材BOXが設置されています。その場合は、必ず食材をBOXに入れて保管をすることが義務付けられています。

こちらはウサギ。この他にも、ネズミ、トカゲ、数種類の鳥も目にすることができました。

海外のキャンプ場では、日本では見かけない動物に遭遇する機会が多いです。珍しいと近寄りたくなりますが、動物とは一定の距離を保って見守ることが大切です。

携帯電話について

ジョシュア・ツリー国立公園内では、ほぼ全域において携帯電話の電波が入りません。一部アメリカの携帯電話(AT&T社)なら、辛うじて電波が入る場所もありますが、安定はしていません。たとえ空港などでWi-Fiをレンタルしても使えませんので、できる限り事前に情報を集め、怪我や病気・トラブルへの対策をしておきましょう。

交通手段について

ジョシュア・ツリー国立公園内は、とても広大です。こちらは公共の交通手段が発達していないため、移動は車が必須です。ロサンゼルス郊外にはいくつものキャンプ場がありますが、車をレンタルして行くことをオススメします。

【番外編】ジョシュア・ツリー国立公園内にあるオススメの観光名所

ジョシュア・ツリー国立公園内にはいくつかの観光名所が点在しています。その中でもオススメの3箇所をご紹介したいと思います。

Keys View

Keys Viewは、Hidden Valleyキャンプエリアから車で20〜30分くらいのところに位置しています。

山の高さは、5185ft(1581m)

バイクでツーリングしてきている方も多くいらっしゃいました。

写真ではイマイチ伝わりづらいのですが、熊本県・阿蘇の大観峰から見る景色から、さらに規模を大きくしたような光景が一面に広がっています。見ているだけで吸い込まれそうな光景は圧巻です。

キャンプで連泊をする場合には、このような観光名所に寄ってみるのもオススメです。

Skull Rock

たくさんある岩々の中から突如と出現したのが、この巨大なガイコツのような形をした岩です。自然に形成されたとはいえ、間近で見るとかなりの迫力に圧倒されます。

Skull Rockは、Jumbo Rocksキャンプエリアから車で5〜10分くらいのところに位置しています。

周りの岩々に登り、思い思いの時間を過ごすのも楽しいですよ。

Hidden Valley Picnic Area

こちらはHidden Valley キャンプエリアの、すぐ側にある無料のピクニックエリア。

ピクニックエリアには、備え付けのBBQ用コンロやイス&テーブルがあります。

1泊2日でキャンプをするときは、pm12:00のチェックアウト後にこちらでランチを食べてゆっくりして帰るというコースもオススメです。

近くにはトイレやゴミ捨て場もあるので、ハイキングやロッククライミング後にピクニックをしている方も大勢いらっしゃいました。

ちなみにジョシュア・ツリー国立公園の『ジョシュア・ツリー』とは、こちらの木のことです。このような砂漠地帯でも、たくましく育っていました。

帰りも行きと同様、果てしなくどこまでも続く一本道を通ってロサンゼルスへと帰ります。数時間この景色が変わらないため、助手席に乗っている方は眠くなってしまいますw

さて前回と今回の2回に渡って、【海外のキャンプってどんな感じなの?いまどきの海外キャンプ事情をご紹介Part.1】と題して、ロサンゼルス郊外のキャンプ場 ジョシュア・ツリー国立公園編とその続編をお届けしてきました。

日本ではいま空前のキャンプブームと言うこともあり、人気のキャンプ場では常に予約がいっぱい。週末ともなれば、狭いキャンプ場にたくさんのキャンパーさんがところ狭しとキャンプをしているのが現状ですよね。

海外はたとえ隣のキャンプサイトでキャンプをしている方が居たとしても、全く気にならずに開放的な気分を味わえるのが魅力です。

ぜひ、海外の大自然を満喫しに冒険の準備を進めてみてはいかがでしょうか。

次回は、海外のキャンプってどんな感じなの?いまどきの海外キャンプ事情をご紹介Part.2と題して、『とっておきの天然温泉が湧きでる秘境の温泉地と、その近くにあるキャンプ場』をご紹介していきたいと思います。

それでは、次回もお楽しみに♪

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。

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あっきー
2019年より原付バイクでキャンプを始めたばかりの女子ソロキャンパー。キャンプの合間に“お庭でソロキャンごっこ”と題して、庭でキャンプ飯を作って楽しんでます。初心者視点でのギアの選び方や素直な感想や疑問などを記事として掲載しています。

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