アウトドアベッドを4種比較!おすすめキャンプコットをご紹介
こんにちは、タナです。本日は、キャンプで大活躍のコットを4種類ご紹介します。比較するのは、Motomo、DOD、DESERT WALKER、ヘリノックスの4ブランドです。有名アウトドアブランドと1万円程度の安価なコットを、実際に組み立てて比較します。動画では組み立て方や圧力がかかる様子もご覧いただけますので、こちらもぜひ参考にしてください。
コットを比較してみよう
本日は、コットを4種類比較してみようと思います。僕がいつも使っているのは、ヘリノックスのコットワンコンバーチブルというコットで、値段的には3万円以上する高価なものです。今回それとは別に、比較的安価な3種類のコットを購入してみました。
1つ目が7千円くらいのMotomoというブランドのコットで、2つ目が、DODのバッグインベッドという1万円くらいのコットです。DODのバッグインベッドは、YouTubeでもよく紹介されているので知ってる方もいらっしゃると思いますが、こちらのコットも試してみます。3つ目はDESERT WALKERというブランドの、やはり1万円くらいのコットです。
これら3種類のコットを実際に設営してみて、これまで僕が使っていたヘリノックスのコットワンコーバーチブルとどう違うのか、比較してみようと思います。
Motomo コット
- 値段:7千円くらい
- 重さ:1.9kg
- 耐荷重:200kg
- 使用サイズ:長さ190cm×幅70cm×高さ17cm
Motomoのコットは、入れ物のポーチから出した印象は、ヘリノックスのコットにかなり近いです。両サイドのポールが2本と、コットを支える支柱のポールが5本あります。ベッドの部分には、ドリンクホルダーなのか、ポケットが1つ。ただしヘリノックスのコットに比べると、ポールの太さが全然違いますね。支柱の接合部のパーツも華奢です。
組み立ては一般的なコットと同じで、最初にベッド部分の布地の両サイドのスリーブにポールを差し込みます。ただ差し込んだだけだとポールが飛び出した状態になるので、ポールを押し込みながら横にずらすと、布地が突っ張った状態でポールがロックされる仕組みです。両サイドのポールをセットしたら、穴の開いている部分に支柱のパーツを取り付けます。支柱のパーツは上から思いっきり押して、しならせた状態で取り付けるので、負荷のかかる部分が折れないか、ちょっと不安です。それを5か所取り付けたら完成になります。
Motomoのコットは、ベッド部分の布地のテンションが、ヘリノックスより弱いです。手で押したら、相当沈み込みます。中央はまだいいですが、とくに端の方は支柱がないので沈み込みが激しくて、頭が沈んで不安です。テンションが足りない感じがします。僕がいつも使っているヘリノックスのコットワンコンバーチブルは値段が3万円以上、Motomoのコットは7千円くらいなんで、ここらへんが値段の差なのかもしれないですね。
実際横になってみると、布地のテンションのかかり方が均一じゃないので、僕はすごく気になりました。それに、やっぱり思った以上に沈み込みます。申し訳ありませんが、僕の中ではあまりおすすめではないですね。Amazonの商品説明も翻訳ソフトを使っているような日本語で、日本のブランドではないようなので、その辺は注意した方がいいのかなと思います。
DOD バッグインベッド
- 値段:1万円くらい
- 重さ:2.3kg
- 耐荷重:120kg
- 使用サイズ:長さ183cm×幅72cm×高さ15.5cm
DODのコットは、持ち手付きのバッグに入っています。支柱のポールが4本と、両サイドのポールが2本で、基本的な作りは一般的なコットと同じです。ベッド部分の布地に、DODのロゴマーク。布地の表と裏がだいぶ違っていて、裏の方はツルツルした汚れの付きにくそうな加工になっています。Motomoに比べると、生地が頑丈そうです。支柱のポールはまっすぐではなく、初めから湾曲してあります。接合パーツがなく、支柱が直接地面につく構造です。
ヘリノックスやMotomoのコットは、両サイドのポールが出てこないようロックされる仕組みになっていますが、DODのコットにはそれがありません。スリーブにポールを差し込むだけで終了です。ただ、スリーブの内側はあまり滑らないようになっている気がします。両サイドのポールを差し込んだら、支柱のポールを4か所取り付け。どのコットも同じですが、1つ目の支柱をつけるときは、しならせるのに少し力が要ります。
DODのコットは、やはりヘリノックスに比べるとベッド部分の生地のたるみはありますね。ヘリノックスのコットだと全体的にピーンと布地が張るのですが、DODもMotomo同様、張り方が弱いかなという印象です。手で押してみると、こちらも場所によって沈み込みが違う感じがします。
僕が初めて使ったのがヘリノックスだからだと思うんですけど、実際横になってみると、生地のたるみとか一部分だけ深く沈み込むところとかがあって、ちょっと気になりました。Motomoよりは頑丈というか、安心感はありますね。値段が1万円くらいなんで、そう考えると、価格相応かなという印象です。
DESERT WALKER アウトドアベッド
- 値段:1万円くらい
- 重さ:1.3kg
- 耐荷重:200kg
- 使用サイズ:長さ185cm×幅60cm×高さ15cm
DESERT WALKERのスタッフバッグの中身は、支柱が4つと、両サイドに入れるポールが2つです。ポールは、これまで3つの中で一番軽く、軽すぎてちょっと不安。支柱のポールは四角くなっていて、継ぎ目のパーツの中で回らないようになっています。ベッド部分の生地も、4種類の中で一番薄いです。パーツをつなぐ紐の、替え紐が付属しています。
DESERT WALKERのコットは、両サイドのポールが抜けてこないようにロックできる構造になっていますが、ポールが差し込みにくいです。スリーブが細すぎるのか、スムーズに入っていきません。作りが粗いですね。
組み立ててみると、DESERT WALKERのコットはほかのコットに比べて、ベッド幅が10cmくらい狭いです。その分、ベッド部分の生地の張りはしっかりしているように見えます。これも値段は1万円くらい。横になった寝心地でいうと、今回購入した3つの中ではDESERT WALKERが一番好きです。はやり幅が狭い分、布地のテンションが強くかかっています。
ヘリノックス コット
- 値段:3万5千円くらい
- 重さ:2.19kg(袋込み2.32kg)
- 耐荷重:145kg
- 使用サイズ:長さ190cm×幅68cm×高さ16cm
僕が使っているコットはヘリノックスのコットワンコンバーチブルというタイプで、値段はだいたい3万5千円くらいするものです。僕はオプションとして、別売りのコットレッグも合わせて使っています。
今回、他のコットを組み立てて使ってみた後のヘリノックスの感想は、値段が3倍~4倍するんで当然ですけども、やはり品質が違うなと感じました。ヘリノックスのコットは精密で、全体的な部品の作りとか、ベッド部分の布地のテンションのかかり方とか、もろもろいろんなところが高品質です。
もともと一番最初にコットを購入したのがこのヘリノックスだったので、もしかしたらその刷り込みのようなものはあるかもしれません。しかし、このヘリノックスのコットが普通だと思っていたので、1万円くらいの安価なものは思った以上に不安感があると思いました。もしかすると気にならない人もいるかもしれませんが、僕はちょっと気になりましたね。
ほかの3つのコットにオプションがあるかわかりませんが、ヘリノックスのコットはオプションのコットレッグを使うことによって、地面が砂利のような凸凹しているところでも水平を保ちやすくなります。もともとの支柱にコットレッグを付けることで接地点が2倍になり、計12本の脚でコットを支えることで、安定感が増すからです。テントの中でグランドシートを敷いた上にコットを置くときは、通常のままオプションなしですが、浩庵キャンプ場などではこのコットレッグを使いました。
今回ほかのコットを購入してみて、ヘリノックスというブランドが、いかに精密に作られていて、品質が高いのかよくわかりました。今回購入した3つのコットをどうするか、まだ決めていませんが、ヘリノックスのコットはこれからも長く使っていきたいと考えています。
サイズ:680×1900×160mm
収納サイズ:160×160×540mm
耐荷重(静荷重):145kg
まとめ
今回は、1万円くらいまでの安価なコットを3つ組み立てて、ヘリノックスと比較してみました。今回購入した3つのコットは、どれもベッド部分の布地のテンションが弱くて、とくに幅が広いものは全体のテンションが均一でないように思います。DESERT WALKERに関しては幅が狭い分、比較的均一にテンションがかかりますが、組み立てるときにポールが差し込みにくくて、作りに粗さを感じました。だから僕としては、価格が3倍~4倍することを考慮しても、やっぱりヘリノックスが一番いいなと考えています。
ただし、この感覚は人それぞれです。コスパを重視するならDODがいいかもしれませんし、女性だったらサイズ感を小さくしてDESERT WALKERでもいいかもしれません。ヘリノックスはよいですが値段も全然違うので、その辺はお財布と相談して選んでください。
ヘリノックスはお値段的に手が出ません、、、、、笑笑
これからも色々なコットを含め、キャンプ道具を使っていきます!!!
機会があれば使ってみようと思います!当面は上にサーマレストのマットを敷いて、乗り切っていこうと思います!!
寸法:R / 61×183cm、L / 66×196cm
収納サイズ:R / 41×13cm、L / 43×13cm
耐荷重:R / 147.5kg、L / 147.5kg
おまけ:買い換えるときのこと
ほしい商品は見つかりましたか?
新しいものに買い換えたとき、今まで使っていたギアはどうしていますか?
「まだ使える…いつか使うかも…」と保管していたけれど、結局使わないままに経年劣化でボロボロになって、捨てるしかなくなる…なんてことは、残念なあるあるパターン。
かといって、まだ使えるものを捨てるのももったいないですよね。
そんなとき、いまどきの登山家・キャンパーは、アウトドア用品の買取専門店に売っています。
こういうお店も上手に利用して、エコ&おトクにアウトドアを楽しんでくださいね!
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。