ウォーキングが苦手な人は使ってみて!ど素人のおデブがノルディックウォーキングを初体験してみました

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2018.11.30

引用:pixabay
筆者はキャンプが大好きです。ですが、それ以外のアウトドアはあまりしていません。デスクワークが多く、日頃は運動不足です。さらに、数年前に発症した足底筋膜炎の影響で、少し歩くだけで「かかと」が痛くなり、歩けなくなってしまいます。そんな筆者が何故か、ノルディックウォーキングに初挑戦することになりました。本日は体験を通して色々と学んだことをご紹介したいと思います!

きっかけは情報誌

ある日、何気なく見ていた市民のための情報誌に、ノルディックウォーキング参加の募集が書かれていました。普通のウォーキングとノルディックウォーキングの違いも分からず、普段ウォーキングもしない筆者が、何故その記事に興味を持ったのか?理由は単純です。「ご褒美が貰えるから♪」でした。そのイベントは秋の収穫祭と兼ねた催しだったので、ノルディックウォーキングに参加した人は、収穫祭で食事が食べられるというものでした。筆者は食欲の秋を優先したのです。

●集合時の様子

当日、集合場所へ行くと、既にウォーキングの衣類に身を固めた人たちが、早々と準備運動を始めていました。参加者は若い人からシニアまで約20人前後いました。見ると、みな収穫祭目当ての参加者とは考えにくい服装をしています。帽子にウィンドブレーカーに、スパッツ、ウォーキングシューズ、そして「my トレッキングポール」を持った人まで。やばい。これ、本格的なウォーキングだ。平地を歩くだけだと思ってた…。

●初のトレッキングポール

ノルディックウォーキングは、トレッキングポールの力を利用して歩くウォーキングです。トレッキングポールが、前に進む力を補助してくれるので運動効果が高まり、歩きやすくなります。トレッキングポールを持っていない筆者は、主催者から1組350円で借りることにしました。意外と軽くて持ちやすいんだなという印象でした。歩くのに邪魔になるかと思っていたのに。

●どこへ連れて行くの?

集合場所から歩いて出発するものと思いきや、バスが到着しました。何か嫌な予感。バスで集合場所から離れた山里へ連れて行かれました。土地勘の無い筆者は、一人で集合場所に戻れそうにありません。収穫祭どころではなくなってきました(汗)。予感的中。バスを降りたら早速「登り坂」でした。

トレッキングポールの使い方

引用:Amazon
ありがたいのは、ノルディックウォーキングのインストラクターが付いてくださったことです。丁寧にポールの使い方を教えていただきました。高さを調節し、ストラップを手首に通し、グリップを握ります。歩き始めは、グリップを握らず、力を抜いてポールを引きずるように指示されました。しばらく引きずって歩き、位置を覚えたらグリップを握ります。後は、力を入れず、ポールで前に押し進むように歩きます。お?意外と楽かも♪

●使用したポールはブランド物

ウォーキングは知らなくとも物だけは分かりました。当日お借りしたのは「レキ(LEKI)」のトレッキングポールでした。最近では登山やハイキングを楽しむ人が増えて、トレッキングポールも多くのアウトドアブランドから販売されています。LEKIのポールは割と有名なブランドなので、筆者も名前くらいは知っていました。

LEKI(レキ) 登山 トレッキング ポール SPD2サーモライト
LEKI(レキ) 登山 トレッキング ポール SPD2サーモライト
サイズ:67~135cm
重量:約478g(組)
直径:16/14/12mmアルミ
いらないアウトドア用品を売るならマウンテンシティ!

いきなりは無理

おデブで、普段運動もしない筆者はポールの力を借りても、長い坂道は息が上がり、途中で歩けなくなりました。他の参加者はサクサクと歩いて先を進みます。聞けば、何度か参加しているメンバーも多いとか。最近はウォーキングを楽しむ人も増えていると聞いていたけど本当なんだと感心しました。しかし、普段から歩いている人と同じように歩くのは無理でした。結果、ルートをショートカットして、皆さんと合流しました。無理は禁物です。

●下り坂の後は

下り道の方が、足に負担が掛かり易いので難しいと聞いていましたが、筆者は坂道を登ることに比べたらはるかに楽でした♪ 秋の風が心地よく、ウォーキングって素敵♡などとルンルン気分で楽しんでいたのです。ところが、事態は一変します。集合場所は小高い坂の上なんです。下ったら登らなければなりません。出来る限り、歩きました。本当に出来る限り。で、最終的にはギブアップして、親切な主催者様にゴールまで車で送っていただきました。

歩いた後のお楽しみ

引用:しみずの湯

今回のノルディックウォーキングは、岐阜県下呂市萩原町の南ひだ健康増進センターと、温泉施設の協力により行われたイベントでした。何度か参加している方は、ウォーキングが終わった後、温泉で汗を流し、食事をして帰られるとのことでした。筆者も温泉に興味はあったのですが、ルートをショートカットしたあげく、最終的に車で送ってもらって、温泉と食事はしっかりと♪なんてムシの良い話はどうなんだと自問自答し、温泉は次回に持ち越し、収穫祭に一目散で向かいました。この温泉には温水プールもあるので、プールでウォーキングして基礎体力を付けるのもいいなと思いました。

☆お世話になった「しみずの湯」
https://www.shimizunoyu.com/

●他にも面白そうなイベントが

しみずの湯のレストランでは、1日20食限定で、タニタ食堂監修のメニューが食べられるそうです。HPを見てみると、健康増進に繋がるイベントや情報が沢山ありました。バイキングメニューも、卯の花や、ツルムラサキのお浸しなどのヘルシーメニューが美味しそうです。日帰り温泉もプールもあるし、また行ってみようと思いました。

南ひだ健康増進センターにも「野草を食べよう」「食べながら学べる薬膳講座」「キャンプ縄文」など、面白そうなイベントがありました。運動のきっかけが食事でもいいじゃないですか♪

☆南ひだ健康増進センター

●主催者からのメッセージ

後に、主催者様からノルディックウォーキングについて書かれている文章をいただきました。どうやら「総合体力研究所」が参考になるようでしたので、HPのURLを記載しておきますね。興味のある方は是非参考になさってください。

☆総合体力研究所

懲りずにまた…

トレッキングポールは良かったな、買おうかなと考えている内に、さらなるイベント情報が舞い込んで来ました。今度は参加すると「苗木」や「花の種」などが貰えるとのこと。ポールを買う間もなく、参加することにしました。秋はスポーツの秋ということもあり、運動系のイベントが結構あるんですね。

●前よりキツい!

苗木は先着100名と記載されていたので、開始直後の朝7時過ぎに張り切って行きました。こちらも始めから長い坂道でした。ルートは遊歩道になっているのですが、途中からはアスファルトではなく、山道で、朝露に濡れた落ち葉で滑りやすくなっていました。今回はポールの手助けもなく、延々と登り坂でしたので、早々にギブアップしたかったのですが、苗木を貰うためには「スタンプカード」に決められた数のスタンプを集めなければなりません。途中で枝を拾ってポール代わりにならないか試してみたのですが、やはりポールは早々に購入すべきでした。

靴の話

引用:pixabay
実は、ウォーキングに参加することを決めてから、足底筋膜炎のことを整形外科に相談しに行きました。そこで分かったのは「適切な靴選び」の大切さです。筆者はずっと靴を購入するときは23.5cmのサイズを購入していました。ところが、技師に測ってもらったところ、そのサイズでは大きすぎると言われたのです。何十年もそのサイズの靴を履いていたので驚きでした。22.5cmでも良いとさえ言われたのです。

●正しい靴の履き方

その代わり、幅は3E以上の物が良いと薦められました。そして靴紐は、しっかりと足をホールドするため、毎回緩めて、縛り上げるのが正しい履き方だそうです。日本人は靴を脱いだり履いたりすることが多いので、履きやすくするため紐を緩めにしている人が多いけれど、それは間違った履き方とのこと。靴は足にピッタリと密着していなければ効果が発揮できないんです。大人になって、初めて靴の正しい履き方を学ぶ機会を得ました。できれば小学校の内に教えて欲しいですね。

アイテムを使って楽しいウォーキングを

筆者のようにウォーキングが苦手な人でも、自分に合った靴を選び、正しい靴の履き方を学び、トレッキングポールを利用することで、随分と歩くことが楽になります。筆者は基礎体力すら無い状態で、いきなり参加したのでギブアップしましたが、それでも収穫祭の食事と苗木はゲットしました♡

ウォーキングは「やる気」にならないと、なかなか始められないものですが、アイテムを揃えるなど、形から入るのも効果的だと思いました。皆さんも、ぜひ健康のため、ウォーキングを始めてみませんか?

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。