ふるさと兵庫100山のひとつ「東山」|冬はスノーシューハイクで人気

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2018.02.28

引用:pixabay
兵庫県宍粟(しそう)市のほぼ中央に位地する東山は、2008年に兵庫県山岳連盟が選定したふるさと兵庫100山のひとつに数えられています。その10年前、1998年にふるさと兵庫50山が選定された際には番外編8山のひとつとして加えられていました。姫路から車で1時間半というアクセスの良さもあり、近年ではスノーシューハイクを楽しみに冬季に訪れる人も多くなっています。

雪山ハイクが楽しめるスポットとして人気


東山は、1月〜2月を中心にスノーシューハイクを楽しめるスポットとして人気上昇中です。山から見て西側に位置するフォレストステーション波賀をスタートし、南側を通る東山登山コースを経て東山山頂に至り、北側の尾根道を辿ってフォレストステーション波賀に戻るルートが一般的です。ところどころに東屋やベンチがあるので、無理をせず一息いれながら進みましょう。

スノーシューを装着してふかふかの雪の感触を味わいながら歩くのは、冬ならではの体験です。野うさぎなどの野生動物の足跡を探してみるのも楽しいですね。山頂からの360°の眺望は、晴天の日ならとりわけ素晴らしく、兵庫・宍粟の山々を一望できます。ときには瀬戸内海の小豆島まで見えることもあるのだとか。

案内標識などは比較的しっかりと整備されていますが、地図やコンパスは必ず用意していきましょう。霧が出ると非常に視界が悪くなり、ルートを歩き慣れているガイドの方でも迷うほどになります。反対に、晴れた時には日差しが雪に反射して眩しくなります。サングラスなどで目を保護しましょう。頭部を保温するニットキャップも必須です。

また、フォレストステーションまでの道中が積雪することはあまり多くないようですが、凍っているケースもあるのでタイヤは冬用のものが必要です。さらに、可能であれば4WD車だとベストです。

無雪期には快適に尾根歩きが楽しめる

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東山の登山道は、一部に木製チップが敷き詰められるなど非常に快適に整備されています。春や秋にはファミリーでも安心して1000m級の尾根歩きが楽しめます。登山道では渓流の音が爽やかで、木々がほどよく日差しを遮り気持ちよく歩けます。サワガニなどの生物や季節の花々を愛でながら、初心者でも安心して楽しむことができそうです。

帰りは天然温泉でリラックス

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東山登山の際よく利用されるフォレストステーション波賀には、高濃度の天然ラドン温泉のある東山温泉メイプルプラザがあります。露天風呂や大浴場でゆっくりと疲れを癒やしましょう。打たせ湯やジェット風呂・泡風呂・サウナもある充実した施設です。レストランもメニューが豊富で、冬には鍋料理も楽しめます。スノーシューハイクのあとにはぜひ温泉と鍋で温まりたいですね。

こちらには宿泊施設やコテージ・オートキャンプ場もあるので、泊りがけで出かける方にも便利です。

また、東山の水は極めて良質な冷鉱泉でもあります。コイン給水設備があるので、炊飯や水割り、お茶などに使ってみてはいかがでしょうか。また、喫茶「名水」で東山名水を使った本格コーヒーを楽しむのもおすすめです。

フォレストステーション波賀
http://www.foreststation-haga.jp/

全国各地にある「東山」

この記事で紹介した宍粟市の東山のほかにも、岩手県と秋田県の県境にある東山(とうざん)、鳥取県の東山(とうせん)など全国各地に数多くの「東山」があります。ちなみに宍粟市の東山は「ひがしやま」と読みます。東山といえば京都の東山を思い浮かべる人も多いと思いますが、こちらにも京都一周トレイルの東山コースが設定されています。いろいろな「東山」を訪れ、比べてみるのも面白いかもしれませんね。

★★兵庫県の登山スポットはこちらの記事を参考に★★

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。