登山家だけじゃなく、今から山を好きになる人にお勧めの【山映画】

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2016.12.18

山登りを好む人は、勿論アウトドア好きが多いと思います。しかし、たまには家の中でまったり映画でも見たい時ありませんか?今日はそんなインドアデイを満喫できる映画を少し紹介したいと思います。家に居るのに素晴らしい風景や、感動に出会える作品を選んだつもりです。今回は洋画限定ピックアップしたので、洋画好きな人には特にお勧めです!

女性の力強さと、忍耐力が詰まったストーリー

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まずは過酷な旅を成功させて実在した女性の物語。歩くことを目的としたトレイルを題材にした洋画です。アメリカ北西部の砂漠や森を、南から北へ延々と歩き続けることに挑む、パシフィック・クレスト・トレイル(RCT)の踏破に成功した女性、シェリル・スレイドが記した自叙伝『Wild』を原作に製作された『わたしと会うまでの1600キロ』。女性一人で大きなザック一つ抱え、難関な旅に挑む姿は、非常に美しく映り、映像として観る者を虜にする魅力があります。男女差別をする訳ではありませんが、女性の一人旅は余計にかっこ良く見えますね。ストーリーの序盤は、なぜ彼女が旅に出たか分からず進みますが、過去の回想シーンを挟みながら、彼女の苦悩と後悔が徐々に分かっていくのですが、その中で様々な衝撃的なシーンがあります。トレイル中の綺麗な自然の描写と、メッセージ性の強い内容になっていて洋画としてもお勧めの一本です。トレイルとは登山と違い、登頂することが目的ではなく、山など自然を歩きながら、その行程に意味を求める物ですが、この映画のメインテーマをトレイルにした事が上手く活かされていると思います。また、女性が背負っている鮮やかなエメラルドグリーンのザックに憧れて僕自身、同じような色のザックを探し、購入してしまいました(笑) ちなみにその主演のリーズ・ウィザースプーンはオスカーも取った事のある名女優です。

雪山の恐ろしさと、家族の愛を描いた山岳映画

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次は山岳映画の定番である、遭難した大事な人を助けに行くという山岳アクション映画『バーティカル・リミット』の紹介です。この映画は冒頭部分の家族で崖を登るシーンを観て、山の恐ろしさをまざまざと見せつけられます。このシーン、序盤中の序盤にも関わらず、見る人を一気に登山の世界に引きずり込む、非常に秀逸な演出だと思っています。ストーリーは父、兄、妹の3人でロッククライミングをしていると、転落事故に合い子供を庇って父親が死んでしまいます。それから数年が経ち、アラコルム山脈で再開する2人。妹のアーニーはK2登頂チームのガイドとして、頂上を目指しますが、雪崩に巻き込まれクレパスの中に閉じこめられてしまいます。妹の危機を知った兄、ピーターは仲間を募り、救出に向かうのですが、数々の障害や問題にぶち当たり、正に命がけの救出劇となります。山の雄大さや厳しさを存分に表現した映画で、舞台がエベレストと双璧を成す、最高難易度のK2と言うのも登山好きには堪らない条件が揃っています。救出にニトロを利用するなど、少し現実離れした設定やシーンはありますが、その辺も逆に映画の醍醐味として楽しんで見てみて下さい。

登山家が夢見るエベレスト、その現実を実写化した作品

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最近の登山映画と言えば『エベレスト 3D』が有名かと思います。1996年にエベレストで実際に起きた、大量遭難事故の映画化した作品で描写が常にリアルに描かれています。あまりにもリアル過ぎて、淡々と登山者が死んでしまう程です。内容はエベレスト登山ツアーに参加したベテラン登山家が登頂に挑戦する話。ついに頂上アタックの日がやってくるのだが、体調不良や極度の悪天候によりスケジュールが大幅に変わってしまいます。人が生存出来ないという≪デスゾーン≫でばらばらになってしまう登山達。映像の美しさ、生への描写が凄く生々しくエベレストの良いところ、悪いところが同時に伝わる洋画だと思います。私はまだ海外の山に登った事など一度もないのですが、なぜ人はあんな危険な目に合い、命を落とす可能性も十分にあるチャレンジをするのか、全く理解出来ず、その分その気持ちを知りたくなりエベレストに興味を持たせる不思議な映画です。鑑賞したのがブルーレイだったので、3Dの臨場感は経験出来なかったのが、非常に後悔させられました。

山の過酷さは、登山者以外にも降りかかる

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最後に紹介するのは『生きてこそ』と言うタイトルの洋画です。今までは登山の映画をお勧めしましたが、この映画は山に行く気などさらさら無かった人たちが主役なのです。ウルグアイのラグビーチームが、遠征する際に飛行機事故に合い、アンデスの雪山に墜落してしまいます。そこから生還するまで72日間の過酷な日々を撮った実話を元にした作品になります。墜落から数日で食料も底を突き、飢えに苦しみます。限界を感じ生きるために死んだ人肉を食べることを提言する者が現れるのですが、中には禁忌を犯すことを許せない人もいて対立などが始まってしまいます。タイトル通りの内容ですが、観た人の心に訴えかけくる物が鋭く、トラウマにもなりえる映画です。日本にいると宗教的な面では、少し鈍感になりがちですが、本当に命の危機に陥った時、取るべき選択、優先順位とは何かを考えさせられます。

現実とはまた違った魅力のある【山映画】

紹介した4つの映画以外にも、お勧めできる山の要素を取り入れてた映画は洋画、邦画問わず沢山あります。現実と違い、突飛な設定や出来すぎたドラマもありますが、そこは映画と割り切り、存分に楽しんでみて下さい。

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。