ヘルメットのまとめ一覧

ヘルメットについて

登山用ヘルメットは落石や滑落、転倒などによる不意の事故から頭部を守るために、登山必須の装備です。特に国内であれば、北アルプスや中央アルプス、八ヶ岳連峰、南アルプス、御嶽山、戸隠連峰での遭難事故をはじめ、その3割り近くが頭部を負傷、さらにそのうちの3割り近くが死亡に至るというリアルな数字も出ています。 山は天候が変わりやすく、急に突風が吹いたり、先を行く登山者が踏み外した石が落ちてきたりと、何が起こるか分かりません。実際、近隣の山であっても、登山時にヘルメット着用の人とすれ違うことはよくあります。自分の身を守るためにも、謙虚にヘルメットを装備しておくことに、越したことはないのです。 とはいえ、普段からヘルメットの着用に慣れていない人には、頭部への重量や首周りの安全装置が気になったりと、逆に大きな荷物になってしまう可能性も否定はできません。通気性や安全規格(ヨーロッパ規格・国際山岳連盟規格)をクリアしているどうかはもちろんのこと、頭へのフィットや雨天時にかぶるジャケットフードとの相性など、ヘルメットを選ぶ時にはあらかじめ実際に装着してみて、選ぶことが重要です。 登山用ヘルメットには外側のみのハードシェルタイプと、内部にクッションが取り付けられたインモールドタイプがあります。フィット感が良いのはもちろんインモールドタイプの方ですが、どちらもヘルメットをかぶる前にスポーツ用バンダナや、ヘルメット用インナーキャップをつけることで、汗を自然に吸収してくれ、フィット感も増すのでおすすめです。 引用:https://pixabay.com/photo-60080/