登山を便利に おすすめウエストポーチをセレクト
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ウエストポーチは、若い人を中心に、「ダサい」と敬遠される傾向があります。年配者や旅行客にユーザーが多い事が「ダサい」イメージになったのかもしれません。しかし、機能性だけを見れば、登山者には見逃せないものでもあり、ダサくなく使用できれば便利な道具でもあります。最近のウエストポーチを便利に「ダサく」なく使用するために、最新のウエストポーチ事情を探っていきましょう。
そもそも、なぜ、ウエストポーチは「ダサい」のか
ウエストポーチは、一番流行ったのは30年ほど前にさかのぼります。その頃は、スポーツブランドのカラフルなナイロンチックなものが流行し、若者を中心に普通に付けていました。その後、洗練されることも無く、デザインそのままにホームセンターで売られる商品になっていき、昔の若者がそのまま年配者になり、今に至った感があります。ですので、今の若者から見れば、ウエストポーチ=年配者の持ち物=ダサいとなったのかもしれません。
どうすれば、ウエストポーチがダサくなくなるのか
まず、付け方が大きなポイントです。従来のように、体の正面のしかもハイウェストに取り付けるとどうしようもなくオジサン臭くなってしまいますので、ローウェストで正面ではなく、サイドまたはヒップに持っていけば、かなりおしゃれ感が出てきます。チョークバッグのような付け方で付けてみるのもいいでしょうね。
ただ、どんなに付け方を工夫しても、デザイン自体がダサかったらどうしようもありませんが、海外メーカーのウエストポーチは、デザイン性が優れているものが多い傾向があります。流行り廃りがあまり無い海外では、老若男女問わず機能重視で使用しているため、年毎に洗練されていき、優れたデザインと機能性のウエストポーチになっていったのでしょう。つまり、そのようなメーカーのデザインのものを選ぶようにする事で、ダサさ感が少なくなっていきます。
ザックにも取り付けられるオスプレー グラブバッグ
このバッグの特徴は、
・ザックに取り付けられる。
・ベルトが簡単に伸縮するので、ウエスト以外にもショルダーバッグとしても使用可能。
・開け閉めのファスナーのタブがループ状で大きく、グローブをしていても開閉が容易。
という事が挙げられます。
殆どのザックに取り付けられるので、ザックのサブバッグとしての使用も可能で、ザックを背負ったまま、財布やチケットなどを出し入れができ、バックパックでの旅行などに最適です。また、簡単に外す事ができるため、ザックを置いた後、身に着ける事ができ、ちょっとした買い物や飛行機への持ち込みバッグとしても便利に使う事が出来ます。小屋泊まりでのポーチとしても非常に使い勝手がよく、ウエスト固定に限らず、材質はUL仕様で薄く、しっかりした形では無いので、ヒップに付けて、チョークバッグ感覚での使用や、ベルトを伸ばして、ボディーバッグとしての使用ができるので、「ダサさ」感があまりありません。
機能性とデザインの両立 ノースフェイス スウィープ
登山だけでなく、街でも旅行でも役立つ軽量ウエストポーチです。バッグの容量が大きく、色々なものを入れてしまいそうですが、ベルトが太いため、少々重量があるものを入れても、体への食い込みが少ないところが特徴です。色や柄も豊富に揃っており、自分のスタイルに合わせてコーデできるところ魅力です。ボディーバッグとして、ヒップバッグとしても持ちたいですね。本体上部にジッパーポケット、フロントからアクセスするメインコンパートメント、ベルト左側にメッシュポケットと3つの収納箇所があるため、それぞれ使い分けして使用できます。背面はパッド入りのエアメッシュになっているため、蒸れ感が少なく、固いものを入れても体への当たりがあまりありません。
定番でも色褪せないデザイン グレゴリー クラシック
昔から変わらない、特徴的な楕円形のボディに、フロントにはファスナーポケットが付いた至ってシンプルな作りです。サイズ的には、必需品を持ち歩きやすい丁度良い大きさで、主張しすぎないデザインになっており、非常に多くのカラーバリエーションが特徴で、欲しい色が必ず見つかるはずです。上部とフロントからの二つの収納箇所を揃えており、機能的には十分です。派手さが無い分、年齢性別問わず、親子や兄弟と共用したり、ユニセックスで使用できそうですね。メッシュ素材の背面なので、蒸れることなく快適です。
見直してみましょう ウエストポーチ
いかがでしょうか?登山で荷物を持つのがザックだけでは、非常に不便なだけに、ウエストポーチの機能性は捨て難いものです。ダサいという先入観だけで今まで使用していなかった方も、これを機に見直してみてもいいのでは?登山で不便に思っていたことが一気に解消されるかもしれませんよ。でも、付け方、デザインをまちがえないようにして、決して「ダサく」ならないように注意しましょうね。
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。