みんなでテント泊!!4人用登山用テントの選び方
お子さんが大きくなって、ファミリーで登山し、テント泊したい人、たくさんいますよね。大きなテントにみんなで寝る事もできますが、仲間とのグループ登山で、個人用のテントとは別に、みんなで集まるテントとしての利用も可能なのが、4人用テント。でも、どんなテントを選べばいいかわからない方も多いと思います。そんな、迷っている人たちに、今、注目の4人用テントをご紹介します。
安心のモンベル 軽量が売り ステラリッジ テント4
まず、言わずと知れたモンベルのテントからです。ステラリッジシリーズは、長年に渡り、多くの登山家やアウトドア愛好家から支持され続けているシリーズで、雨や、降雪時など、さまざまな環境下でも素早い設営が可能なのが特徴です。雪山用にスノーフライがオプションとして販売されているので、オールシーズン対応可能。なお、フライシートは付属ではないので、別途購入する必要が有ります。
昔から愛用登山者が多く、100泊以上しても使用しているような人が多いことでもわかるように、丈夫さに定評があります。
もっと居住性を、モンベル ムーンライト5型
モンベルのテントの中で、古くから殆ど形が変わらない定番モデルで、その名の通り月明かりの中でも素早く設営できる、わかりやすい、インナーテント吊り下げ構造が特徴です。雨の多い日本の気候に最適な優れた防水性・通気性を誇り、軽量ながら広々とした居住空間を確保しています。 重量は、ステラリッジに比較すると倍以上にはなりますが、サイズがかなり大きくなり、しかも、サイドウォールが立っているので、断然快適です。これを中心に置き、周りに個人テントを配置すれば、グループ登山での集合場所や荷物置き場として活躍します。 このテントは、高さがあり、サイドウォールが立っているので、見た目では、強風に大丈夫なのか、ちょっと不安になりますが、地面に立つフレームの数が多く、直接地面に固定できるので、山岳の強風の中でも、非常に強く安心です。さすがはモンベルの定番テントですね。
創業40年の日本の匠 アライテント エアライズ3
日本の職人の技が光るアライテント。アライテントの山岳テントと言えばエアライズが有名です。3シーズンをベースにして、豊富なオプションを利用することで、4シーズンあらゆる状況の下で快適に過ごすことができるように設計されたコンパクトでシステマチックなテントです。冬季の保温および耐風性能アップのための専用ウィンターカバーや、大きな前室を確保できるエアライズ用DXフライ、変わったところでは、カヤライズという暑い季節や海辺で使うメッシュインナーもオプションとして販売されているので、用途に合わせて組み合わせる事で、快適に過ごす事ができます。 このエアライズの特徴は設営時にあります。ポールをインナーテントのスリーブに差し込むのはモンベルのステラリッジと同じですが、差し込んだ先の末端がふさがれているため、そのまま強く差し込めばテントが立つため設営が容易です。モンベルの場合、差し込んだ先を止める必要があるためその手間が有ります。その反面、ポールを差し込む方向が一定方のため、設営場所を考える必要がありますが、設営の容易さは、悪天候や、疲労などが予想される登山では非常に大きなポイントになります。
最近注目のオクトス アルパインテント4人用
登山・アウトドア用品の企画・製造・輸入 帆布製品(バッグ)の企画・製造を行っている日本のメーカーです。製造は韓国で行っているようで、このアルパインテントも原産国韓国となっています。ですので、日本メーカーよりリーズナブルで、モンベルやアライテントの同等製品とは1.5万円ほど安く購入できます。しかし、製品の質は、劣っているような事は無く、むしろ、アイデア部分では、凌いでいるところがいくつかあります。その一つが、フライシート前室が台形である事。これにより、前室の空間が大きくなるため、出入りが楽になり靴などの置き場としても重宝します。前室は、降雨時に調理を行う事もあるので、広い事は非常に助かります。
あまり知られていないメーカーであり、店舗販売を行っていないのですが、使用者のレビューもおおむね良好で、「作りも丁寧で、縫目もしっかりしており、なにより値段が素晴らしい。」「安かろう悪かろうでは無い」「有名メーカーではないので、デザインと色は個性的なため、込み合ったテン場で間違えない」など好評なのですが、丈夫な分、少々重い事が難点とのレビューもあります。
いかがでしょうか?どのテントにするか決まりましたか?4人用テントの用途として多くの方はファミリー登山での利用が多いようです。また、ペット連れでの登山に利用という方もいるようですね。山岳テントを謳っているからには、そんなに大きな違いはありませんが、価格やスペックが多少違いますので、メーカサイトなどで、ご自分で確認するようにしてください。
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。