山の天気を知ろう!ビギナー向け遭難しないための山歩きの初歩

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2017.04.11

引用:pixabay.com
山の天気は変わりやすいと言われますが、本当に山の天気はよく変わります。麓が晴れていても登ると雷雨だったり、晴れていたと思っているとあっという間に霧に覆われてしまったりと、登山ビギナーを道に迷わせる罠がたくさんあると言っていいでしょう。 そこで、今回は山の天気が変わりやすいのはなぜか、天候の変化による恐怖など、登山ビギナーむけの山の天気の基礎知識をご紹介します。

山の天気が変わりやすいのはなぜか?

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山の複雑な地形が雲を生む!

いくつもの山が連なって複雑な地形になっていると、高地であるために気温が低いことと、高低差が激しいために上昇気流と下降気流が発生しやすいことで、空気中に含まれる水蒸気の量によっては、雲が発生したり霧散したりを繰り返します。このため、山では天気が変わりやすいのです。

天気が変わりやすいのは昼すぎ!

天気が変わりやすいのは、気温が上がる昼すぎです。このため、山では朝は晴れていても、昼すぎには土砂降りになったりすることがよくありますので、空模様が怪しくなったなら、レインウェアを着るなどの早めの対応が必要です。

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知っておこう!高度と気温の関係

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標高1メートルで、マイナス0.6度の気温変化!

標高が1メートル上がると、気温は0.6度下がります。例えば、標高0メートルの自宅から、2,000メートルの山に登ると、山頂では12度も気温が低いということになります。この気温差は、夏山だからといって薄着をして山に行き、雨にでも遭遇すると悪くすれば命を落とすこと気温差ですので、必ずアウターを用意して行きましょう。

風速1メートルで、マイナス1.0度の体感温度変化!

風速が1メートル上がると、体感温度は1.0度下がります。山は風が吹きやすく、平地よりもさらに風が強くなりますので、登山をするときには必ず雨風をしのげるアウターが必要です。

ザノースフェイス ポンチョ アクセスポンチョ
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突如発生する天気の変化の恐怖とは?

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山の天気で警戒しなければいけないのは、雷、霧、紫外線です。それらの恐怖すら感じる天気について解説します。

恐怖1:命の危険すらある雷

雷は命の危険さえある危険な事象です。雷が接近しているときは、早急に安全な場所に避難しましょう。山での雷は夏から秋の午後に発生しやすくなります。雷は2、3日連続して発生することが多く、前日に発生している場合はその日の午後にも雷があるとみて、早めに行動を開始し、早めに目的地に着くようにしましょう。

恐怖2:視界を奪う霧

山での霧は突然発生し、あっという間に登山者の視界を奪います。霧が発生したなら、登山道から外れてしまわないように十分に注意し、場合によっては引き返すことも考えてください。

恐怖3:強烈な紫外線

山は普段の生活の場よりも、日差しが強く紫外線に溢れています。日焼けぐらいと思っていても、日焼けは体力を奪いますし、紫外線は肌や目にダメージを与えますので、帽子をかぶり、さらにアウターなどで肌を露出しないようにして、目はサングラスでしっかり守りましょう。

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雲を読め!雲を見て山の天候を予測

70_3_01_20170225引用:pixabay.com
山の天気は著しく変化し、その変化の前兆が雲の様子です。変化の前兆を見逃し、天候の判断を誤ると、遭難などの命に関わる事態にもなりかねません。雲の様子には十分に注意を払いましょう。 空気に透明感がなかったり、遠くの山が白っぽく見えたりするときは、大気中に水分が多く含まれているので、雲が発生しやすい状況だと言えます。また、放射状の雲が西や南のほうから広がっているときも、天気が崩れる前兆ですので、行動計画を変更するなどして、早めに対処をしてください。

天気予報を活用して安全な登山をしよう

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日本は4方を海に囲まれ、狭い土地に山並みが密集しているため、天気の予測が難しい国ですが、最近の天気予報では3時間ごとの予報が出るほど正確になりました。この正確な天気予報を活用して、できるだけ安全な登山をしましょう。 山に行く前には、必ず天気予報で山のある地方の天気をチェックしてください。また、アメダスの雲の予想図なども、山の天気を知る有効な手助けになります。 インターネットからは、気象庁が発表する天気予報を随時閲覧することができますので、当日の朝は必ず予報をチェックし、天候が悪くなると予想できる場合は、いくら楽しみにしていた登山でも中止する勇気が必要です。

ビギナー向けの山の天気のまとめ

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山の天気は非常に変わりやすく、正確な予測は難しい部分があります。しかし、天候が崩れる前兆がある場合もありますので、前兆を見逃さず、場合によっては山頂を目指すことを諦めることも視野に入れ、可能な限りの安全策を講じてください。

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。