キャンプYouTuber尾上祐一郎が自信を持ってオススメ!ソロキャンプに最適なテント5選
目次
今、空前のキャンプブームです。その中でも人気が出てきたのがソロキャンプ、普段仕事で時間に追われ疲弊した心を癒す趣味として中高年を中心にソロキャンパーが増えてきています。
「時間を気にせず誰にも気兼ねせず、好きな時間に好きな量だけ食事をし、好きな時間に寝る…」
ただそれだけなのですが、このお一人様の時間がとても至福なのです。
そのソロキャンプですが大型テントを主に使うファミリーキャンプと違い、テントは小ぶりなものを使用します。
今回はソロキャンプに最適なテントのメリット、デメリットや性能や特徴など紹介していきます。
mont-bell ムーンライトⅠ型
登山用のテントやギアを世に送り出しているモンベルですが、このムーンライトは長い歴史を持つテントです。実はムーンライトのネーミングは月明かりの中でも容易に設営が出来ることから名付けられています。
このテントのメリットはやはり軽量コンパクトな点、バックパック、原付、自転車でも携行が可能!設営も簡単でテントの骨組みであるポールがひとつにまとまっているため迷うことなく設営できます。
また本体の背が低いので、風の抵抗も受けにくく、悪天候でも安心して使用できます。
しかしⅠ型は、1人での寝泊まりでも窮屈に感じるほどインナーが狭いです。ですので「寝室に余裕ほしい」という方は、Ⅱ型がオススメです。
Ⅱ型はテントが大きくなる分、収納サイズが大きくなってしまうことに注意。
メリット
- 軽量コンパクト
- 設営が容易
- 雨風に強い
デメリット
- 1人使用でも狭い
収納サイズ:40mm×15mm
重量:2.3㎏
QUECHUA (ケシュア) ポップアップテント 2 SECONDS XL FRESH&BLACK – 2人用
ケシュアといえばポップアップテントといわれるほど有名。次に紹介するのは2 SECONDS XL FRESH&BLACKです。なんとその名の通り2秒で設営出来るとんでもないテントなんです!
ただ早く設営できるだけではありません。FRESH&BLACKというシステムの最大の特徴は、遮光性がずば抜けて優れていること。
例えば朝になると太陽が登り日差しが出てテント内の気温が上昇、テント内の暑さで目覚めることはキャンパーなら一度は経験したことがあるのではないでしょうか…
このFRESH&BLACKシステムは、このテント内の気温上昇を抑えることが出来る仕組みになっています。
そのためかテントの中はフルクローズすると真っ暗になってしまいます。使い始めこそ違和感があるかもしれませんが、慣れると逆にそれが居心地よく感じてきますよ(笑)
また前室もあり、荷物を置くことが出来るので寝室を広々と使うことができます。
ケシュアは耐水圧に関しても自信があり、独自の施設で耐水圧実験を行っていて雨でも安心して快適にテント内で過ごすことができます。
ただこのテントの撤収方法は特殊で、慣れないと円形状に畳むことができなくななります。ですので事前にYouTube動画などでの予習をしておくと安心でしょう。
雨には強いテントですが、突風に弱くテントが変形する可能性がありますので台風など悪天候での使用は控えた方が良さそう。
ベンチレーターが多く夏は非常に涼しく快適なのですが、逆を言えば冬に使用すると寒くて凍えてしまいます…原因はベンチレーターを閉じることができないため。
そのためこちらのテントの使用は3シーズンにとどめておくのが良いでしょう。
ポップアップテントは設営、撤収があっという間です。デメリットももちろんありますが、それを含めて考えても一度ポップアップテントを使ってしまうと他のテントが使えなくなるほど中毒性がありますよ(笑)
メリット
- 短時間で設営が可能
- FRESH&BLACKシステムで遮光性抜群
- しっかりした耐水圧:ウォータープルーフ
- 1時間当たり200 mm/m² (熱帯雨に相当)のシャワーテストおよびフィールドでのテストを実施済みなので雨でも安心
- 前室がある
デメリット
- 折り畳みにコツがいるため慣れないと撤収が大変
- 突風に弱くテントが変形する
- ベンチレーターが閉じられないため寒い季節の使用は不向き
購入は下記のサイトからチェックしてみてくださいね。
QUECHUA (ケシュア) ポップアップテント 2 SECONDS XL FRESH&BLACKをチェックする
スペック
ベッドルーム145×210cm×高さ(最高部):105cm
(前室):170×60
収納サイズ:直径74×9cm/ 51L
重量:4.3kg
ヒルバーグ【HILLEBERG】ソウロ
スウェーデンのメーカーであるヒルバーグは、過酷な環境下での使用を前提としてのテント開発を行っています。その中でもソウロは、ペグダウンなしで完全自立するテントです。ちなみにソウロは北欧スカンジナビア語では島という意味。
ヒルバーグの中でもソウロは1人用の小ぶりなテントになります。
このソウロの特徴は吊り下げ式でフライシート、インナー、フットプリントが一体になっており、あっという間にテントが立ち上がる点です(※フットプリントは別売り)。
一般的なテントはインナーを立ち上げたあとにフライシートを被せての設営になりますので、いかにこのソウロの設営が早いかが分かると思います。
どうしてこのような仕組みにしているのかというと先ほど過酷な環境下での使用を前提として…とご説明しましたが、そのような環境下ではテントを早く設営しないとキャンパーを危険にさらす場合があります。なので、ソウロや他のヒルバーグのテントは設営の簡素化を徹底し開発されたのです。
ポールも3本ありポール、スリーブともに色分けされているので組み立ても簡単。そしてこのテント、フライの裾が地面ぎりぎりまできています。なぜかというと雨や雪、風などの吹き込みを防ぐため。それにより春夏秋冬4シーズン使えるテントとして自信を持ってユーザーに使用してもらうことができます。
前室もあるので荷物や靴を置くことも可能で雨でも道具を濡らさずに済みます。
またフライシートの生地はケルロンという特殊な材質で出来ているので引き裂き強度も非常に強く、経年劣化せずに一生使用できるテントなのです。
一見デメリットはなさそうですが、唯一の欠点は値段で…なんと10万超え(笑)
これを高いとみるか安いとみるかはあなた次第、アウトドア界のフェラーリといわれるテント、ぜひオーナーになってみてはどうでしょうか。
メリット
- 経年劣化せずに一生使える
- 設営が容易
- 前室がある
デメリット
- 値段が高く高価
DOD【ドッペルギャンガー】 ライダーズバイクインテント
DODのライダーズバイクインテント、コンセプトはバイクと一緒に泊まれるテントです。タープ下にバイクを置き、愛車を眺めながらキャンプができます
このライダーズバイクインテント、大きな前室もありとても快適に過ごせます。
このテントのおすすめな点は、ワンタッチテントだというところ。女性の力でも簡単に傘を開くように設営が可能なのです。設営、撤収が容易な部分はケシュアのポップアップテントと同じですが、ポップアップ式テントの撤収には慣れが必要。
こちらは設営のみならず撤収も誰でも簡単に出来ますので夜からのキャンプ、雨キャンプなどで特にありがたみを実感します(笑)
完全に自立するタイプのソロテントで前室付きワンタッチは他にはなく、とてもオススメできる一品です。ただワンタッチテントの欠点として壊れやすい面があります…雑に扱うと間接部分であるハブが折れる可能性もあり、使用する際は注意が必要。
パーツでの販売はしておらず、修理がきかないので壊れると買い換えるしか方法はありません。
ただ筆者自身3年ほど使用してますが、いまだに現役ですので丁寧に扱えば壊れる心配はありません。
ワンタッチで作れる快適な前室をバイカーの方、そうではない方も是非とも体験してほしいです。
メリット
- ワンタッチで設営、撤収が早い
- 前室が広い
- バイクがタープ下に収まる
デメリット
- 雑に扱うと間接(ハブ)が壊れやすい
- 修理ができず壊れると買い換えるしか方法がない
インナーサイズ:(約)W125×D200×H110cm
収納サイズ:(約)直径20×長さ58cm
重量:(約)5.5㎏
ogawa【オガワ】 ステイシーST2
長い歴史を持つアウトドアメーカーであるogawaの顔ともいえるステイシーST2も先ほどのライダーズバイクインテントと同じく広い前室があるテントです。
このステイシーST2はペグダウンなしで前室だけではなく、後室が自立する唯一のテントです。
前室は大人1人が快適に過ごせるスペースがありながらも、寝室は大人2人が寝ることも可能なのでソロキャンプで使用するには十分なスペックを持ち合わせています。
オガワのテントで多いものが設営時にスタンディングテープを使用したものですが、こちらもティエラなどと同じスタンディングテープを使った仕組みでテントを立ち上げます。
ポールも一般的なテントとは形状が違うものもあるので、慣れるまでは組み立てに時間を要するかもしれません…しかし、その分雨風にも強くびくともしませんし、アルミポールを採用しているのでとても丈夫です。
前室、後室があるおかげで2人で使用した場合、寝室で寝ていても別々の出入り口が使えるので非常に便利。
長いテント作りで培ってきたアイデアが凝縮されたテントの作りに驚くばかりです。ソロキャンパーなら所持しておきたいテントのひとつだと思います。
組み立てサイズは下図をご参照ください。
メリット
- 完全に自立する
- 前室が広く後室もある
- 雨風にも強く丈夫
- 大人2人が余裕で寝られる寝室
- 収納サイズがコンパクト
デメリット
- 慣れないと設営に戸惑う
- 少々値段が高い
まとめ
ソロキャンプに最適なテント5選、どうだったでしょうか?
テントは人間と同じで見た目も性格も全く違いますので、相性も大切かもしれません…私はいつもテントに一目惚れをして購入に至ります(笑)
皆様も自分のキャンプスタイルに合ったテントを是非とも見つけて下さい。この記事が少しでもテント選びの参考になれば幸いです。
さぁ!テントを積んでキャンプに行こう♪
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。